(▲ 見出し画像は 下に出て来る画像のホソヒラタアブの部分だけトリミングしたもの)
ユキノシタといえばユキノシタ科の植物ですが、逆にユキノシタ科の植物はというと従来の体系(新エングラー体系)ではアジサイ、ウツギ、ウメバチソウなどもユキノシタ科に含まれていて、たとえばユキノシタとアジサイとどのような共通性があるのかよく分からないものになっていました。
遺伝子解析の手法を取り入れた新しい植物分類体系(APG体系)ではアジサイ、ウツギ、ウメバチソウといった植物が全く別の植物の科であるアジサイ科やニシキギ科に分類されるなど、大幅な科の再定義がありました。
ユキノシタの花は5枚の花弁を持っていますが、そのうちの上方に位置する3枚の花弁は有色で、下方の2枚は白く長くなっています。
萼片は5個で長さは2~5㍉、花茎や萼片には腺毛が密生します。
黄色の花盤の表面に蜜腺があり、そこから蜜が分泌されます。
黄色いリング状の花盤の外側からおしべが10本のびています。
おしべのさきに葯(花粉を入れた袋)があります。
こちらのおしべの葯はこれから花粉を出すところのようです。
いっぽう、こちらの花では 花盤の中から出ている雌しべが2つに分かれ、先端の柱頭(花粉受粉部)を膨らませています。
ユキノシタは雄しべが先行して活動し、雄しべの花粉放出が終わるころ雌しべが熟す「雌性先熟型」の花のようです。
めしべは2本ですが、その2本に10本あるおしべが交代で近づき、虫が蜜を吸おうと未成熟の雌しべに止まると近くに来ていたおしべの花粉が虫の体に付くという仕掛けになっているようです。(そよ風の中で Part2「ユキノシタの花」)
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ユキノシタといえばユキノシタ科の植物ですが、逆にユキノシタ科の植物はというと従来の体系(新エングラー体系)ではアジサイ、ウツギ、ウメバチソウなどもユキノシタ科に含まれていて、たとえばユキノシタとアジサイとどのような共通性があるのかよく分からないものになっていました。
遺伝子解析の手法を取り入れた新しい植物分類体系(APG体系)ではアジサイ、ウツギ、ウメバチソウといった植物が全く別の植物の科であるアジサイ科やニシキギ科に分類されるなど、大幅な科の再定義がありました。
ユキノシタの花は5枚の花弁を持っていますが、そのうちの上方に位置する3枚の花弁は有色で、下方の2枚は白く長くなっています。
萼片は5個で長さは2~5㍉、花茎や萼片には腺毛が密生します。
黄色の花盤の表面に蜜腺があり、そこから蜜が分泌されます。
黄色いリング状の花盤の外側からおしべが10本のびています。
おしべのさきに葯(花粉を入れた袋)があります。
こちらのおしべの葯はこれから花粉を出すところのようです。
いっぽう、こちらの花では 花盤の中から出ている雌しべが2つに分かれ、先端の柱頭(花粉受粉部)を膨らませています。
ユキノシタは雄しべが先行して活動し、雄しべの花粉放出が終わるころ雌しべが熟す「雌性先熟型」の花のようです。
めしべは2本ですが、その2本に10本あるおしべが交代で近づき、虫が蜜を吸おうと未成熟の雌しべに止まると近くに来ていたおしべの花粉が虫の体に付くという仕掛けになっているようです。(そよ風の中で Part2「ユキノシタの花」)
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