ホトトギスはユリ科なので、6枚の花被片をもっています。
6枚の花被片のうち外側の3枚を外花被片といい、ホトトギスのばあい外花被片の基部にだけ壺(たぶん蜜壺)が付いています。
問題のツブツブですが、先が2つに割れた3本のほうの花柄部分に付いています。その3本はめしべです。
先が楕円体の草履のようなものが付いているほうが おしべ です。雄しべは6本あるといわれてますが、3個しか見えません。見えない3個はたぶん雌しべの直下に伸びているものと思われます。
上の画像では、おしべは 3本ではなく5本以上(たぶん6個)あることが分かります。
問題のツブツブは めしべの花柱部分に付いています。難しい用語で「腺毛状突起」と呼ばれています。
何だか宝石みたいできれいなのですが、役割についてはネット検索しても 明確な回答が記載されていません。
ただ ある方のブログに以下のような記述がありました
「浅井禎吾先生(現東大教授)の博士論文「植物の腺毛分泌物の科学的成分研究」(2011年)の中に、「ホトトギスの腺毛分泌物」について記されていました。それによるとΔ脂肪酸類が検出されたと云う事で、表皮細胞の性質が残っていると考えられるとされています。が、その役割については未だ未解明との事です。」
ツブツブの正体はよく分からないままに終わってしまいましたが、大きさについては上の画像が参考になると思います。画像にはめしべのツブツブといっしょに 雄しべの花粉が見えています。花粉粒と比べるとめしべのツブツブはかなり大きいものであることが分かります(花粉が小さいのだということでもありますが (´v_v`))。
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