アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ペンタス - 少し分かったかも篇

2021-06-12 18:20:39 | みんなの花図鑑
ペンタスの花には めしべが突き出している花(こちらが一般的)と 5本の雄しべが突き出している花とあることが分かりました。
それで、問題はある種の花のように、一つの花で 雄しべが突き出す時期とめしべが突き出す時期があるのか?
それとも、めしべだけの雌花、おしべだけの雄花とあるのか?
ということでした。



これはもう解剖して確かめてみるしかない、ということで、ピンセットで花冠の一部を剥いでみました!




めしべが突き出している花を剥いでみた結果ですが、花筒の中には 雄しべらしきものは見当たりませんでした。



あるのは筒元から長く伸びる雌しべの花柱と沢山の腺毛ばかりでした。





つぎに、雄しべが突き出しているほうも 剥いでみました。(右)



その結果、花筒の中には 雌しべらしきものは見当たりませんでした。



このことから、どうやら ペンタスには めしべだけの雌花と 雄しべだけの雄花とがあるようだ、と推論できそうです。
実は、他のブログ記事でも同じ考えに至っている方もみえます。ただし、その方が観察されためしべが突き出ている花では 花筒の中に腺毛に紛れて雄しべがあったのですが「雄蕊は短すぎてまるで退化しているような姿」だったので、ペンタスは雌雄異花なのではないかと考えられたのです。
私が見たのは 花筒の中に退化した蕊が見当たらなかったので、ペンタスは刻々と進化しているのかもしれません (^_-)-☆





フェイジョアにメジロが来てたんですが…

2021-06-12 09:17:18 | みんなの花図鑑
フェイジョア

場所は 愛知県緑化センター。
大きなフェイジョアの木に メジロが来ていたんです。



タイトルのとおり「メジロが来てたんですが・・・」撮り損ねました(ToT)
上は 唯一の?証拠写真で、後は全滅でした。



でも、いかにも嬉しそうに啄んでましたよ
蜜とかでなく花弁が美味しいんでしょうね




フェイジョアは フトモモ科の常緑低木。南米原産。
学名:Feijoa sellowiana
日本では30年ほど前に始まったキウイフルーツの栽培熱に刺激され、キウイに次ぐ新果樹としてフェイジョアが紹介されるや、瞬く間にブームになりました。あっという間にフェイジョア生産地域ができあがり、多くの果実が収穫されました。(wiki)

フェイジョアの果実



自家受粉では果実は育たないそうです。
メジロも他家受粉に一役買ってるのかしらん。




ブラシノキ

ブラシノキ(カリステモン、金宝樹)はやはりフトモモ科。
原産地はオーストラリアの東部ということです。



紅いブラシは雄しべで、ブラシノキの花といえば、ほとんどこれが実態。



上から見ると 数は少ないけれど、雄しべより突き出しているシベがあります。



それが雌しべ。



雌しべの観察。



同上。