アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

樹に咲く花 (70) アカメガシワ

2021-06-21 17:45:16 | みんなの花図鑑
このシリーズも いつの間にか70回になりました (^^)/
きょうはトウダイグサ科のアカメガシワの花です。
アカメガシワは 雌雄異株。雌株に雌花が咲き、雄株には雄花が咲きます。


雌花

まず、雌花から。(撮影は 6月18日)



雌花にもバリエーションがあって、この雌花はとくに赤みが強い雌花です。



上から見ると赤いヒトデみたいなのが雌しべの柱頭です。3つに分かれています。



柱頭の下にあるのが子房で 将来果実になる部分です。




同じ日、別の場所で撮った雌花です。柱頭が黄色いですが、背面は赤いです。ツートンカラーです。



同じ日、さらに別の場所で撮った雌しべで、全体が黄色いです。



柱頭のアップ。



横から失礼します(^_-)-☆




これが 7月に入ると、子房が大きくなってきます。
過去の画像で 7月上旬に撮ったものです。



これも7月上旬に撮ったもので、全体が緑色をしていますが、果実になっています。




雄花

雄花をちょっとだけ。
撮影は 6月14日。


すでに盛りを過ぎています。



雄花のほうが開花時期が早いような気がします(未確認)。




さらに 別の場所で撮った雄花です。(撮影は6月8日)





















ハルシャギクの来た道

2021-06-21 08:09:00 | みんなの花図鑑

ハルシャギクは キク科ハルシャギク属の一年草です(wiki)。
ハルシャギクの「ハルシャ(波斯)」はペルシャのこと。
ここまでは 皆さんよく知っていること。



ペルシャの名を冠していれば、だれだって「ははぁ~、ペルシャから来たのか?」と思ってしまうでしょう。



でも(これもご存じのように)ハルシャギク( Coreopsis tinctoria)は
「合衆国(ミネソタ~ルイジアナ、カルフォルニア)
北米西部原産の帰化植物で、明治の初期に
観賞用に導入された1年草です。」(Renaissance「ハルシャギク(波斯菊)」)



では、なぜ「ペルシャ」の名が冠せられたのでしょう?



前回見たように どこにもその記述がありません。



「ハルシャギクは、我が国には明治初年に渡来したともいい、
一説には天保14年(1843)に来たともいわれる。
(主婦の友社「はじめての園芸百科)」(同上)