安城デンパークのベゴニアです。たくさん集まって咲くときれいな花ですが、一つの花だけ見ても 花弁(正しくは 花被片)に包まれた花蕊の黄色が面白いです。
それで、話題は花蕊のほうになりますが、よく見るとベゴニアの花には 雄しべだけの雄花と めしべだけの雌花があるのです。
今見ているのは 雄花です。雌花のほうも(正面から見ると)シベはよく似ています。
でも、こうして横から見ると、雄花と雌花とははっきり区別できるのです。
しばし 雄花をご堪能下さい (^_-)-☆
雌花
さて、ここからは 雌花です。
雌花には シベは雌しべしかありません。
そのめしべが 雄花の雄しべと(遠目には)よく似ているのです。
なぜでしょうか
ベゴニアは蜜腺を持たない花で、花粉を媒介してくれる虫たちには「花粉のみを報酬とする花(花粉花)」です。それでも、雄花は花粉を与えることで虫を呼ぶことができるからいいのですが、花粉花の雌花はそれもできないので、あれこれ対応策を考えて来ました。そして雌花のほうも めしべの柱頭を雄しべに似せて虫たちを騙すことを考えたのです。これを進化といいます (´∀`)
(このあたりのことは Web site of FUKUHARA, T. (Fukuoka Univ. of Education) 「6-5-1. 報酬としての花粉」を参考にしました。ただ、セキュリティーの関係で今は Chromeから接続ができません)
でもこうして横から見ると、雌花であることがバレバレです。花被片の下に おおきな子房が付いているからです。
八重咲きのベゴニアがあるそうですが、それは雄花ばかりだそうで、雌花の八重咲きはないそうです。
なぜなら、(未公認の私の推定ですが)八重の花被片は 雄しべが変化したものだから (^^♪
そのことを教えてくれたのは さざんかさんでした \(^o^)/
ソバの花の短花柱花・長花柱花もそうですけど、
蜜を出さないベゴニアは 相当試行錯誤して今の戦略になったんじゃないかな?
今度のコロナ、インド型はこれまで比較的感染者の少なかった東アジアにも浸透する
よう進化をしてるようです。
ベゴニアに雄花と雌花があるって、認識していませんでした。
確かに横から見たら、雌蕊はくねくねしてちょっと違いますね。
雄蕊に似せて虫を寄せるなんて、なんと巧妙な作戦なんでしょう。
繁殖のためにあの手この手を使う植物ってスゴイです。
・・自分の写真も見てみましたが、ボケボケでさっぱり分からず・・・
こちらもずっと雨でした。
阪神もソフトバンクホークスも調子がいいですね
カンサンさんはどちらを応援なさるのですか (^_-)-☆
ベゴニア ガーデンって全国にいくつかありますね。