アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ソバ - 花の2タイプ

2022-10-21 06:00:07 | みんなの花図鑑

私たちが育てているソバです。撮影は9月25日ですから、かなり前になります。
以下は そこで撮ったソバの花のマクロ写真です。


これからソバの花には2つのタイプがあるという毎度おなじみの話をしたいと思いますが、その前に・・・
ソバの蜜の写真を撮ったので、そちらを先にお話しします。

シベの付け根に黄色く盛り上がっているのが、ソバの蜜です。



残念ながらソバの蜂蜜は養蜂屋さんにはあまり好まれていないようです。独特の匂いがするとか、蜜の色が黒いとか・・・




さて、本題。
ソバの花には2種類あります。

これが ひとつ目のタイプ。
赤い袋が 花粉を入れたおしべの葯です。
おしべの葯を上へ持ち上げている柱を「花糸」と呼んでます。



つづいて、こちらが2番目のタイプ。
ふたつを比べて分かるように、こちら(2番目)は、めしべのほうが上に伸びています(めしべの伸びている柱を「花柱」といいます)【長花柱花】。
それに対して、ひとつ目はおしべのほうが長い(というか雄しべしか見えませんが)です。こういうタイプを花柱の長短で表現し【短花柱花】と呼んでいます、一般には。
でも、「短花柱花」というのはネガティブな感じで分かりにくいので、私たちはウラでこういうタイプを「長花糸花」と呼びたいと思います。



なぜ2タイプあるのか?
訪花昆虫は ハチとアリのように大きさが違います。
ソバの花はその多様性に着目して2つのタイプを作りました(^^)/

まず、大きいほうのハチのばあい。
ハチはこの雄しべが(めしべより)背の高い花【短花柱花】(私たちの表現では<長花糸花>)に止まって蜜を漁ると、ハチの体に花粉が付着します。



そのハチがこんどは 別の株の雌しべが(おしべより)背の高い花【長花柱花】に止まると、ハチの体に付いていた花粉が雌しべに付きます。





つぎは 背の低いアリのばあいです。
アリのばあい おしべのほうが背の低い花【長花柱花】にくると、花粉がつきます。



そのアリが別の株のめしべのほうが背の低い花【短花柱花】<長花糸花>に登って来て蜜を吸うとき、アリに付いていた花粉が雌しべの柱頭に付きます。





ひとつの株には 異なったタイプの花は咲きません。
同じ株には同じタイプの花しか付きません。
同じタイプの花同士では結実しないと言われています。




また虫媒花ですから、実際にも 高さの同じ おしべ ⇒ めしべのほうが授粉しやすいのです。
 ハチ 高い雄しべ⇒高い雌しべ
 アリ 低い雄しべ⇒低い雌しべ

これを私たちの表現で言えば、
 ハチ 花糸花 ⇒ 花柱花
 アリ 花糸花 ⇒ 花柱花

例 <アリが成功するケース>
短花糸花のアリ
  ↓
短花柱花のアリ







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20の綿毛 - 1つの質問(^^)/

2022-10-20 06:00:03 | みんなの花図鑑
直前の投稿で アキノノゲシの<綿毛>が出ましたが、綿毛にもいろいろあります。
実は、最近撮った綿毛で何の綿毛か分からないものがひとつあり、
自分のブログを<綿毛>で検索していたら、結構懐かしい画像が出てきて皆さんにもお披露目したくなりました∧||∧
そこで過去ログから 20種類の綿毛の画像をピックアップしてみました(一部初出あり)。
そして、20種類の綿毛のあとに 分からない綿毛の画像を掲載しました。
あわよくば、この20種類の綿毛を参考に 分からない綿毛の名前が分かれば・・・などと妄想いたしております。
どうぞよろしくお願いします (´∀`)



01 アメリカオニアザミ







02 セイヨウタンポポ








03 ガマの穂





04 カワヤナギの柳絮(りゅうじょ)





