デキタン ドシタン

赤松の吹筒花火のはやし言葉です。こんな調子で日和佐(美波町)の出来事やマイライフを公開します。

藍の秘(硝石)

2024-02-17 | 阿波毎々

今朝の徳島新聞から、驚きのニュースがありました・・!

画像の左から三つ目の白い粉が、硝石(硝酸カリウム)と言うものです。

これが吹筒花火の火薬の原料となるのですが、以前から不思議に思っていたのが、分量的に大量必要な成分なのに・・、阿波では鉄砲や花火が全国的に多いと言われるのでしたが・・、その原料調達が ”コレ” かと感じられました。

でも、これだけでは・・?

世界遺産の「白川郷」の小さな地域で、大量の硝石が得られたのは不思議でしたが藍の「すくも」なら、当時には大量に生産できたと思います・・?

でも・・? でも・・! 日本国の防備や国内の戦を考えると、余程大量の硝石を産出しなければなりません。

全国的に限られた地域での産出は少量と思われますが、小地域での産出方法を考えると、人間の糞尿や、家畜の(牛糞・馬糞)糞尿なら全国どこにでもあります。

これも世界的に見れば貴重な方法ですが、「肥溜め」方式が全国各地に存在していたはずですし、それらを合わせれば大量となり得るはずです・・

そこで昔からのことですが、一農民の花火家では、「他所の花火家に娘が嫁いでも、けして花火の話はしてならぬ」と娘に伝え、花火づくりの内容のことは隠密にされていました。

このことから、阿波藩であれば尚更きびしい統制であり、秘密裏の中で火薬製造を行ったと思われます。

これは、一伝統花火師が閃きました。???