アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

しだれ梅 - 名古屋市農業センター

2024-02-19 15:00:00 | みんなの花図鑑
しだれ梅が800本!
というブロ友さんの記事を見て、私も行ってみました!
しだれ梅が紅白林立する姿は確かにすごい!
感動的でした (^^♪







































この日は日曜日で、すごい人でした。
あちこちから外国語が聞こえてきました。
中国語が多かったですが、
中には ”イ ペン ラ~イ”みたいなイントネーションも(たぶんタイ語じゃないかと思うのですが)聞こえてきましたよ (^_-)-☆
ちなみに外国人の数は都道府県別では 東京、大阪、愛知の順ですが、
愛知県の中では 豊橋市がトップ、以下、豊田市、岡崎市、西尾市の順となっています(´∀`)






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ラックスの花芯 (2) - 安城デンパーク

2024-02-18 15:00:00 | みんなの花図鑑
ラナンキュラスの ’ラックス ’ というシリーズ (Ranunculus Rax series) は ラナンキュラスの異種間交配によって生まれた、従来のラナンキュラスとは別のカテゴリーの品種群として位置づけられています。
ラナンキュラスというと八重咲き品種が一般的ですが、’ラックス’ シリーズは半八重のスプレー咲き。
その最大の特徴が 花弁がワックスのように艶があること(「ラックス」というシリーズ名も ラナンキュラス+ワックスより)。
そして、もうひとつの特徴が 八重のラナンキュラスには無かった花芯(めしべとおしべ)が露出していること。


昨日に続き ラナンキュラス ’ラックス’ の花蕊を観賞します。


ムーサ?
























エウロペ?



ニノス?

















2日間に渡りお付き合い下さり、ありがとうございました!





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ラックスの花芯 (1) - 安城デンパーク

2024-02-17 15:00:00 | みんなの花図鑑
ラナンキュラスの ’ラックス ’ というシリーズ (Ranunculus Rax series) は ラナンキュラスの異種間交配によって生まれた、従来のラナンキュラスとは別のカテゴリーの品種群として位置づけられています。
ラナンキュラスというと八重咲き品種が一般的ですが、’ラックス’ シリーズは半八重のスプレー咲き。
その最大の特徴が 花弁がワックスのように艶があること(「ラックス」というシリーズ名も ラナンキュラス+ワックスより)。
そして、もうひとつの特徴が 八重のラナンキュラスには無かった花芯(めしべとおしべ)が露出していること。


きょうと明日は ラナンキュラス ’ラックス’ の花蕊を観賞します。



サティロス












ミネルバ














ピクス?


フォスフォロス?






ウラノス?


キュベレー?







(つづく)




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ユーフォルビア・プニセア - デンパーク・コレクション

2024-02-16 15:00:00 | みんなの花図鑑

私のブログでは初めてのデンパーク・コレクションです。
ユーフォルビア・プニセアは 名前から分かるようにトウダイグサ科の杯状花序の植物です。





解説板によると…
「ユーフォルビア・プニセア(Euphorbia punicea)はジャマイカ原産、トウダイグサ科の熱帯植物です。」
とのことです。
ジャマイカ原産なんて珍しいですね
話がそれますが、今は昔、ヒッピーブームが終わったころ、ジョーコッカーが「Jamaica Say You Will」という唄を歌いました。なぜか心に残る曲だったのですが、この歌オリジナルはジャクソン・ブラウンだったんですよね。
「船長を父親に持つ女の子が海のそばで暮らしている。しかし結局は彼女も連れ去られ旅立つことになる。そんな話を寓話として書いたのだけれど、僕自身はできることなら、繭にくるまれ、世界と隔絶された中にずっといたかった。」(wiki「Jamaica Say You Will」より)





(解説つづき)「華やかな赤い花びらのような苞の中心には千沙な黄色の花が咲きます。花はポインセチアに似ていますが、すらりと伸びた木のような姿と多肉質の茎、柔らかな長細い葉が特徴で「ジャマイカン・ポインセチア」と呼ばれます」

解説に 「木のような姿」とありますが、木ではないのでしょうか?
(GKZ植物事典には「常緑低木」とあります)




解説にもあるように、赤い花弁のような部分は苞または苞葉といい、花序に一番近い葉が変化したものです。




林立しているのは雄しべ、雄しべの林の中に雌しべが伸びているのが分かります。
黄色いお椀のような器官は腺体です。




腺体からは蜜が溢れています。





以下参考までに、ユーフォルビア・プニセアとよく似た杯状花序の植物です。


〔参考〕ポインセチア (ショウジョウボク)




〔参考〕ショウジョウソウ(サマーポインセチア)




〔参考〕ユーフォルビア ’ゴールデン・レインボウ’




〔参考〕ハツユキソウ




〔参考〕オオニシキソウ









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フリージア - 安城デンパーク

2024-02-15 15:00:00 | みんなの花図鑑
安城デンパークのフローラルプレイス(大温室)の春を呼ぶ花を特集しています。
きょうはフリージアの花芯に近づいてみます。


フリージア (Freesia refracta) は「南アフリカのケープ地方に10種あまりが分布しているが、オランダでの品種改良により現在では150以上の園芸品種が存在する。」(wiki 「フリージア」)




フリージアだけでなく花の原産地は 南アフリカのケープ地方が多いです。なぜなのでしょう?




