師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

大祓詞

2006年06月20日 | 天意の実践

高天原に神留り坐す 皇親神漏岐 神漏美の命以ちて

八百萬神等を神集へに集え賜ひ 神議りに 議り賜ひて

   以下   略

 

前に掲載しましたが、神柱を設置したお宅で希望される方には私どもが写しを作成した

大祓詞をおわけしているのですが、この祝詞は本来

6月30日の夏越祓えと12月31日に年越大祓として、半年間の罪穢れを祓うものです。

最近は本も出ています。その本に

「この大祓詞を唱えると理屈はわからないが、なんとなく調子が良い。」

と、医師の経験もある葉室さんも書かれていました。

「理屈が抜けていく感じがする。」

現代人は良くも悪くも、理屈が好きです。

考えたら宇宙の法則のみが、ただ、「今に在る」のです。

少しおへその下あたり(丹田)に手を置き、手の当たるお腹を感じながら

自分の祝詞を唱える声も感じてみてください。

これがけっこう時間がかかります。

写しではありますが、天津祝詞は付け加えています。

古神道のS先生に唱え方をお聞きしましたところ、

「これ(天津祝詞)は一息で言うのです。区切りはありませんよ。」

と、教えていただきました。

この天津祝詞を入れまして自分の声と呼吸を感じると、

汗があふれ出る方もいらっしゃいます。

声や呼吸を感じるのは、昔習った声楽で先生がよく

「声を出す時は、自分の体に共鳴をさせながら出すのです。」

と、おっしゃっていたのを思い出しました。

言霊の発声も同じなのですね。

自分の体が宇宙になるひとときです。

お客さまからも、これをすると、だんだんなんだか落ち着いてきて、

色々気にしていた自分が、あまり気に病むことが無くなって来た、

とのお話をいただきました。

いつもは気に障っていたのが、逆に相手の方からの言葉に思わず、

「あっ、気に障ったのなら、ごめんなさいね。」

と、素直にあやまられたのだそうです。相手の方はさらに驚いて、

それからは、その方は嫌味なことを言わなくなったそうです。

この話を聞いてさっそく始められた方は、最近、再就職が決まりました、

との喜びの連絡もお客さまからいただきました。

私たちも、うれしい限りです。

賢所のお話を読む限り、日々の生活の中で、どうしても落ちてしまう自分の生命力の

ケガレ(気枯れ)や、家内(いえうち)の力のケガレ(気枯れ)を祓うのは、

必要不可欠になっていると思われます。

浄化の品々は今では沢山出回っていますが、簡単で誰でもできる言霊の力で、

場の浄化、心身の浄化ができる、この大祓詞はとてもすばらしいものだな、

と、実感しています。

紹介している葉室さんの本では、毎日あげられるよう祝詞を少し変えてありますが、

私たちはこのように天津祝詞を付け加えてあげるようにしています。

そういえば、もうすぐ夏越祓ですね。神社では違う日におこなうところもあるようですが、

お時間があるようでしたら、6月30日に神社へお出かけして、茅の輪(ちのわ)をくぐり、

半年間のケガレ、疫病みを祓うのも良いのではないでしょうか。

 

あなたの日々が光に満ちたものでありますように。

感謝  天卜占

 

追記

 

加筆 修正しました。

コメント (2)
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