オオニシキソウはトウダイグサ科トウダイグサ属(←ニシキソウ属)の植物。ニシキソウ属の中では いちばん大きい花と果実をつけます。
これは 12月1日に別の場所で撮ったオオニシキソウですが、この画像を見て トウダイグサ科の花の特徴をおさらいしておきます。
トウダイグサ属とは Euphorbia で、いわゆるユーフォルビアや クリスマスのころのポインセチアも皆 このような花を咲かせます。
ポインセチアでは 真っ赤な葉の部分が苞葉で、そのなかに杯状花序が宝石箱の中味のように咲きます。
トウダイグサ属の花は苞葉の変化した杯(カップ)の中から 雄花・雌花が産まれてきます。雌花といっても雌しべだけ、雄花といっても雄しべだけですが。
ひとつの杯(カップ)は小さいので 花は同時に咲きません。まず雌花(つまり雌しべ)が産まれてきます。雌花は杯(カップ)の中で生まれるとすぐ大きくなるので 杯(カップ)の横に花柄を曲げてぶら下がります。画像で、白い5本の花柱を展開しているのが 生まれて間もない(まだ杯の上を塞いでいる)雌花(めしべ)です。
右上が 成長した雌花(めしべ)です。ヒメリンゴの果実みたいですが、これで直径2mmくらいしかありません。
その根元に 白い花弁のような器官がありますが・・・
真ん中に白い花弁のような器官があり、そのすぐ斜め右下にもさらに大きいのがありますが、これは腺体の付属体といって 内側にある米粒状の腺体を包んでいます。腺体はその名の通り 蜜を分泌する器官です。
今回は 雄花(おしべ)の画像が撮れませんでしたが、雄花(おしべ)は一番最後に咲きます。
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