アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

トウネズミモチ - モクセイ科

2020-07-02 10:08:35 | みんなの花図鑑
こちらでは今、散歩で行く先々、トウネズミモチの花が出迎えてくれます。今年はとくに華やかな気がします(^^♪


トウネズミモチとネズミモチはよく似ています。どちらも モクセイ科です。(モチノキ科ではありません ^^)
モクセイ科には モクセイ属(キンモクセイやヒイラギなど) とか、 ソケイ属(ハゴロモジャスミンとかウンナンオウバイなど)がありますが、 ネズミモチの仲間は イボタノキ属に属し、白い花を付けます。そして黒い実を付けます。
良い香りを匂わすことも共通です。



蜜を求めて、アリが登ってきてます。
ネズミモチやトウネズミモチの花には、 おしべは たったの2本しかありません。 たぶん最小構成です。




ボタノキ属の花は 長い花筒が特徴で、 イボタノキが一番長く、次が ネズミモチ、 3者の中ではトウネズミモチが一番短いかな。
そのため、この順番(逆順)で おしべが 長く突き出してきます。トウネズミモチは おしべが花弁の外に長~く出ています。




といっても、 この特徴は、 ネズミモチと並べてみて分かる特徴なので、 一般には 葉を透かして見て 区別します。
トウネズミモチの葉は、陽に透かして見ると、表から透かしても、裏面から透かしても主脈、側脈ともに透けて見えます。特に裏面から透かすと明瞭に脈が透けて見えるのが特徴です。ネズミモチの葉は、裏面から透かすと側脈は見えません。




おしべ、めしべ、花弁は萼に収まっているのですが、花後は 右上のぼんやり写っている花のように、 めしべ(子房)だけをのこして、おしべと花弁は脱落します。


コメントを投稿