エノキ(榎)と対で観察したいのが、このケヤキ(欅)。
ケヤキは 公園や街路樹に人気の木で、 竹ぼうきを逆さまにしたような樹形ですぐ分かります。
ケヤキもエノキも 同じニレ科の樹です。
ケヤキは、先端は尖るが側面が弧を描いて丸くなる独特のきょ歯があり、ムクノキやエノキのような3行脈はない。(葉と枝による樹木検索図鑑> 類似種の見分け方> ケヤキ - ムクノキ - エノキ)
花もよく似ています。早速観察してみましょう (^^)/
枝の節々に褐色の殻に包まれたつぼみがついていますが、このほとんどが 雄花です。雄花は エノキと同じように 抹茶色の葯を持った雄しべからできています。
枝の先のほうに、白いうさぎの耳のような器官が見えます。これが 雌花の 雌しべの柱頭 です。
雄しべに近づいてみました。 エノキの4本のおしべは 花糸が白く太かったですが、 ケヤキの雄しべの花糸は もっとか細く見えます。
枝先の 雌花のアップです。
2本のうさぎの耳のようなのが 雌しべの柱頭、そのすぐ下に(見えないけど)子房があります。
さらに近づいたものが 見出し画像でした (^^♪
雌花は子房の周囲に 雄しべがついていることがあります。その場合は 両性花ということになります。画像の花が 雌花か両性花なのかはもう少し展開しないと素人には分かりづらいですね