夕日が大きく西に傾き、夜が訪れようとするアブダビのヤ
ス・マリーナ・サーキットにて、29日(日)日本時間22時から
今季ラストレースとなる2015年FIA F1世界選手権第19戦
アブダビGP決勝が実施された。
土曜日に実施された予選ではメルセデスのロズベルグが
6連発ポールポジションを決め、チームメイトのハミルトンが
2番手に続いた。フェラーリのライコネンが今季予選ベスト
リザルトである3番手に入っている。その相棒であるベッテ
ルはチームの判断ミスでまさかの16番手で予選Q1敗退を
喫した。
予選19番手のスティーブンス(マノー・マルシャ)は5基目の
コントロールエレクトロニクスの交換で5グリッド降格のペナ
ルティ。また予選Q2でトランスミッションのトラブルでノータ
イムだったグロージャン(ロータス)がギアボックスを交換し
て同じく5グリッド降格。さらにスティーブンスのチームメイト
としてロシアGP以来のレースに臨むメルヒはマシンのセット
アップ変更を行い、ピットレーンからスタートする。
上記のペナルティを適用した結果、15番手から19番手まで
のグリッド順はベッテル、アロンソ(マクラーレン)、エリクソ
ン(ザウバー)、グロージャン、スティーブンスに変わった。
決勝開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度29℃、湿
度55%のドライコンディションだった。サーキットは1周5.554
㎞、決勝レースは55周で争われる。
シグナルが消えてレースがスタートすると、ロズベルグが好
スタートを決めて先頭をキープし、ハミルトン、ライコネン、ぺ
レス(フォース・インディア)に次いで7番手スタートのヒュル
ケンベルグ(同)が5番手にポジションアップした。
後方ではマルドナド(ロータス)とアロンソが接触し、マルド
ナドがストップした一方アロンソはタイヤとノーズを交換して
隊列の一番後ろに合流した。2人のインシデントに関しては
スチュワードによる審議の結果、アロンソにドライブスルー
ペナルティが科された。
1周目が終わった段階で得点圏内を走っていたのは前述
のトップ5に加えてリカルド(レッドブル)、サインツ(トロ・ロッ
ソ)、マッサ(ウィリアムズ)、クビアト(レッドブル)、ボッタス
(ウィリアムズ)だった。
ハミルトンが12周目にタイヤ交換を済ませ、レース中盤の
オーダーはロズベルグを筆頭にハミルトン、ベッテル、ライ
コネン、ペレス、グロージャン、リカルド、ヒュルケンベルグ
マッサ、クビアトという形に。ベッテルとグロージャンはまだ
タイヤ交換を行っていなかった。
アブダビの空が暗くなってくるに従って、ドライバーの行く
手を照らす照明の光が鮮明になっていく。
先頭ではハミルトンが6秒以上あったロズベルグとのギャ
ップを縮め、30周目にはその差が約1.2秒になっていた。
ロズベルグは31周目の終わりに最後のピット作業を行い、
新品のプライムで最終スティントに向かう。32周目にピット
インしたライコネンは右フロントのタイヤ交換に手間取っ
て僚友ベッテルの後ろで合流した後、36周目にベッテルを
パスして3番手に戻った。
4番手ベッテルは40周目に新品のオプションに履き替え、
リカルドの後ろ5番手で合流。42周目にリカルドを料理す
ると、4.3秒ほど前方のペレスを追いかけ始めた。
45周目にベッテルがペレスを仕留めると、今度は12番手
フェルスタッペンとバトンが超接近戦を演じる。フェルスタ
ッペンはこのバトルの中でコース外を走行してアドバンテ
ージを得たとして5秒のタイム加算ペナルティが科された。
55周のレースはロズベルグの優勝で決着した。アブダビ
の夜空に輝く大輪の花火の下、ロズベルグをはじめ複数
のドライバーがドーナツターンを披露し、最終戦の幕切れ
に華を添えた。
ロズベルグと共に最終戦の表彰台に上ったのはハミルト
ンとライコネンで、4位ベッテル以下ペレス、リカルド、ヒュ
ルケンベルグ、マッサ、グロージャン、クビアトがポイント
を獲得。
11位サインツからバトン、ボッタス、エリクソン、ナッサ―
(ザウバー)、フェルスタッペン、アロンソ、スティーブンス
メルヒが完走を果たした。
マクラーレン・ホンダ、来季頑張って欲しいですね!
