もう一か月近く前に西尾市憩の農園で撮ったダイアンサスです。
ダイアンサスというのはナデシコのことですが、
「ナデシコ」で検索すると 秋の七草の「カワラナデシコ」ばかり出てきます。
これは夏に咲く野のカワラナデシコではなく、
冬に咲く園芸品種のダイアンサスです。
ここからは例によってシベの観察です。
この花では雄しべばかりが目立ちます。
7個のおしべが伸びていますが、そのうち2個はまだ葯が割れてません。
よく見ると花筒の奥のほうにもう3本のおしべと 雌しべの頭(白い2つの点)が見えます。
別の株の花を見ると、めしべだけの花もあります。
整理してみると、
ダイアンサス属は10個のおしべと1個のめしべを持ち、、、
どの花も、まずはじめおしべが成長します。
おしべの活動が終わるころ 雌しべが2つに割れた花柱を成長させ、柱頭を活動させます。
活動を終えたおしべはカールして丸くなってるので、めしべがカールしてるのと紛らわしいですが、一方は活動終了のサインです。
めしべのなかには3つに割れるものもあるようです。