今日は2月22日。
1975年に私が早稲田の法学部を受験した際の受験番号が222番でした。
同時に願書を郵送した政治経済学部が1万5千番台だったので、「どういう具合で、こんなに違う番号になったのかなあ」と不思議に思ったものです。
ともかく、その受験番号222を合格発表のボードで発見したところから現在の早稲田スポーツ漬けの人生が始まった訳ですから、私にとって実に意味のある、ラッキーナンバーであることは間違いありません。
さて私が中学生だった頃、少年マガジンを愛読していました。
当時の少年マガジンには、不朽の名作「巨人の星」と「明日のジョー」が連載されているという黄金時代。
きっと、物凄い販売部数を誇っていたはずです。
そんな大物漫画家が大作を連載する超メジャーな存在であった少年マガジンに、ある時「光る風」という作品が掲載されました。
時代は、泥沼化したベトナム戦争で世界が揺れていた頃。
そんな世相を反映してか、「光る風」は、再軍備に着手した近未来の日本を描くがシリアスな内容のマンガで、その作者が山上たつひこさんでした。
そして私が高校に進んで暫らく経った頃、同じ中学からきたクラスメートでジャズ仲間のSくんが、「おいay、『喜劇新思想体系』って知ってるか。面白いぞ」というのです。
Sくんに関する過去記事
堅いタイトルでもありますし、てっきり「光る風」のような作品かと思って読んだらビックリ!
過激な下ネタと禁止用語の連発、上方漫才のリズム感を持った軽妙なストーリー展開、そこはかとなく漂う青春のむなしさ。
そんな様々な要素が渾然一体となったマンガが「喜劇新思想体系」でした。
主人公・逆向春助が住む安アパートに、
小説家志望の筒彦、
修行中の僧侶・時次郎、
三味線の師匠・亀丸、
「割烹おます」の若尾志麻と妹めぐみが常連として加わり、時にはドタバタ、時にはエログロをテーマにして、過激で殺那的な笑いを追求していました。(写真)
ブログで話題にするのがはばかられるような過激な内容だけに、みんな知らんぷりしながら実はしっかり読んでいるという、アングラ的な存在のまま「喜劇新思想体系」の連載は二年ほどで終了。
その後に連載がスタートして大人気となったのが「こまわりくん」でありました。
今になって考えてみると、全共闘世代に愛された「あしたのジョー」から、しらけ世代の「こまわりくん」へと、時代の潮目が変わった象徴だったんだなあというような気がします。
現在、山上さんは小説家になっているらしいです。
1975年に私が早稲田の法学部を受験した際の受験番号が222番でした。
同時に願書を郵送した政治経済学部が1万5千番台だったので、「どういう具合で、こんなに違う番号になったのかなあ」と不思議に思ったものです。
ともかく、その受験番号222を合格発表のボードで発見したところから現在の早稲田スポーツ漬けの人生が始まった訳ですから、私にとって実に意味のある、ラッキーナンバーであることは間違いありません。
さて私が中学生だった頃、少年マガジンを愛読していました。
当時の少年マガジンには、不朽の名作「巨人の星」と「明日のジョー」が連載されているという黄金時代。
きっと、物凄い販売部数を誇っていたはずです。
そんな大物漫画家が大作を連載する超メジャーな存在であった少年マガジンに、ある時「光る風」という作品が掲載されました。
時代は、泥沼化したベトナム戦争で世界が揺れていた頃。
そんな世相を反映してか、「光る風」は、再軍備に着手した近未来の日本を描くがシリアスな内容のマンガで、その作者が山上たつひこさんでした。
そして私が高校に進んで暫らく経った頃、同じ中学からきたクラスメートでジャズ仲間のSくんが、「おいay、『喜劇新思想体系』って知ってるか。面白いぞ」というのです。
Sくんに関する過去記事
堅いタイトルでもありますし、てっきり「光る風」のような作品かと思って読んだらビックリ!
過激な下ネタと禁止用語の連発、上方漫才のリズム感を持った軽妙なストーリー展開、そこはかとなく漂う青春のむなしさ。
そんな様々な要素が渾然一体となったマンガが「喜劇新思想体系」でした。
主人公・逆向春助が住む安アパートに、
小説家志望の筒彦、
修行中の僧侶・時次郎、
三味線の師匠・亀丸、
「割烹おます」の若尾志麻と妹めぐみが常連として加わり、時にはドタバタ、時にはエログロをテーマにして、過激で殺那的な笑いを追求していました。(写真)
ブログで話題にするのがはばかられるような過激な内容だけに、みんな知らんぷりしながら実はしっかり読んでいるという、アングラ的な存在のまま「喜劇新思想体系」の連載は二年ほどで終了。
その後に連載がスタートして大人気となったのが「こまわりくん」でありました。
今になって考えてみると、全共闘世代に愛された「あしたのジョー」から、しらけ世代の「こまわりくん」へと、時代の潮目が変わった象徴だったんだなあというような気がします。
現在、山上さんは小説家になっているらしいです。