ヘーゲル『哲学入門』 中級 第二段 自意識 第三十節[同じ自己意識としての「私」と他者]
§30
Ein Selbstbewusstsein, das für ein anderes ist, ist nicht als bloßes Objekt für dasselbe, sondern als sein anderes Selbst. Ich ist keine abstrakte Allgemeinheit, in der als solcher kein Unterschied oder Bestimmung ist. Indem Ich also dem Ich Gegenstand ist, ist es ihm nach dieser Seite als dasselbe, was es ist. Es schauet im Andern sich selbst an.
第三十節[同じ自己意識としての「私」と他者]
他者に対して存在する一つの自己意識は、他者に対する単なる客体としての自己意識ではなくて、むしろ、自己意識の他のもう一人の自己として 存在している。「私」とは、その中にこうした何の区別も規定もない抽象的な普遍性ではない。「私」は「私」を対象としているのだから、「私」をこの側面から見れば、彼も「私」としてあるところと同じものとして存在している。「私」は他者のうちに自己自身を直観している。
※1
「私」も「他者」も、同じ自己意識であることには変わりはない。だから「私」は他者のうちに自己を見ることになる。
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