05 ネコヤナギ





06 チガヤ









07 セイタカアワダチソウ









08 トウワタ






09 ノゲシ








10 オニタビラコ






11 ヒロハホウキギク









12 アキノノゲシ










13 ベニバナボロギク





14 ノボロギク






15 オオアレチノギク






16 ツワブキ












17 メリケンカルカヤ









18 フジバカマ









19 シオン属ゴマナ




20 アオイ科ワタ






質問の綿毛

ツルはアサガオのツルです



場所:土手


撮影日 10月1日



草丈:1m強












追加画像








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アキノノゲシ - さらにその後

2022-10-19 06:00:07 | みんなの花図鑑
雌性期中期

雌しべ棒(花柱)の先が割れ柱頭が展開しだしました。



雌しべ棒を覆っていた花粉も上のほうは無くなり下のほうだけ残っています。


















雌性期終期

雌しべ棒(花柱)に付いていた花粉はすべて無くなりました。
ところで花粉はどこへいったのでしょうか?



すべて訪花昆虫の体に付いていったとはとても思えません。












そうかといって、風に吹かれて飛んでいったとも思われません。



花粉より大きな卵らしきものが花柱に付いています。 虫が産み付けたのでしょうか?





綿毛期

















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アキノノゲシ - その後

2022-10-18 06:00:05 | みんなの花図鑑
前回、アキノノゲシの花の初期(雄性期)を観察しました。それはこのようなものでした。

雄性期

アキノノゲシは舌状花の集合で花序を構成しています。
舌状花は一枚の肥大化した花弁と一組のおしべ・めしべからできています。
つまり一枚の花弁は必ず中心部の一組のおしべ・めしべと繋がっているのです。



花の初期には雄しべ筒の中から花粉が筒の上部に持ち上げられます。花粉を押し上げているのは筒の中を通っている雌しべの花柱です。
この時期、雌しべはまだ成熟していません。花粉をまとわりつけた棒に過ぎないのです。
雄性先熟といって 花粉放出期と受精期をずらしているわけです。





雌性期のはじめ

しばらくたつと、雌しべの花柱の先が2つに割れカールしだします。




ヒツジの角のようなかたちになった内側が花粉を受け入れる柱頭です。
雌しべの花柱の表面には花粉がまだついています。




雌しべ棒の先が割れて柱頭ができるのですが、内側と外側の境界はあいまいで、柱頭部分にも花粉が付いている雌しべ棒が見られます。




ミツバチがきて吸蜜しています。蜜はシベの付け根にあるのでしょうか?
このハチは花弁の裏から吸蜜しているようです。




後脚の花粉籠には橙色の花粉団子を付けています。




明日は <さらにその後>を観察します。



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秋だよ!デンパークの木の実クイズだよ!

2022-10-17 06:00:17 | みんなの花図鑑
散歩で見た花を取り上げているうちに季節が進み、久しぶりに訪れたデンパークは 木の実一色でした。
そこで 急遽 クイズにて一挙公開!
クイズは 10問に限定しましたが、
クイズの参考として掲載する木の実も合わせると16~17種類となります。
では、よく見る木の実からはじめましょう。

最初の3問(Q1、Q2、Q3)は 同じ属の樹です。
Q1

属名にもなっている代表的な木です。



葉は紅葉します。



実は熟すと食べられます。


〔参考1〕Q1によく似た木

Q1にとてもよく似た葉ですが、紅葉がより美しいです。


あまり実のなってるのを見たことがありません。(理由はあとで)



〔参考1〕はオオデマリでした。
〔追記〕 オオデマリはヤブデマリを改良して全部装飾花にしたもので ヤブデマリにあった両性花の部分がなくすべて萼片が変化して出来た装飾花のみからできているため、結実しないのだそうです(ToT)




〔参考2〕Q1によく似た木

Q1の果実は赤い実ですが、その 黄色バージョンです。



なので 「キミノ○○○○」と呼んでいます。(○○○○が Q1の答え)




