アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ダイコン - 安城市WB

2020-04-22 19:51:22 | みんなの花図鑑

ダイコンの花というとふつう 白いのですが、 これは 濃いピンクです。 ダイコンの花ではないのでしょうか?




同じ株で、 白い花も一緒にあるのです。これは ダイコンの花ですよね ?!




赤と白のハナモモで源平花桃というのがありますが、これは さしずめ 源平ダイコン ですねぇ




夕方で 陽を透かして見てるので よけい赤く見えるのでしょうか?





花弁で、アントシアニンという色素が生合成されており、色が付きます。アントシアニンの生合成量は、品種によっていろいろですし、成育環境条件でも多少変化します。「濃いピンク」というのは、アントシアニンの量の変化であって、多分、色素の成分の違いでは無いと思います。
考えられる可能性としては以下の2つあると思います。1.このダイコンが、もともと濃いピンクの花をつける品種であった。(ダイコンの花を見る機会は、種苗農家でないとなかなか無いと思います)2.首だけを水耕したという成育条件が、何らか、アントシアニンの生合成量を上げる要因となった。
(以上、 植物整理学会HOME > みんなのひろば > 植物Q&A > ダイコンの花の色の違い より)


イロハモミジ - 於大公園(東浦町)

2020-04-22 11:48:21 | みんなの花図鑑
於大公園のカエデ、バックは ラクウショウメタセコイアの高木です。


撮影日は4月7日ですから、もう2週間も前のことになります。 あちこちのカエデの雄花と雌花を観察しているのですが、整理が追いつきません。




カエデは雌雄異花です、同じ株に時期を変えて 雄花と雌花が咲きます。
これは 雄花です。




これは 同じ花序に 雄花と雌花が同居しています。 上が 雄花、下が 雌花。
雄花の雄しべの先端は黒っぽくなっていますから、この雄花は花粉を放出し終わったんでしょうね。




この花序はつぼみが多いですが 下に2つ開いている花からすると、雌花の花序と思われます。




2つとも雌花です。雌しべの先の柱頭が萎れかかっていますから、すでに受粉を終わった花です。




大きく写すために、そっと指でつまんでレンズに近づけ撮った雌花です。 この雌しべの先の柱頭はまだ2つに割れて元気ですから 花粉が付くのを待っている時期の花と思われます。子房は 授粉する前から プロペラ型をしています(翼をつけています)。
よくみると 子房のまわりに雄しべが見えてます。 雌花のおしべは 雄花のおしべと比べて葯が小さくて色が薄く、裂開しないまま終わるといわれてます。