新生児に名前をつけるとき、名前の文字、呼び方、いつ生まれたか、親の名前、この四つのことがらがだいじなのはわかりきった話ですが、パソコンでファイルを保存するとき、昨日書いた三つのことを粗末にしなければ後で困ることはありません。
1.場所をはっきり決める
これは、親の名前に相当します。
いつもいるところはどこか、呼び出すときにはどこを探せばよいのか、せめて「どのあたりを探せば」ぐらいのことは考えられるようにしておかなければ話になりません。
「どこに保存しましたか」「さあ」では保護責任違反、自分が困るという罰を受けます。
「ドキュメント」の中にどういうフォルダーがあるのかは、購入時のフォルダー構成のままでであっても、自分で確かめておきましょう。
建売りでも、自宅の間取りを確かめずに住み始める人はいないでしょう。
保存先をどのフォルダーにするかを確かめるのは、住宅でこの部屋は何に使うかを決めるのと同じです。
寝室も物置も一緒ではいけません。
2.名前は呼び出せるものにする
ファイル名は付いていても、それを見ただけでは中身の見当もつかないのがあります。
どういうファイルなのかわからない名前では、囚人の番号と同じです。
カメラの中の画像のような、仮のファイル名そのままでは、保存には適しません。
名前は親が付けるもの、パソコンのファイル名は、自分ですぐ呼び出せるように、ユーザー自身が考えてつけるものです。
3.拡張子を変えない
ファイルの種類は、拡張子というドット記号で始まる末尾のいくつかの文字で仕分けられます。
アプリから保存した場合には、そのアプリで次回に呼び出せるように拡張子が自動で付けられます。
ファイル名の拡張子の部分はアンタッチャブルです。ファイル名を変えるときは、拡張子の左側で変えなければいけません。
拡張子を変えたらどうなるか、やってみればわかりますが、無期刑で保存場所から出てこられなくなります。