アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

モミジバフウ、トチノキ

2020-04-21 20:45:32 | みんなの花図鑑
あー、またやってしまいました。 愛知県緑化センターから帰ってきて、パソコンを開いて このgooブログの投稿ページを開いたら、 直前の「オニグルミ」の投稿途中の記事が出てきたので、 それを再投稿してしまいました (T_T) 見出し画像を登録する以前の記事でした。 この再投稿に「いいね!」を下さった方が、もしいらっしゃいましたら、消してしまって、すみません。 お詫びします m(_ _)m
でも、なんで、途中の記事が出てきたんだろう??

気を取り直して、モミジバフウと トチノキを。 見出し画像は モミジバフウの雌花です。

モミジバフウ(または アメリカフウ)は フウ科フウ属の落葉高木。 高木のため、花が咲いてもなかなかまじかで見られないのですが、 手に取ってみることができる低い枝が出ているモミジバフウの木を愛知県緑化センターで見つけました(^^)/




中央の総状花序が 雄花の集団。
下に一つだけボールがありますが、これが雌花です。




虫が集まっていますが、 苞葉の近くに 蜜が出るところがあるのかな?(要観察)




モミジバスズカケノキの雌花も よく似たボールでしたが、 あちらは 真っ赤でした。この モミジバフウの雌花(の柱頭)は 半透明で色がついていません。




私はまだ見た記憶がないのですが、スズカケノキのように 柱頭が赤い モミジバフウの雌花もあるようです。





つぎは、トチノキ。 場所は 柳川瀬公園(豊田市)。

トチノキの花、まだ蕾ですが、モミジバフウの雄花に似てると思いませんか ∧||∧




トチノキは雌雄同株、同じ花序に雄花と両性花が混在するといいます。




まだ開いてないので分かりづらいのですが、この蕾のほとんどは 雄花で、 雌花というか 「栃の実」の元となる子房を持った両性花は このケルン型花序のしたのほうに数は少ないがあると言います。




仲間に ベニバナトチノキがあり、 花がとてもきれいです。 安城デンパークにあるのですが、今年は コロナで 入園不可の模様。
困った~~ 行くところが無くなっちゃった (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・)





オニグルミ - よく分かる雌花

2020-04-21 09:54:35 | みんなの花図鑑
樹木の雌花観察シリーズも、いよいよクライマックスですか (^^♪
きょうは よく目立つオニグルミの雌花の観察です。


撮ったのは 4月19日、日曜日。 場所は矢作川河川敷。 河川敷のグラウンドでは、少年野球をしていました。
さて、オニグルミは 雌雄異花。一本の木に 雄花と雌花が咲きます。(咲くという表現は 樹の花のばあい 少々違和感を感じますが)
雄花は枝(前年枝)の下にぶら下がり、 雌花は 枝(今年の枝)の上に華々しく(?)展開します。

「花期は5 - 6月ごろ、風媒花で雌雄同株。雌花は新枝の先に10個ほど穂になって咲き、雌蕊は真っ赤で二股である。」(wiki 「オニグルミ」)



オニグルミは落葉高木で、日本と樺太に分布する。日本においては九州から北海道にかけて広く分布する。 (同上)




この株は ちょうど雄花と雌花が同時に咲いていましたが・・・
「オニグルミは、木によって雌花と雄花の咲く順序が異なる。雌花が先に咲いてしばらくしてから雄花が咲く木もあれば、その隣の木は、逆に雄花が咲いてから雌花が咲き始める。異なるタイプの木々は、お互いに花粉をやりとりしているらしい。 」
(あきた森づくり活動サポートセンター「樹木シリーズ24 オニグルミ」)




赤い部分は 雌しべの柱頭です。ここで 飛んできた雄しべの花粉を捕えます。
こういう赤くてきれいな柱頭を見るたびに いつも思うんです。 風媒花なのに どうしてこんな目立つ赤色をしているの? って。




柱頭の下は 子房です。受粉すると 子房が急速に膨れて丸くなっていきます。
ここのオニグルミは毎年、立派な、食べることのできる実をつけます。