Q2

果実は Q1 によく似ています。



けれど、この木は 紅葉しません。



Q1と 属は同じですが、常緑樹なのです。



Q3

Q1、Q2と同じ属の樹です。



現在、葉は緑ですが、いちおう落葉高木です。


実は熟すと黒くなります。



では これまでの3問、答え合わせをしておきましょう。
A1 ガマズミ
A2 ハクサンボク
A3 ゴマギ
以上、すべてガマズミ属(Viburnum ビブルヌム)の木でした。
学名は
 ガマズミ  Viburnum dilatatum
 ハクサンボクViburnum japonicum
 ゴマギ   Viburnum sieboldii





次の3問
Q4

大ヒント: ミズキ科の樹



米国ワシントン・ポトマック川の桜並木は、日本から110年前に贈られたものです。
その返礼に米国からこの木 60本が贈られました。


よって大ヒント: 別名 アメリカヤマボウシ




Q5

同じくミズキ科の樹です。


この実は食べられます。


マンゴー味かな (^^♪


〔参考1〕Q5によく似た木

Q5 の常緑バージョンです。


なので名は「トキワ〇〇ボ〇〇」となります。


実は全く同じですね




Q6

大ヒント:属名は マグノリアです。


同属のコブシもこのような果実を作りますね


大ヒント:花です




それでは、以上3問 答え合わせをしておきましょう
A4 ハナミズキ
A5 ヤマボウシ (いちおう 品種は '月光' )
A6 モクレン (いちおう 品種は 'サヨナラ')





つぎは 2問で区切ります
Q7

ミツバウツギ科の木の実です。


果実は袋果で、1つの花から1-3個生じ、長さ1-1.3cmになる。
これは子房の心皮がその数だけに裂け、反り返ったものである(Wikipediaより)


大ヒント: これと同じ名前の魚が海にいます。


〔参考〕よく似たミツバウツギ科の木







〔参考〕やや似た木











Q8

難問です
ニシキギ科ニシキギ属


中国原産


果実は4つに割れます。



では、以上2問 答え合わせをしておきましょう
A7 ゴンズイ

A8 中国オオバナマユミ

比較的最近同定されたもので、クイズの答えは「マユミ」でOKとしましょう(^^♪




最後の2問です
Q9

このイガイガが下に落ちてると、拾って持ち帰りたくなります。





名前は 葉の形がヒントになります。




Q10

注意:よく見るプラ〇〇〇はこの樹ともう1種の間に生まれた子です。


子どものプラ〇〇〇に比べると、母親の葉はより切れ込みが深いです。






最後の2問の答えです。
A9 モミジバフウ
または アメリカフウ でもOKです。

A10 スズカケノキ(下図 左)
これは いわゆるプラタナス(下図 中央)ではありません。

いわゆるプラタナスは図の中央のモミジバスズカケノキのことで、左のスズカケノキと右のアメリカスズカケノキのハイブリッドです。
スズカケノキは モミジバスズカケノキ(いわゆるプラタナス)以上に 葉の切れ込みが深いです。


あとは 同じ日に安城デンパークで見た面白い木の実です。
シダレエンジュ











ホルトノキ











シマダイダイ 地球柑

シマダイダイはサワーオレンジ Citrus ×aurantium Sour Orange Group の1品種。


「ダイダイ(橙)」 の名は、実が落ち難く、放っておけば翌年、翌々年と二代、三代の実を見る事が出来るところから名前が付いたそうです。






縞の実は昨年、橙色の実はさらにその前年(一昨年)の実でしょうか。



チカラシバ - 豊田安城自転車道4

2022-10-16 06:00:16 | みんなの花図鑑

きょうはイネ科のチカラシバ(力芝)です。
チカラシバの名は非常に強いヒゲ根を地中に下ろし、茎も強くて引き抜こうとしても馬鹿力(バカヂカラ)を要すことから。(一部意訳)




ブラシのような穂が特徴です。ネコジャラシのブラシに比べるともっとずっと剛毛ですね。
緑色をした細長い粒(イネのもみに当たる部分)を小穂(しょうすい)といいます。




小穂の先から褐色の細長い袋が 今にも切れそうな細い糸でぶら下がっていますが、これが雄しべで褐色の袋は花粉が入った葯です。




葯は非常に細い花糸でぶら下がっているので、少しの風が吹いても葯がひらひらと舞います。

風に吹かれて花粉が・・・
Pollen is blown by the wind...



