外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

忘れられない選手

2010-02-11 16:49:16 | 大学野球
野球ファンならば、どなたにも忘れられない選手がいると思います。

ただ、ひと口に「忘れられない選手」と言っても、忘れられなくなった理由は様々です。

感動的なプレーで勝利に貢献した選手、
必死に頑張るも勝利の女神から見放された悲運の選手、
映画スターのような二枚目選手、
ポテッとしたユーモラスな体形で人気者となった選手、
球場で握手してもらった選手、
同じ教室で学んだクラスメートの選手等々。

今日、話題にするのは、ズバリ、その名前が忘れられない選手。
別の言い方をすれば、一度聞いたら憶えてしまうような名前の選手であります。

阿天坊(あてんぼう)俊明さんは、銚子商業の選手として甲子園で活躍。
南海ホークスからドラフト2位指名を受けるも、郷里の先輩・長嶋茂雄さんに憧れて立教大学に進学しました。

私は、小学生の時に父に連れていってもらった神宮で阿天坊選手を観まして、一回で名前を憶えました。

1966年(昭和41年)の春に立教がリーグ優勝した時の主力メンバーです。
首位打者を獲得した槌田選手をはじめ、プロでも活躍した選手が中軸を固める強力なオーダーでした。

4秋山(岡山東。大洋)
6阿天坊(銚子商業。国鉄、入団拒否)
7小川(宮崎商業。近鉄)
2槌田(倉敷工業。巨人)
8谷木(北海高。中日)
5野々山(東邦。新日鉄名古屋)
3松田、土井
7溜池
1若月(大社高。大丸)、石川

ただ、私も小学生の時ですし、名前の印象が強すぎたのか、阿天坊さんのプレーの記憶があまり定かでないことが残念です。
(;^_^A

阿天坊さんは、立教卒業時にも国鉄スワローズから3位指名を受けましたが、ノンプロでプレーした後に家業の干物屋さんを継がれました。
干物屋さんへのリンク

また、地元の少年野球リーグの会長さんとしてもご活躍中。
少年野球リーグへのリンク

早稲田にも、西大立目さん、鍛冶舎さんといった個性的な苗字の野球部員がいらっしゃいましたが、その名前を口にした時の語感とインパクトにおいて、立教の阿天坊さんが一番だと私は確信しています。
Comments (7)
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