2025年1月1日 新潟NHKNEWSWEB
12月31日、新潟県佐渡市の交番に「月光仮面」を名乗る人物から寄付金が届けられているのが見つかりました。「月光仮面」を名乗る人物からの寄付は今回で52回目で警察は交通遺児のための基金に活用することにしています。
31日午後3時すぎ、佐渡市にある両津交番で駐車場に止めてあった車のボンネットの上に現金とメッセージが書かれた紙が入った袋が置かれているのを警察官が見つけました。
警察官が現金を確認したところ、すべて硬貨で9950円が入っていて、紙には「毎日、一枚づつ集めた小銭です。交通事故などで困っている人に少しでも役立てば幸福です 月光仮面」と書かれていたということです。
また、31日午前1時ごろには同じく佐渡市内にある佐和田交番の入り口のカウンターにも、現金2万円と「わずかですが交通遺児の方に使って下さい」と書かれたメモが入った封筒が置かれているのが見つかりました。
警察によりますと、「月光仮面」を名乗る人物からの寄付は今回で52回目、佐和田交番への寄付は39回目で、これまでの寄付金の合計は107万円余りになるということです。
警察は寄付金を交通遺児のための基金に活用することにしています。
佐渡警察署の藤ノ木昭朗 副署長は「寄付を頂いた方々には心から感謝を申し上げます。ご意向に沿い、交通遺児基金に送金し、交通遺児のために役立ててもらいます」とコメントしています。