Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

箱根小旅行

2011-09-29 14:26:20 | 旅行
9月の20・21日と箱根に行ってきました。よりによってちょうど台風が東京周辺を通過していた、あの時にです

初日は朝から雨下北で箱根フリーパスを買い、小田急で箱根湯本駅へ。そこから箱根登山電車にガタゴト揺られて強羅へ到着しました。

まずは星の王子さまミュージアムへ。展示は作者サン・テグジュペリの生涯を追うのが中心で、他にも世界各国語に訳された『星の王子さま』や、ジオラマなど・・・。まさに日本にいながらパリ体験ができます

 

 

ミュージアム内にある、サン・テグジュペリ教会。海のような爽やかな青のステンドグラスには、『星の王子さま』に登場するキャラクターが隠れています。

  

2日目、朝から豪雨の中ガラスの森美術館。ヴェネチアングラスを中心とした展示です。入口近くにステンドグラスも少々。



本物のススキに交じってガラスのススキが・・・。



館内は特に撮影禁止ではないようで、皆さん写真を撮りまくっていました。吹きガラスの発明は何と紀元前1世紀半ば!その前は粘土の型にガラスを流し込んで器を作っており、それで作られた壺なんかも展示してありました。そんな大昔からガラスを扱う技術が既にあったことに今更ながら驚きです。

エナメル絵付けした壺。

 

ジャンルは違えど、エナメル絵付けの方法はステンドグラスの場合とあまり大差ないようだとわかりました。色々勉強になります。

何と、2月くらいに描いてずっと放置していた絵とそっくり!!

 

真ん中の球体は割れた卵をイメージしていて、「命の泉」がこの作品のテーマとなっているようです。この絵もいつか形にして世にでるようにしたいと願っています。

お昼ご飯の後、ポーラ美術館へ。レオナール・フジタの絵をこんなに一度に見たのは初めてでした。留学していた時、ランス大聖堂に行ったのですが、その時近くにフジタがフレスコ画などを手掛けた「シャペルフジタ」というのがあり、そこも訪れました。あの小さな聖堂を風が吹き抜けていく様が、今でも記憶に残っています。当時はフジタについてほとんど知らないまま行きましたが、いつかまたあの空間に立ちたいと思っています。

しかしポーラ美術館で何と、台風のため次が最終になると聞いて慌ててバスへ。箱根登山電車が運休になったため、強羅駅からバスで小田原へ出ました。しかし電車が全く動かず、待つこと5時間ほど・・・・・・幸い駅ビルもあるし早めの夕食をしたりしてあまり退屈せずには済んだのですが、この間に風邪を引き、今だに咳が抜けなくて苦しんでいます

小田原駅構内ステンドグラス。こういうカラフルなステンド、大好きですやはり駅は大勢の人に見てもらえるからいいですよね。

  

結局帰宅したのは深夜2時・・・絶対に忘れられない旅行となりました




 
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