「ケープ半島は地中海性気候でありはっきりとした季節がある。」(wiki 「ケープタウン」)
「10月から3月まで続く夏は暑くて乾燥している。半島は東南から強い風をしばしば受けるが、これは「ケープ・ドクター」と呼ばれている。汚れを吹き飛ばし、空気を清浄にするからである。」(同上)




さて、花蕊愛好家?にとっては フリージアのはっきりしたおしべ・めしべは 花弁とともにまたとない観賞の対象になります(^^)/





こうしてみると、シベは 花筒の天井側に着いているようです。





おしべとめしべがとても近い距離にあります。





めしべの柱頭は 3つに分かれ、その先がさらに2つに分かれているようです。





開花直後のおしべ・めしべ?





雄しべの葯は縦に長いです。葯が割れて 文字通り 粉状の花粉が出ています。







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カリアンドラ・ハエマトケファラ - デンパーク・コレクション

2024-02-14 15:00:00 | みんなの花図鑑
きょうも安城デンパークのデンパーク・コレクションより

カリアンドラ・ハエマトケファラ(紅花)

Calliandra・・・・・ギリシャ語の calli(美しい)+ androeceum(雄しべ)が語源です。



haematocephala・・・ギリシャ語の haimo(血、赤)+ kephale(頭)に由来し、「頭が血紅色の」の意。



和名は オオベニゴウカンのほか、アカバナブラシマメという名もあるようです。



英名 : Red powder puff。





カリアンドラ・ハエマトケファラ(白花)

カリアンドラはマメ科ネムノキ亜科カリアンドラ属の熱帯性常緑低木。
原産地はボリビア、ペルー、ブラジル。



カリアンドラ・ハエマトケファラ(Calliandra haematocephala)は 和名をオオベニゴウカン(大紅合歓)。




本種(Calliandra haematocephala 'Albiflora')はその白花品種。




「外見はネムノキによく似る。」(Wikipedia「オオベニゴウカン」)
ネムノキは放っておくと10m近い大木に育ってしまいますが、本種は3mくらいなので近年人気の庭木です。



白いとか紅いといっているのは 化粧パフに似た球状のおしべのことです。






ドンベヤ ’セミノール’ - デンパーク・コレクション

2024-02-13 15:30:00 | みんなの花図鑑
安城デンパークのフローラル・プレイス(大温室)のデンパーク・コレクションのひとつをご紹介します。



この日は天気が悪く、絞り開放で撮っていますので、解説板の下のほうの説明がぼけています。以下で、再掲します。



上の解説板によりますと…
「 ドンベヤは東アフリカからマダガスカル原産、アオイ科の熱帯低木です。」
ということで、日本でよく見るフヨウの木を想起させます。






(解説のつづき)
「ドンベヤ 'セミノール’ (Dombeya 'Seminole')はドンベヤ・ブルゲシアェ(Dombeya burgessiae)をもとに作出された交配種で、明るくきれいなピンク色の花がブーケのような半球状にかたまり、上向きに咲くのが特徴です。」







デンパークへは2010年に導入されました。

(以下、Wikipedia「Dombeya burgessiae」の説明より)
15本の雄蕊(雄しべ)があるが、そのうち内側の5本は大きく、後述する仮雄蕊と同じ輪生体の一部を形成し、葯の直下の花糸が膝状に湾曲し、葯がわずかに外側に折れ曲がるようにしている[14]。残りの10本の雄蕊は少し小さめで花糸が完全に直立しており、外側の輪生体を形成し、内側の雄蕊や仮雄蕊と互い違いになっている[14]。葯が退化した細いへら状の仮雄蕊(英語版)は5本存在する[14]。花の中で長い雄蕊が短い雄蕊の花粉を雌蕊(雌しべ)の柱頭に運んで自家受粉するため、他家受粉は起こらないとされる[10]。しかし一般的に自家受粉する植物の花は蜜も香りも出す必要がないとされる[15]にもかかわらず、ドンベヤ・バージェシアエは芳香を持ち[3][14]、ミツバチを惹きつける[12]。






