雨模様の日が続いて、行きそびれていたのに、午前中の晴れ間を予測して山の畑に行く。トマトの収穫を期待していったのだが、予想はずれに五六個が赤く熟していただけだった。イチジクも害虫か病気か何かと痛めつけられながらも、とにかく成長し、実も付け始めている。イチジクの木に近づくと、イチジクに特有の乳白色の漿果の匂いがかすかに漂っている。
これまでは、ほとんど自然成長に任せたままで、剪定もなにもしてこなかった。
そのために、冬には野鹿に芽や枝を食いちぎられたり、何か病虫にやられたらしく、葉や枝が黒く変色しても、これといった対策をしてこなかった。福岡正信氏ではないが、自然農法(別名、ずぼら農法)を実践しているつもりだった。しかし、やはり、これからはもっと科学的な農法を志さなければならないと思っている。
ネットで調べても、イチジクで豆乳を作れることや、着果を促進するための枝管理法や、イチジクの栽培法などについての情報なども得られるようだ。目指すべきはプロの農法か。
カキの木は何とか完全に定着した。最初の年の移植に失敗したのだが、今回の苗木は質もそれなりによかったらしい。しかし、このカキの木についても自然農法(ずぼら農法)の結果として、新しい新芽から葉っぱもことごとく虫食いにやられて、まともな柿の葉の形をしたものがないほどの惨状。いずれは、このブログでも、その惨状をデジカメで報告して、「植物学研究」のサンプルとしても提供したいと思っている。桃の木も何とか剪定した。これからは、ずぼら農法にも、「科学」を導入してゆかなければならない。
人間界では、先に東京都議会選挙が行われ、その結果として自民党と公明党の与党が過半数割れし、民主党が第一党に躍進した。引き続いて八月に行われる衆議院でも、民主党の勝利による政権交代が期待されている。先進的民主主義国でいまだ政権交代が行われていないのは、政治的後進国日本くらいのもので、韓国ですら日本に先立って政権交代を実現している。この一事を見ても、日本はまだまともな民主主義国でないことが明らかだ。
自民党を分解し、民主党からは旧社会党分子を整理して、政界を自由主義の自由党と民主主義の民主党に再編して行くこと、そして理念追求型政党政治に転換してゆくことである。自民党を下野させることは、そのための政界再編の第一歩となる。そして、憲法を改正して、自衛隊、防衛省をそれぞれ国防軍、国防省に再編し国民皆兵制を施行してゆくことである。