アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ネコヤナギでなく「バッコ」ヤナギです

2023-03-28 16:00:02 | みんなの花図鑑
きのうに続き、ネコヤナギみたいで、実はそうではないヤナギの観察です。


一見するとネコヤナギみたいですが、葯の色が黄色です。
ネコヤナギの葯の色は赤色でした。↓

ネコヤナギ 2020-3-3




花穂の大きさはネコヤナギと同じかそれよりちょっと大きめで、葯の色が黄色のヤナギはバッコヤナギです。






花粉はどちらも黄色です。





ネコヤナギは葯が赤で、中の花粉が黄色なので、花粉が出たのがよく分かりますが、
バッコヤナギは葯も花粉も黄色なので、花粉が出たときが分かりにくいです。






もう一つバッコヤナギの雄しべには特徴があります。





ネコヤナギはひとつの苞から出る雄しべの花糸が1本なのですが、
バッコヤナギは2本あります。











wikiから雄花に関する部分を抜粋してみますと・・・
「花はへら状の小さな苞に、雄花には雄蕊が2本、(中略)その基部腹側に蜜腺がある。」「雄蕊の先端につく葯は黄色い。苞は上半分が黒色で、表面に白色の発達した長毛がつく。」






同じ株ですが、一部葯が赤いです。枝により例外もあるようです。



〔参 考〕

参考までに、私が始めて出会ったバッコヤナギです。切り取られてしまって、今ではもう見ることが出来ません。



.


コメントを投稿