アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ユリノキ - 北野廃寺(岡崎市)

2020-04-04 21:40:30 | みんなの花図鑑

北野廃寺で さほど背の高くないユリノキを見つけました (^^♪




去年の果実とともに 今年の花のごくごく初期状態?の蕾らしきものが 咲きだしています。




5~6月ごろにチューリップのようなクリーム色とオレンジ色の花を咲かせることから、別名「チューリップの木」と呼ばれる。(庭木図鑑 植木ペディア > ユリノキ)




もしかしたら、花の蕾ではなく、新芽の始まりなのかもしれませんが・・・





眼の高さにあるので、これからしばらく観察してみます。




アブラチャン - 安城デンパーク

2020-04-04 17:52:25 | みんなの花図鑑

クスノキ科のアオモジの花を見たときから、同じクスノキ科の クロモジやダンコウバイの花も見てみたいものだと ずっと思ってましたが、 なんと灯台元暮らしで、 植栽ですが デンパークに アブラチャンがありました。




雌雄異株で、この花は雄花のようですから、たぶん雄株と思われます。




アオモジの花と比べてみると、ずいぶん小粒です。




アオモジは クスノキ科ハマビワ属。 アブラチャンは クスノキ科クロモジ属。
クロモジ属には 他に クロモジ、シロモジ、 ダンコウバイなどがありますが、 クロモジ属の花はみなこんな感じの花のようです。




アブラチャンは「本州から九州まで、湿気のある山間で普通に見られる落葉樹。」(庭木図鑑 植木ペディア「アブラチャン」)とあります。 いつか自生するアブラチャンを、とくに 雌株にお目にかかりたいものです。
「葉を揉んだりすると、クスノキ科特有の香りがある。また、木全体に油分が多く、触るとどことなく油っぽいのが大きな特徴。」(同上)
「かつては実や樹皮が燃料や灯油に使われたことからアブラチャンと呼ばれる。チャンは「油ちゃん」ではなく「Chian」で、船舶などの防腐、防水や道路の舗装に使われる化合物「瀝青」を示し、油と重ねることで、この木に脂質が多いことを強調している。」(同上)


ケヤキ - 柳川瀬公園

2020-04-04 08:01:58 | みんなの花図鑑

エノキ(榎)と対で観察したいのが、このケヤキ(欅)。
ケヤキは 公園や街路樹に人気の木で、 竹ぼうきを逆さまにしたような樹形ですぐ分かります。




ケヤキもエノキも 同じニレ科の樹です。
ケヤキは、先端は尖るが側面が弧を描いて丸くなる独特のきょ歯があり、ムクノキやエノキのような3行脈はない。(葉と枝による樹木検索図鑑> 類似種の見分け方> ケヤキ - ムクノキ - エノキ)
花もよく似ています。早速観察してみましょう (^^)/




枝の節々に褐色の殻に包まれたつぼみがついていますが、このほとんどが 雄花です。雄花は エノキと同じように 抹茶色の葯を持った雄しべからできています。
枝の先のほうに、白いうさぎの耳のような器官が見えます。これが 雌花の 雌しべの柱頭 です。




雄しべに近づいてみました。 エノキの4本のおしべは 花糸が白く太かったですが、 ケヤキの雄しべの花糸は もっとか細く見えます。




枝先の 雌花のアップです。
2本のうさぎの耳のようなのが 雌しべの柱頭、そのすぐ下に(見えないけど)子房があります。
さらに近づいたものが 見出し画像でした (^^♪
雌花は子房の周囲に 雄しべがついていることがあります。その場合は 両性花ということになります。画像の花が 雌花か両性花なのかはもう少し展開しないと素人には分かりづらいですね