そして、今回の大発見がこの画像に写っている雌しべの柱頭です。




さらにズームした雌しべの柱頭です。他のイネ科ではたわしのような恰好をしていることが多いのですが、チカラシバの柱頭は半透明のヒツジの角の形をしています。





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エノキグサ - 豊田安城自転車道3

2022-10-15 06:00:15 | みんなの花図鑑
どこにでもある草ですが、目立たない草です。


葉がエノキの葉に似ているので エノキグサ と呼ばれてます。




茎の先に 上のような穂状の花をつけます。




エノキグサは雌雄異花で、これは 雄花です。




これは以前(2018-9-15)撮ったエノキグサの雄花です(見出し画像も同じ)。
エノキグサはトウダイグサ科の一年草で、このマクロ画像の開花した雄花を見ると、同じトウダイグサ科の コミカンソウの花 にちょっと似たところがあるのが分かります。



では、雌花はどんなのかというと・・・


一枚のお椀のような葉っぱ(苞葉といいますが)の中に、複数のめしべがコロコロと・・・
めしべだけですがこれで複数の雌花です。
複数の花を一枚の葉っぱ(苞葉)が包んでいるので、苞葉は総苞とも呼ばれます。





雌しべの球形の子房の先に花柱が出ています。
苞葉の付け根からは 小型の雄花が出ています。




「子房は3室にわかれ、表面には小さなコブ状の突起があり、その上に軟毛が密生している。」(植物雑学事典「エノキグサ」)




「3つに分かれた子房の上に付いているのが、花弁に相当する花被であり、その中心部に雌しべがあるはず。わかりにくい花である。」(同上)



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シソじゃなくてエゴマかも? - 豊田安城自転車道 2

2022-10-14 06:00:14 | みんなの花図鑑
アオジソ?

いや~、参った、まいった。。。
自転車道の路傍に生えていたこの野草が 何なのか分からなかったんですよ(ToT)




もちろんシソ科だということは分かりましたよ (´v_v`)




でも、周りは昨日のカナムグラ(アサ科)とか カラムシ(イラクサ科)なのです。




葉っぱも何だか固そうな感じでしょ?!




Google Lens に聞いても、Mosla dianthera(ヒメジソ)とか ナギナタコウジュを挙げてきます。
(あとで気が付いたのですが Mosla と答えてくれたこともありました (´・ω・))




要領を得ないので、久しぶりに 掲示板に質問。
だいぶたって 常連回答者の方から
「シソでしょう、アオジソ(大葉)」
と(あきれたような)回答をいただきました。
変に難しく考えていたので、「シソ」と言われてずっこけました (´v_v`)


【追 記】
その後、葉っぱに違和感を覚えながらもアオジソということで納得しようとしていたのですが、本日質問した掲示板を覗いてみたら 別の回答者の方からレスが入っていました。いわく、
「エゴマも調べてみては如何かな」
さっそくエゴマを画像検索すると、ややや、ごわごわした葉っぱはこちらのほうがそっくりではありませんか?!


■エゴマ:葉っぱの周りのギザギザが小さい。輪郭が丸みをおびている。葉は固い。
■ シソ:葉っぱの周りのギザギザが大きい。葉先が尖っている。葉は柔らかい。
(画像・記事ともに 「shufuse >食材辞典>野菜の知識>エゴマとシソの違いとは?」より)



【追 記 2】
本日、再度、葉の香りを確認しに行ってきました。





前回より10日以上たっていて、花は無く、すべて実に変わっていました。




葉の香りを嗅いでみましたが、シソの香りはせず、代わりにもっとエグい?香りがわずかですがしました。
以上より、エゴマで正解とします






アカジソ?レモンエゴマ?

そして、上のアオジソのすぐ隣にあったのが コレ。



話の流れから行くと、これも珍しいものではなく、畑から逃げてきたアカジソ(赤紫蘇)なんでしょうね?



