キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

Fiat500 ドライブ

2010年08月05日 | Weblog
2007年に誕生してから、いや誕生する前から楽しみにしていた新型のFiat500をついに運転することができた。
オリックスレンタカーにあることを知り、早速予約。
箱根までのドライブをした。

運転の第一印象は、欧州車によくある固いアクセルとブレーキ。
特にブレーキはなれないとスムーズに踏めず戸惑った。

あと、右ハンドルなのにウィンカーが左についている。
これも最初は戸惑って、交差点でワイパーを動かし、あたふたした。

小ささを売りにしているだけのことはあり、コンパクトでまとまったつくり。
インテリアは少し安っぽいけど、このプラスチック感とポップな色はコンセプトからそれていなくて好感。

箱根の山道や細い通りもこの車なら心配なしにすいすい通れた。

今回乗ったのはオープンカーにもなるFiat500C。
なので、早速上部を開いてみた。

天井がなく、空が頭の上に広がるというのはやはり気持ちがいい。
疲れるので、慣れないうちは長く開けていられないけど。

そして、この車の大きな特徴であるデュアロジック。
簡単に言ってしまえば、クラッチのないマニュアル車。
クラッチ操作は電子制御で、ギアの選定のみを運転者がする。
といっても、3速で発進しようと思うと自動的に1速に切り替わったりと、とりあえずエンストだけはしないようなセーフティーネットがはってある。

ただ、この電子制御のクラッチ操作がなかなか曲者で、ソフトなクラッチのつなぎがほとんど。
なかなかハードにクラッチをつないでぐぐっと加速というわけにはいかない(慣れていないからかもしれないが)。
オートマよりはマニュアルを運転している気になる、という程度の感じだ。

デュアロジックはオートマモードにも切り換えることができるが、こちらのほうはシフトチェンジがそれこそマニュアル並みに遅くて実用的ではない。
まあ、逆にこのオートマモードのほうが乗っている人にとってはマニュアル車な気分になりそうだけど。

このデュアロジックに関連して、この車はクリープ現象がない。
マニュアル車なんだから当然と言えば当然だけど、クラッチもないのに…と、なんだか中途半端な感じがして変な気分。

と、いろいろ文句も書いていますが、ここまで細かく書けるのもFiat500が好きだから。
やはり、好きなものにはなんだかんだと文句を言っても結局好きなんだと思う。
だいたい、欠点のない車なんてないんだし。
欠点のない車、言いかえれば突っ込みどころのない車に乗りたいわけでもないわけだから。

とにかく、満足なドライブだった。