ヒイラギは 漢字で「柊」または「疼木」と書きます。「疼」 はうずくとかヒリヒリする、ズキズキするの意味ですから、ヒイラギの 名前は、葉の刺にささって痛み疼く木、ひいらぐ木なのです。 (植物豆知識の頁 №22 柊(ヒイラギ)のお話)
ところが、このヒイラギの葉は その象徴である 棘が葉にありません。
キンモクセイの葉を厚くしたように 丸いのです。
若い木の葉には、先端がトゲ状に鋭く尖った歯牙が2~5対ありますが、年を経るにつれて、だんだんと歯牙は小さく目立たなくなり、完全に老木になると、全縁の葉となります。これは葉を食べる草食動物などに対する防御であると考えられ、個体サイズが小さく、葉を食べられやすい時期には刺のある葉で身を守り、個体サイズが大きくなる(年を経る)と、葉を食べられる恐れが減少するので、徐々に刺を作らなくなるのだとされています。(重井薬用植物館「ヒイラギ(モクセイ科)」)
ヒイラギは 雌雄異株。 この花は 雄しべが目立つから(雌しべが小さいから) 雄花なんでしょうね。
しかし目立つといっても 雄しべの数はたったの2本。 世界最小構成ではないでしょうか(@_@)
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