外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

水木しげるさん、そして早稲田

2010-02-16 18:27:32 | 映画、テレビ、漫画
冬季五輪が始まりました。
しかし、西武の堤オーナーのような強力な支援者を失って以来、日本のウィンター・スポーツは、景気後退もあって、どうも盛り上がらないなあと私は感じています。

そんな状況において、盛り場にたむろする輩と見紛うような服装と懲りない言動で騒動となったスノボー選手。
彼の不始末は、彼自身、そしてスノボー競技団体が今後のスポンサーを募ろうとした際に、痛烈なマイナス材料となってくるように思います。

このような経済情勢なのですから、既存のスポンサー企業の中にも、支援打ち切りの大義名分を探しているところが必ずあります。

以前、企業からの支援が決まり、嬉し涙を流すフェンシング日本代表選手を憶えている方もおいでだと思います。
スポーツ選手を取り巻く世の中の厳しさを、どうして関係者は選手たちに教えないのでしょうか。


さて先日、何気なくテレビのスイッチを入れたら、ローカル鉄道を紹介する旅番組をやっていました。

番組のロケ地は、山陰地方は鳥取県。
境港、米子、倉吉の街を鉄道で巡る企画でした。

印象的だったのは、「鬼太郎電車」です。
境港ご出身の漫画家・水木しげるさんの作品に登場する妖怪たちが車体に描かれた電車が、とても楽しそうでした。

水木しげるさんの漫画に私が初めて出会ったのが、小学生時代に「少年マガジン」に連載された「悪魔くん」です。
最初に読んだ時は、葉っぱやら建物やらの背景が細かいところまで書き込まれているのに驚き、全体的に暗いトーンの絵が少し不気味な感じがしました。

「悪魔くん」は、週刊誌の連載とほぼ同時にテレビ番組となり、特撮の妖怪ものというユニークな内容で、あっというまに人気の子供番組となりました。

主人公の少年が魔方陣に向かって「エロイム・エッサイム、エロイム・エッサイム、我は求め訴えたり」と呪文を唱えて悪魔メフィストを呼び出すシーンは、あの当時の子供ならば、誰もが一度は真似をしたものです。
ユーチューブに当時の番組のオープニングなどがアップされていたので、ご覧になってみてください。
悪魔くん(携帯用リンク)
悪魔くん(PC用リンク)

さて、鳥取県は、早稲田の野球部に優秀な選手を送り込んでいる土地でもあります。
米子から伝説の名選手である直江、勝部(ともに米子東)。
倉吉からは、部史に残る新人監督であった国府(倉吉北)。
そして、境港からは新三年生の学生コーチである濱くん(境)。

特に、現役の濱コーチには、ポスト斎藤世代を支える若手の心技体を、ガンガン鍛えてもらわなくてはなりません。

甘いマスクで心優しい男の濱くんですが、これから二年間は心を鬼に、いや「鬼太郎」のようになって、強く凛々しい野球部を作ってくれることを期待しています。
Comments (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする