12月1日(日)、ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2019年FIA F1世界選手権第21戦アブダビGP決勝レースが開催され、メルセデスのハミルトンが圧巻のポール・トゥ・ウインでシーズンを締めくくった。
予選では6連覇を成し遂げたメルセデスがチャンピオンチームらしい強さを見せつけて1-2を達成。今年のドライバーズ選手権を制したハミルトンが1分34秒779を刻んでポールポジションを手に入れた。ボッタスが2番手に続くも、エンジンペナルティによって決勝レースは最後尾スタートを強いられている。ボッタスに変わってフロントローに並んだのは予選3番手につけたレッドブルのフェルスタッペンだった。
人工照明が灯された全長5.554kmのヤス・マリーナ・サーキットは気温26.4℃、路面温度30.7℃、湿度60.6%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。55周で争われた決勝レースでは、ピレリが持ち込んだC3からC5のドライタイヤのうち、ハードあるいはミディアムのいずれかを使用することが義務付けられた。予選ではメルセデスとレッドブルに加えてフェラーリのルクレールがミディアムタイヤでQ2のベストタイムを記録した一方、ベッテルはソフトタイヤを選んでおり、この戦略がレースにどのような効果をもたらすのか注目が集まっていた。
ハミルトンが好発進を決め、フェルスタッペンとフェラーリコンビがそれに続いてターン1を通過するも、オープニングラップでルクレールに接近を許したフェルスタッペンは2番手の座を明け渡してしまう。さらにベッテルにも一度は追い抜かれたが、ポジションを取り戻して3番手をキープした。
スタート直後、中団グループではレーシング・ポイントの2人とトロ・ロッソのガスリーが交錯しており、ストロールのマシンと接触したガスリーはフロントウイングを失って緊急ピットインを余儀なくされた。ターン1で内側に陣取っていたストロールの右フロントタイヤがアウト側にいたガスリーの左リアタイヤとぶつかり、その衝撃でコントロールを乱したガスリーのトロ・ロッソマシンは少し前にいたセルジオ・ペレスのマシンに接触、そこでフロントウイングが脱落したようだ。3台がからむ一件はスチュワードに報告されたものの、おとがめなしの裁定が下っている。
最後尾スタートのボッタスはオープニングラップで15番手まで上がると、早々にアルファロメオ・レーシングのライコネンを料理して14番手につけ、もう1台のアルファロメオを駆るジョビナッツィ、ペレス、ハースF1のマグヌッセンと次々にオーバーテイクしていき、10周目にはポイント圏内の10番手まで巻き返した。ヤス・マリーナ・サーキットは追い抜きが難しいコースとして知られているが、レース序盤はフィールドのあちこちで攻防戦が繰り広げられている。
入賞圏内を走るドライバーで最初にピットインしたのはスタートタイヤがソフトだったマクラーレンのノリス。ハードタイヤに履き替えて16番手の位置でコース復帰した後、すぐにウィリアムズのクビサをかわして15番手に上がる。ノリスと同じタイミングでジョビナッツィが、2人の数ラップ前にはストロールが最初のピットストップを終えている。
13周目に入ると、フェラーリがルクレールとベッテルのダブルストップを敢行。2人のギャップを考えればタイミングは十分と思われたものの、ベッテルのタイヤ交換に手間取ってしまい、ルクレールが4番手でコース復帰した一方、ベッテルはボッタスの後ろ7番手で第2スティントをスタートさせた。スタートのタイヤセットはコンパウンドが異なったものの、フェラーリ勢は2人ともハードタイヤに履き替えている。
次のラップではレッドブルがアルボンをピットに入れてハードタイヤを履かせる。ピットストップに時間を要したベッテルとの位置関係に視線が注がれたが、アルボンがコースに戻る前にベッテルが先行。2人のギャップはこの時点で2秒弱だった。
ただ、ユーズドのソフトタイヤで第1スティントを長く取っていたヒュルケンベルグ(ルノー)の後方がスタックしており、ボッタス、ベッテル、アルボンの3人がコンマ数秒差で連なる接近戦に発展。ヒュルケンベルグを抜きあぐねるボッタスに対してベッテルが数度にわたって攻撃を仕掛けるも、ボッタスがうまく防御してポジションを渡さない。
ピレリがピットストップウインドーの幅が広いと予想していた通り、先頭を走っていたハミルトンは16周目に自己ベストタイムを更新するなど好ペースを維持していた。ハードタイヤに履き替えた直後のルクレールが0.5秒ほど速いペースでハミルトンのマージンを削りにかかったが、数周後にはハミルトンよりも0.5秒遅いペースに落ち着き、2人のギャップは30秒近くに広がった。
ヒュルケンベルグが19周目にピットインすると、クリアエアを得たボッタスが一気にペースを上げて後続を引き離しにかかる。ベッテルとアルボンの2人も自己ベストを刻みながらボッタスを追いかけていたが、ラップタイムはボッタスの方がコンマ数秒速く、徐々にギャップが広がっていった。
レッドブルが動いたのはハミルトンが26周目に入るタイミングだ。フェルスタッペンをピットに入れてハードタイヤに交換、素早い作業でコースに送り出す。フェルスタッペンはルクレールの4秒ほど後方の3番手についたが、タイヤはルクレールの方が13周古い状態だった。
フェルスタッペンとレッドブルの動きを見てか、次の周回にはハミルトンがピットインしてハードタイヤに交換。ハミルトンはリーダーの位置を維持しており、ルクレール、フェルスタッペンに次いで4番手にボッタスがつけていた。そのボッタスは30周を走って最初で最後のタイヤ交換に向かい、ハードタイヤに履き替えて5番手のアルボンから12.7秒後方の位置で隊列に復帰している。
0.5秒ほど速いペースでルクレールに接近したフェルスタッペンは、周回遅れのトウを生かしてDRSを使うルクレールに対し、ターン11への飛び込みでオーバーテイクを仕掛けた。ホイール・トゥ・ホイールのバトルを制したフェルスタッペンが2番手に上がり、ポジションを取り戻そうと懸命にプッシュしたルクレールだが、フェルスタッペンの防御にあい、さらにタイヤのケアも必要だったことから3番手に落ち着いている。フェルスタッペンは「スロットルマップ」の違和感を訴えており、15秒前を行くハミルトンのペースと比べると約0.5秒遅れていたが、ルクレールよりも0.5秒速いペースだったため、リードは徐々に広がっていった。
ルクレールが2回目のタイヤ交換を実行したのは40周目。フェラーリは今回もベッテルとのダブルストップを採用し、まずはルクレールのタイヤをソフトに変えた後、ベッテルのタイヤはミディアムに交換してコースに送り出している。ルクレールは3番手をキープできたものの、ベッテルはボッタスとアルボンに次ぐ6番手の位置で第3スティントに臨んだ。
新品のソフトタイヤを手に入れたルクレールは残り15周の時点でフェルスタッペンから28秒近く離されていたが、1分40秒台の自己ベストタイムを刻み、フェルスタッペンよりも0.8秒以上速いペースでギャップを縮めていく。とはいえ、残り周回数を考えると1周あたり2秒ほど削らなければならず、フェルスタッペンのペースが急激に落ちない限り逆転は難しそうに思われた。
スタートから終始、ラップリーダーの座を守り続けるハミルトンは45周目に1分40秒フラットのベストタイムをマークし、リードを17秒以上に広げている。フェルスタッペンよりも1秒速いラップタイムで猛追したルクレールはギャップを5秒以上縮めているが、それでもまだ22秒以上の差があり、残り10周を切ってからはルクレールもペースをコントロールしてラップタイムの違いは0.3秒ほどになった。
ドライバーズ選手権のポジションを争うノリスとペレスは周回遅れにされたものの、ポイント圏内で攻防戦を繰り広げ、7番手を走るノリスを1秒前後のギャップでペレスが追いかけた。ブラジルGP終了時点で46点を挙げていたペレスが10位、ノリスが1点差の11位につけており、このままの順位でレースが終わればノリスが逆転して10位に浮上する状況だった。
2人の後方にクビアトが控え、入賞最後のひと枠にはヒュルケンベルグが陣取っていたが、1ストップのヒュルケンベルグの背中にサインツと僚友リカルドが迫り、残り3周の時点でサインツがコンマ数秒差に接近、リカルドがその1秒後方でチャンスをうかがう。
トップ6のバトルでは2ストップしたベッテルがタイヤのアドバンテージを生かしてアルボンを追い抜いて5番手に上がっている。アルボンはすでに40周を走破したハードタイヤでチェッカーを目指しており、ラップタイムはトップ5ドライバーに比べて2秒以上遅かったが、後続とは57秒以上のギャップがあったため、後方からの脅威を感じることはなかった。
1分39秒283のファストストラップを記録したハミルトンがトップチェッカーを受けた頃、相棒のボッタスはルクレールをコンマ数秒差で追いかけており、コントロールラインを通過するまで懸命にプレッシャーをかけたが、最終戦で表彰台を手にすることはできず。ポール・トゥ・ウインを達成したハミルトンに次いでフェルスタッペンが2位でゴールし、3位はルクレールだった。
4位にボッタス、ベッテル、アルボン、7位はペレスが勝ち取ってドライバーズランキングも10位を死守、ノリスが8位、クビアトが9位入賞を果たし、10位にはサインツが入ってポイントを獲得している。
ルノーとのラストレースで入賞を目指したヒュルケンベルグだったが、最終的に36周を走ったミディアムタイヤではライバルの攻撃に太刀打ちできず、チームメイトのリカルドに次ぐ12位でゴールした。
オープニングラップで最後尾に後退したガスリーは1ストップ戦略で巻き返しをはかるも、18位完走にとどまっている。
また、このレースをもってウィリアムズでのレース活動を終了するロバート・クビサはレース中盤にジョビナッツィとターン11でわずかに接触するシーンがあり、多少なりとマシンにダメージがあったと思われるが、最後まで走り切り、19位で完走を果たしてチームに別れを告げることになった。
ホンダPU勢、フェルスタッペンが2位表彰台、6位アルボン、9位クビアトがトップ10入賞、ガスリーは残念ながら1周目のインシデントによって18位完走。
アブダビのナイトレースで2019年シーズンに別れを告げ、2020年シーズンは3月開幕となりますが、来年はフェルスタッペンのチャンピオンを賭けた戦いが楽しみですね!
予選では6連覇を成し遂げたメルセデスがチャンピオンチームらしい強さを見せつけて1-2を達成。今年のドライバーズ選手権を制したハミルトンが1分34秒779を刻んでポールポジションを手に入れた。ボッタスが2番手に続くも、エンジンペナルティによって決勝レースは最後尾スタートを強いられている。ボッタスに変わってフロントローに並んだのは予選3番手につけたレッドブルのフェルスタッペンだった。
人工照明が灯された全長5.554kmのヤス・マリーナ・サーキットは気温26.4℃、路面温度30.7℃、湿度60.6%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。55周で争われた決勝レースでは、ピレリが持ち込んだC3からC5のドライタイヤのうち、ハードあるいはミディアムのいずれかを使用することが義務付けられた。予選ではメルセデスとレッドブルに加えてフェラーリのルクレールがミディアムタイヤでQ2のベストタイムを記録した一方、ベッテルはソフトタイヤを選んでおり、この戦略がレースにどのような効果をもたらすのか注目が集まっていた。
ハミルトンが好発進を決め、フェルスタッペンとフェラーリコンビがそれに続いてターン1を通過するも、オープニングラップでルクレールに接近を許したフェルスタッペンは2番手の座を明け渡してしまう。さらにベッテルにも一度は追い抜かれたが、ポジションを取り戻して3番手をキープした。
スタート直後、中団グループではレーシング・ポイントの2人とトロ・ロッソのガスリーが交錯しており、ストロールのマシンと接触したガスリーはフロントウイングを失って緊急ピットインを余儀なくされた。ターン1で内側に陣取っていたストロールの右フロントタイヤがアウト側にいたガスリーの左リアタイヤとぶつかり、その衝撃でコントロールを乱したガスリーのトロ・ロッソマシンは少し前にいたセルジオ・ペレスのマシンに接触、そこでフロントウイングが脱落したようだ。3台がからむ一件はスチュワードに報告されたものの、おとがめなしの裁定が下っている。
最後尾スタートのボッタスはオープニングラップで15番手まで上がると、早々にアルファロメオ・レーシングのライコネンを料理して14番手につけ、もう1台のアルファロメオを駆るジョビナッツィ、ペレス、ハースF1のマグヌッセンと次々にオーバーテイクしていき、10周目にはポイント圏内の10番手まで巻き返した。ヤス・マリーナ・サーキットは追い抜きが難しいコースとして知られているが、レース序盤はフィールドのあちこちで攻防戦が繰り広げられている。
入賞圏内を走るドライバーで最初にピットインしたのはスタートタイヤがソフトだったマクラーレンのノリス。ハードタイヤに履き替えて16番手の位置でコース復帰した後、すぐにウィリアムズのクビサをかわして15番手に上がる。ノリスと同じタイミングでジョビナッツィが、2人の数ラップ前にはストロールが最初のピットストップを終えている。
13周目に入ると、フェラーリがルクレールとベッテルのダブルストップを敢行。2人のギャップを考えればタイミングは十分と思われたものの、ベッテルのタイヤ交換に手間取ってしまい、ルクレールが4番手でコース復帰した一方、ベッテルはボッタスの後ろ7番手で第2スティントをスタートさせた。スタートのタイヤセットはコンパウンドが異なったものの、フェラーリ勢は2人ともハードタイヤに履き替えている。
次のラップではレッドブルがアルボンをピットに入れてハードタイヤを履かせる。ピットストップに時間を要したベッテルとの位置関係に視線が注がれたが、アルボンがコースに戻る前にベッテルが先行。2人のギャップはこの時点で2秒弱だった。
ただ、ユーズドのソフトタイヤで第1スティントを長く取っていたヒュルケンベルグ(ルノー)の後方がスタックしており、ボッタス、ベッテル、アルボンの3人がコンマ数秒差で連なる接近戦に発展。ヒュルケンベルグを抜きあぐねるボッタスに対してベッテルが数度にわたって攻撃を仕掛けるも、ボッタスがうまく防御してポジションを渡さない。
ピレリがピットストップウインドーの幅が広いと予想していた通り、先頭を走っていたハミルトンは16周目に自己ベストタイムを更新するなど好ペースを維持していた。ハードタイヤに履き替えた直後のルクレールが0.5秒ほど速いペースでハミルトンのマージンを削りにかかったが、数周後にはハミルトンよりも0.5秒遅いペースに落ち着き、2人のギャップは30秒近くに広がった。
ヒュルケンベルグが19周目にピットインすると、クリアエアを得たボッタスが一気にペースを上げて後続を引き離しにかかる。ベッテルとアルボンの2人も自己ベストを刻みながらボッタスを追いかけていたが、ラップタイムはボッタスの方がコンマ数秒速く、徐々にギャップが広がっていった。
レッドブルが動いたのはハミルトンが26周目に入るタイミングだ。フェルスタッペンをピットに入れてハードタイヤに交換、素早い作業でコースに送り出す。フェルスタッペンはルクレールの4秒ほど後方の3番手についたが、タイヤはルクレールの方が13周古い状態だった。
フェルスタッペンとレッドブルの動きを見てか、次の周回にはハミルトンがピットインしてハードタイヤに交換。ハミルトンはリーダーの位置を維持しており、ルクレール、フェルスタッペンに次いで4番手にボッタスがつけていた。そのボッタスは30周を走って最初で最後のタイヤ交換に向かい、ハードタイヤに履き替えて5番手のアルボンから12.7秒後方の位置で隊列に復帰している。
0.5秒ほど速いペースでルクレールに接近したフェルスタッペンは、周回遅れのトウを生かしてDRSを使うルクレールに対し、ターン11への飛び込みでオーバーテイクを仕掛けた。ホイール・トゥ・ホイールのバトルを制したフェルスタッペンが2番手に上がり、ポジションを取り戻そうと懸命にプッシュしたルクレールだが、フェルスタッペンの防御にあい、さらにタイヤのケアも必要だったことから3番手に落ち着いている。フェルスタッペンは「スロットルマップ」の違和感を訴えており、15秒前を行くハミルトンのペースと比べると約0.5秒遅れていたが、ルクレールよりも0.5秒速いペースだったため、リードは徐々に広がっていった。
ルクレールが2回目のタイヤ交換を実行したのは40周目。フェラーリは今回もベッテルとのダブルストップを採用し、まずはルクレールのタイヤをソフトに変えた後、ベッテルのタイヤはミディアムに交換してコースに送り出している。ルクレールは3番手をキープできたものの、ベッテルはボッタスとアルボンに次ぐ6番手の位置で第3スティントに臨んだ。
新品のソフトタイヤを手に入れたルクレールは残り15周の時点でフェルスタッペンから28秒近く離されていたが、1分40秒台の自己ベストタイムを刻み、フェルスタッペンよりも0.8秒以上速いペースでギャップを縮めていく。とはいえ、残り周回数を考えると1周あたり2秒ほど削らなければならず、フェルスタッペンのペースが急激に落ちない限り逆転は難しそうに思われた。
スタートから終始、ラップリーダーの座を守り続けるハミルトンは45周目に1分40秒フラットのベストタイムをマークし、リードを17秒以上に広げている。フェルスタッペンよりも1秒速いラップタイムで猛追したルクレールはギャップを5秒以上縮めているが、それでもまだ22秒以上の差があり、残り10周を切ってからはルクレールもペースをコントロールしてラップタイムの違いは0.3秒ほどになった。
ドライバーズ選手権のポジションを争うノリスとペレスは周回遅れにされたものの、ポイント圏内で攻防戦を繰り広げ、7番手を走るノリスを1秒前後のギャップでペレスが追いかけた。ブラジルGP終了時点で46点を挙げていたペレスが10位、ノリスが1点差の11位につけており、このままの順位でレースが終わればノリスが逆転して10位に浮上する状況だった。
2人の後方にクビアトが控え、入賞最後のひと枠にはヒュルケンベルグが陣取っていたが、1ストップのヒュルケンベルグの背中にサインツと僚友リカルドが迫り、残り3周の時点でサインツがコンマ数秒差に接近、リカルドがその1秒後方でチャンスをうかがう。
トップ6のバトルでは2ストップしたベッテルがタイヤのアドバンテージを生かしてアルボンを追い抜いて5番手に上がっている。アルボンはすでに40周を走破したハードタイヤでチェッカーを目指しており、ラップタイムはトップ5ドライバーに比べて2秒以上遅かったが、後続とは57秒以上のギャップがあったため、後方からの脅威を感じることはなかった。
1分39秒283のファストストラップを記録したハミルトンがトップチェッカーを受けた頃、相棒のボッタスはルクレールをコンマ数秒差で追いかけており、コントロールラインを通過するまで懸命にプレッシャーをかけたが、最終戦で表彰台を手にすることはできず。ポール・トゥ・ウインを達成したハミルトンに次いでフェルスタッペンが2位でゴールし、3位はルクレールだった。
4位にボッタス、ベッテル、アルボン、7位はペレスが勝ち取ってドライバーズランキングも10位を死守、ノリスが8位、クビアトが9位入賞を果たし、10位にはサインツが入ってポイントを獲得している。
ルノーとのラストレースで入賞を目指したヒュルケンベルグだったが、最終的に36周を走ったミディアムタイヤではライバルの攻撃に太刀打ちできず、チームメイトのリカルドに次ぐ12位でゴールした。
オープニングラップで最後尾に後退したガスリーは1ストップ戦略で巻き返しをはかるも、18位完走にとどまっている。
また、このレースをもってウィリアムズでのレース活動を終了するロバート・クビサはレース中盤にジョビナッツィとターン11でわずかに接触するシーンがあり、多少なりとマシンにダメージがあったと思われるが、最後まで走り切り、19位で完走を果たしてチームに別れを告げることになった。
ホンダPU勢、フェルスタッペンが2位表彰台、6位アルボン、9位クビアトがトップ10入賞、ガスリーは残念ながら1周目のインシデントによって18位完走。
アブダビのナイトレースで2019年シーズンに別れを告げ、2020年シーズンは3月開幕となりますが、来年はフェルスタッペンのチャンピオンを賭けた戦いが楽しみですね!