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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オオモミジ - 真っ赤だな~(3)

2020-12-13 17:26:33 | みんなの花図鑑

真っ赤といえば、やはりカエデですね。これはたまたまオオモミジ(ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属 (Acer) )ですが、真っ赤に紅葉するか、いくぶん黄葉気味に紅葉するかは、品種で決まってはいないようです。



太平洋岸に多いのは イロハモミジとオオモミジです。
葉で オオモミジか イロハモミジかを区別するときは 葉の縁のギザギザを見ます。
オオモミジの鋸歯は「単鋸歯」といって 整然と揃っています。イロハモミジのほうは 「重鋸歯」といって切れ目に大小があり不揃いな感じです。



でも、葉による区別は難しいです。
翼果がついているときは そちらで判別したほうが分かりやすいです。
この翼果は 翼が左右に垂れ下がっています。イロハの「ハの字」のようなかたちをしています。こういうのが オオモミジ の翼果です。(イロハモミジは後述します)



オオモミジの葉は (やったことないけれど)切り絵にしやすい単調ギザギザです。
(安祥城址公園にて)



参考のため イロハモミジの例を。

黄色が混じっていますが、もちろんイロハモミジのすべてがこのように紅葉するわけではありません。
葉のギザギザを見ると 単調鋸歯のように見え、私も自信はないのですが・・・




葉の鋸歯による判別法はどうも個体差が大きく、素人には 難しいようです。




どこかに 果実がついてないか探しています・・・




ありました!
イロハモミジの翼果の翼は左右に伸びています。イロハの「イの字」のかたちに近いです。
(若一王子社にて)





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