【追 記】
前掲の流れで、もしアオジソでなく エゴマ だったとすると、こちらも レモンエゴマ に変更かな(@_@)
いずれにしても、区別点を調べなおす必要があるみたいです。





ウシハコベ

あれれ?ハコベの仲間ってこんな季節でも咲くんですか??



ハコベの仲間は花弁が5枚で深く2裂するのが特徴。




ハコベの仲間は大きく分けて
花弁の方が萼片よりもはるかに長いタイプと
花弁とその下の萼片の長さがほぼ同じタイプとに分けられます。




この花は花弁と萼片の長さがほぼ同じなので、
ミドリハコベ、コハコベ、ウシハコベ
のうちのどれか。




花柱をみると、5本あります。
5本あるのは ウシハコベだけで、あとの2種類は 3本です。




「花 期: 4~10月
ミドリハコベに比べて大きいため、牛の名が付けられている。(中略)花柱は5個あることが特徴である。雄しべは10個。」(三河の植物観察「ウシハコベ」)






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アキカラマツ、カナムグラ - 豊田安城自転車道1

2022-10-13 06:00:13 | みんなの花図鑑
豊田安城自転車道の出発点、豊田市水源町で出会った地味な野草を少しづつ。

アキカラマツ

アキカラマツ(秋唐松、秋落葉松)は キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、「初夏から秋にかけて、カラマツの葉を思わせる黄緑色の小さな花を枝先に群がるように咲かせることから、「秋カラマツ」の名が生まれた」(Wikipedia)とされています。




「水はけがよい日当たりのよい場所を好み、主に草原や路傍、丘陵地などに生育する」(同上)




葉に特徴があります。

「葉は、互生で3出複葉。小葉は円形〜広卵形、扇形など様々で先端は2〜3裂し、長さは約1cm。」(同上)




葉柄の基部に生じる托葉は,縁が波状に尖る鋸歯を生じています。
カラマツソウの仲間にはいろいろありますが、
アキカラマツの雄しべはクリーム色の葯が大きく全体がクリーム色に見える、他にはない特長があります。




豊田安城自転車道の出発点は 第2東名が矢作川を渡るためにできた橋、豊田アローズブリッジの下を通っています。






カナムグラ

「ムグラ」とは「密生し藪をつくる草」(Wikipedia)のことだそうです。
ただし、よく出て来るヤエムグラ、フタバムグラ、メリケンムグラなどは みなアカネ科ですが、カナムグラだけは アサ科です。




別名を「ジャパニーズホップ」といい、同じアサ科の「ホップ」の仲間です。




雌雄異株の植物で、ジャパニーズホップというと聞こえはいいけれど、それは雌花のほうで、雄花は花粉症の元です。花粉の大きさはだいたいスギ花粉と同じくらいです。





カナムグラの「カナ」は、鉄という意味があります。その名の通りカナムグラはとても丈夫な蔓をもっています。しかも、この蔓は下向きにトゲがついているので、うっかり触るとケガをします。




細くて短い花糸の先に大きな葯が垂れ下がっているのが特徴です。

という訳で、偶然ですが、<大きな葯>が今日の野草の共通点でした。



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やっぱり秋のフヨウかな (3/3)

2022-10-12 06:00:12 | みんなの花図鑑

<秋のフヨウ>3回目は 白い花弁のフヨウです。
こんどは ハチが蜜ではなく花粉を漁っています。




蕾がたくさんできています。
一日花ですが、つぎからつぎへと咲きます。




ムクゲとフヨウの(花の)違いは フヨウのほうはシベの先が曲がって上を向いていることだと言いましたが・・・
ここのフヨウはあまりそれがはっきりしていません。





まあ、この程度曲がっていれば、フヨウのシベと言えるかな(´∀`)





全身真っ黒なハチが花粉を食べています。




そうとう美味しいんでしょうね

蜜が萼から出ているにもかかわらず、ハチたちは花弁の付け根から蜜を吸っているように見える問題は 解決できませんでした。また来年? 観察します (^_-)-☆





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