ス・マリーナ・サーキットにて、29日(日)日本時間22時から
今季ラストレースとなる2015年FIA F1世界選手権第19戦
アブダビGP決勝が実施された。
土曜日に実施された予選ではメルセデスのロズベルグが
6連発ポールポジションを決め、チームメイトのハミルトンが
2番手に続いた。フェラーリのライコネンが今季予選ベスト
リザルトである3番手に入っている。その相棒であるベッテ
ルはチームの判断ミスでまさかの16番手で予選Q1敗退を
喫した。
予選19番手のスティーブンス(マノー・マルシャ)は5基目の
コントロールエレクトロニクスの交換で5グリッド降格のペナ
ルティ。また予選Q2でトランスミッションのトラブルでノータ
イムだったグロージャン(ロータス)がギアボックスを交換し
て同じく5グリッド降格。さらにスティーブンスのチームメイト
としてロシアGP以来のレースに臨むメルヒはマシンのセット
アップ変更を行い、ピットレーンからスタートする。
上記のペナルティを適用した結果、15番手から19番手まで
のグリッド順はベッテル、アロンソ(マクラーレン)、エリクソ
ン(ザウバー)、グロージャン、スティーブンスに変わった。
決勝開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度29℃、湿
度55%のドライコンディションだった。サーキットは1周5.554
㎞、決勝レースは55周で争われる。
シグナルが消えてレースがスタートすると、ロズベルグが好
スタートを決めて先頭をキープし、ハミルトン、ライコネン、ぺ
レス(フォース・インディア)に次いで7番手スタートのヒュル
ケンベルグ(同)が5番手にポジションアップした。
後方ではマルドナド(ロータス)とアロンソが接触し、マルド
ナドがストップした一方アロンソはタイヤとノーズを交換して
隊列の一番後ろに合流した。2人のインシデントに関しては
スチュワードによる審議の結果、アロンソにドライブスルー
ペナルティが科された。
1周目が終わった段階で得点圏内を走っていたのは前述
のトップ5に加えてリカルド(レッドブル)、サインツ(トロ・ロッ
ソ)、マッサ(ウィリアムズ)、クビアト(レッドブル)、ボッタス
(ウィリアムズ)だった。
ハミルトンが12周目にタイヤ交換を済ませ、レース中盤の
オーダーはロズベルグを筆頭にハミルトン、ベッテル、ライ
コネン、ペレス、グロージャン、リカルド、ヒュルケンベルグ
マッサ、クビアトという形に。ベッテルとグロージャンはまだ
タイヤ交換を行っていなかった。
アブダビの空が暗くなってくるに従って、ドライバーの行く
手を照らす照明の光が鮮明になっていく。
先頭ではハミルトンが6秒以上あったロズベルグとのギャ
ップを縮め、30周目にはその差が約1.2秒になっていた。
ロズベルグは31周目の終わりに最後のピット作業を行い、
新品のプライムで最終スティントに向かう。32周目にピット
インしたライコネンは右フロントのタイヤ交換に手間取っ
て僚友ベッテルの後ろで合流した後、36周目にベッテルを
パスして3番手に戻った。
4番手ベッテルは40周目に新品のオプションに履き替え、
リカルドの後ろ5番手で合流。42周目にリカルドを料理す
ると、4.3秒ほど前方のペレスを追いかけ始めた。
45周目にベッテルがペレスを仕留めると、今度は12番手
フェルスタッペンとバトンが超接近戦を演じる。フェルスタ
ッペンはこのバトルの中でコース外を走行してアドバンテ
ージを得たとして5秒のタイム加算ペナルティが科された。
55周のレースはロズベルグの優勝で決着した。アブダビ
の夜空に輝く大輪の花火の下、ロズベルグをはじめ複数
のドライバーがドーナツターンを披露し、最終戦の幕切れ
に華を添えた。
ロズベルグと共に最終戦の表彰台に上ったのはハミルト
ンとライコネンで、4位ベッテル以下ペレス、リカルド、ヒュ
ルケンベルグ、マッサ、グロージャン、クビアトがポイント
を獲得。
11位サインツからバトン、ボッタス、エリクソン、ナッサ―
(ザウバー)、フェルスタッペン、アロンソ、スティーブンス
メルヒが完走を果たした。
マクラーレン・ホンダ、来季頑張って欲しいですね!