今年も蝋梅の花の季節になりました。
私も3日にいつも行く畑に行ってみました。
例年通り、咲いていました。
小粒のロウバイですが、とてもいい匂いがします(^^♪
ロウバイは「蝋梅」。
なぜ「蝋梅」かというと、
花の色や光沢が蜜蝋(みつろう)を連想させるから、という説や…
中国名「蝋梅(ラ ーメイ)」をそのまま日本語読みしたから、という説や。。。
臘月(陰暦の 12 月)に 花が咲くから、という説もあります。
そういえば、「臘梅」は 晩冬 の季語でした。
いずれもなるほどと思わせ説得力がありますね
雌雄交代のシナリオ
例によって、シベの観察です。
上の画像で、5個の葯(おしべの花粉を入れた袋)が中心の雌しべを囲んでいますが、これは開花直後の状態ではなく、雌雄のシベのシナリオ後半の状態です。
では、前半の状態はどんなか? というと…
これがシナリオ初期の状態です。(これだけは昨年2月に撮影)
ここでは 6個の雄しべが花弁のほうを向いて離れ離れになってます。
シナリオ初期でアクションしているのは 雌しべのほうです。
ハエたちが別の花の花粉を運んでくれるのを待っています。
雌しべ期が終わると、おしべが立ち上がって受粉の終わった雌しべを取り囲みます。
取り囲むといっても、自家受粉をするのではありません。
雄しべの顔(葯の面)は雌しべを背後に守ってみな外を向いています。
葯は外側が割れ、花粉は外にあふれるのです。
花粉放出も終わりました。
やがて 雌しべだけを残して 役目を終えた おしべと花弁は落下します。
ロウバイは晩冬の季語だったなんて初めて知りました!@@!
そういえば12月に咲いているのを見かけたことがあります。
家のロウバイは植栽した3年~5年の頃は毎年2月末に咲いていたように記憶しています。
ところが昨年辺りから1月中旬に咲くようになり、今年は3輪だけ3日に咲きました。
この分でいくと来年は、いえ、今年の12月に咲くかも知れません。
梅も老梅になると早く咲くのでしょうか❓
他の方のコメントにも書いたんですが、
ヨーロッパの渡り鳥のコウノトリが、最近
越冬のためアフリカ大陸へ南下しなくなったんですって!
動物や植物は温暖化に敏感なんですね