フィリピントヨタ237名の解雇問題
―――フィリピン労働者とともにトヨタに抗議
フィリピントヨタが労働組合を結成した労働者237名の首を切ってからすでに18年の月日が経ちます。日本―フィリピンの連帯した粘り強い闘いによって、ILO(国際労働機関)から3度にわたって争議解決に向けた勧告が出されています。この勧告を無視し続けるトヨタに対して、業を煮やしたフィリピン政府はトヨタ本社に対して争議解決のために話し合いに応じるよう雇用労働省長官(大臣)が直接手紙を出すという異例な対応さえとりました。しかしトヨタ本社は、一方では「フィリピンの問題はフィリピントヨタ社との話し合いで」と言いつつ、フィリピントヨタ社には話し合いを拒否させるという裏表のある対応をとっています。トヨタは、アメリカなどとは違ってフィリピンでの解雇問題はトヨタの圧力で押しつぶせると思っているようですが、問題はすでにそれを超えています。トヨタはもはや責任を逃れることは出来ません。トヨタ本社は237名の解雇問題の誠実な解決にのりだすべきです。