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これはクロヤナギですが、こうしておしべが伸びてくるとネコヤナギと何ら違いがありません。
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クロヤナギとネコヤナギがちがうのは雄しべを包んでいる苞の色です。
ヤナギ科の木は雌雄異株で、ネコヤナギの雄株が突然変異して黒い苞になったのがクロヤナギです。
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それゆえ、雄株だけの突然変異ゆえに クロヤナギには雄株しかありません。
そして、苞が黒いところが違うだけなので、雄しべが伸びてきて苞が見えなくなると 通常のネコヤナギの花とあまり区別がつかなくなるのです。
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ネコヤナギの雄花は 葯の色が紅いので目につきやすいです。
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あるいは、赤い葯と黄色い花粉のコントラストとか。
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「ヤナギは雌雄異株ですから、どちらが咲くかわかりませんが、もし雄花が咲いたら雄しべを観察してみると違いがわかります。
小さな花がたくさん集まって咲くのですが、ネコヤナギはひとつの花に雄しべ1本、やや太めの雄しべで、咲き初めは葯が赤く、花粉が出てくると黄色くなります。」(このきなんのき掲示板での草ボケさんの回答より)
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「バッコヤナギはひとつの花に雄しべ2本ずつで、ネコヤナギよりも本数が多いため密度が高くふわふわした感じがすると思います。バッコの葯は黄色いので花粉が出ても色の変化はありません。」(同上)
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