全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタで異変

2014年12月01日 16時25分17秒 | トヨタ自動車
期間従業員が集まらない異変

 対策 1.日給を200円アップしました。
    2.正社員登用を100人まで増やしますからトヨタで働いてください。
    3.期間従業員の「経験者手当」を増額します。
 いずれの対策とも、期間従業員にとっては有難い話です。ところが働き手から見ると「ちょっと待てよ」何年働かしてくれるんですか、その保証もなくおいそれとわざわざ豊田市まで出かけるわけにはいかないというのが本音ではないでしょうか。当組合にも「6か月で雇止めになった」と話す人は少なくありません。そうだとすると、いくら、「経験者手当」は、一律1万円でしたが。それを、6カ月以上の期間満了認定者で、6~12カ月満了の場合は1万円、18~30カ月満了の場合は7万円、35カ月満了の場合は10万円の「経験者手当」を支給するといっても、トヨタの期間従業員は、初回の契約は3カ月で、1回目の契約更新が3カ月、 2回目から5回目が6カ月、6回目が5カ月で、最長は2年11カ月です。企業が身勝手に契約期間を定められるのですからほとんど「対策」の意味をなさなくなるのです。派遣法改悪よりも、正社員が当たり前の雇用形態を法律で定めるべきです。


募集がストップしている異変
 11月の初めごろまでは、頻繁に募集の広告が載っていたのに、このところぴたっと載らなくなりました。当組合に情報をくれた人によると、車の販売が思わしくなく当面募集をしないことになったとのことでした。アベノミクス見かけ倒れか!

販売の異変
 会社は毎年春の1・2・3月は需要が多いので、土曜日も通常出勤にして協力いただきたいなどと言って、トヨタカレンダーを組んできました。ある従業員は、「これだと土曜日は「有給休暇」を取って休んでくれなどと勝手なことを言ってくるかも」などと不満を漏らしていました。車が思うように売れない現象は、消費税の引き上げだけではありません。働く人たちの賃金が上がっていないことが大きな要因です。安倍さんは今春闘で賃金のベースがアップしたと盛んに言いますが、トヨタ自動車ではベースアップはまったく賃金に反映されていません。世間様には上がったかのように見せかけているだけです。くわばらくわばら! トヨタで働く皆さんそうですよね。下請けに行くとまったく上がっていませんから。
コメント (10)
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