毎年アップしていますが、今回の目玉はこの豊富な蜜!
今にもあふれそうです!
メジロでも連れてきたら喜ぶでしょうに (^^♪






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ラナンキュラス ’ラックス’ - 安城デンパーク

2024-02-12 15:30:00 | みんなの花図鑑
デンパークの春を呼ぶ花、3つめは ラナンキュラス ’ラックス’ です。








一般的なラナンキュラスは八重咲きで 花芯(雄しべと雌しべ)が見えませんが、園芸品種’ラックス’ は 花芯が露出しており、花びらの枚数も少なく、代わりに花弁には独特の光沢があります。
















ラックスは宮崎県の綾園芸という会社が作出したラナンキュラスのシリーズ名のです。
綾園芸は、以前は神奈川県でラナンキュラス、カーネーション、シクラメンなどの鉢物生産に取り組んでいましたが、宮崎県の気候がラナンキュラスの栽培に適していたため、 そちらに移り大規模に育種、栽培を行うことになったそうです。






ラックスというシリーズ名は、花弁が光ることから(ラナンキュラス+ワックス)という由来で名づけられました。
アリアドネ、ティーバ、ガラテア、サティロスなどの品種名はギリシャ神話に登場する神々の名に由来しています。




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シネラリア - 安城デンパーク

2024-02-11 15:00:00 | みんなの花図鑑

私の好きなキク科のシネラリアです。



_____えっ、これってサイネリアじゃないの?

そう、おっしゃるかもしれませんが・・・




サイネリアという名前は園芸業者が勝手につけた販売名です。




Wikipedia「シネラリア」によると、
「花屋では昔「シネラリア」と呼ばれていたキク科ペリカルリス属の園芸品種群」で、
「 最近は「死ねラリア」と連想する人が多いので「サイネリア」の流通名で販売されている。」




もっともシネラリアのほうも、英語名の ” Florist's Cineraria” (花屋のシネラリア)からとったものです。
Cineraria は 語源辞典によれば「「灰の」を意味するラテン語「cinerarius」に由来し、シネラリアの葉にある灰白色の綿毛にちなんだものである。」
とあります。




まぁ、4がきらいな日本人には「死ねらりあ」では売れないので、致し方ないのかなとは思いますが・・・
ちなみに、「昔の学者は、海外から導入された物に必ず和名を付けていた習わしから、この植物は「フキザクラ = 蕗櫻」と言う和名を松村博士が1896年に付けている。」(同上wiki)とありますが、流通しなかったようです。
カタカナの名のほうが高そうだったのでしょうか?


さて、先ほどから、花の中心部を拡大していますが・・・



花の中心部は筒状花という小花の集団で構成されています。
筒状花は周辺部から順に咲きだしていきます。中心部はまだ蕾です。
その周囲に黒い筒が立ち上がって黄色い花粉が溢れていますが、この部分がおしべ活動期の花です。
そのまた外周に青黒いYの字に2裂した小花の部分が 雌しべ活動期の小花たちです。




シネラリアは結局キク科キク亜科ペリカルリス(Pericallis) 属 の園芸品種群の総称なので、花にはいろいろなバリエーションがあります。





当然、筒状花の形態にもバラエティーがあります。
これなど、筒状花の花冠も雄しべ筒もめしべの2列した柱頭部もみな半透明の白ですねぇ!(^^)!





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シンビジウム’花もみじ’ ‐ 安城デンパーク

2024-02-10 15:00:00 | みんなの花図鑑
立春とはいえ外はまだまだ寒いので 温室の花を。



安城デンパークのフローラルプレイス(大温室)内は一足早く春の花でいっぱいです。



中でもひときわ目立つのがこのシンビジウム。
「花もみじ」という品種は (有)林洋ラン園 の開発した品種のようです。



サイトの説明によりますと、
「日本人の好む抱え咲きで、開花後の時間が経っても花が開ききらないので、長い時間花を楽しめます。」
ということです。



上に出てきた抱え咲きとは、
別のサイトの説明によりますと、
ラン科の花は大半が、3枚の花弁(ペタル)と、3枚の萼片(セパル)からなる合弁花です。
そして、シンビジュームの花の特徴のうちで、抱え咲きといわれるものは、
3枚の萼片(セパル)が相対的に大きくなって、残り3枚の花弁(ペタル)を抱え込んでいるものを指します。



ラン科の花の特徴のひとつが下部ペタル(すなわちリップ)中央部にある蕊(ずい)柱です。




ずい柱先端部には 白い帽子のようなものをかぶった(葯帽と書かれた本もあります。)葯があります。これが一般の雄しべにあたります。
そのすぐ下に粘液性のくぼんだ所(柱頭)があるということですが、これが雌しべにあたります。




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