外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

新たなプロへの挑戦

2010-02-28 18:15:53 | スポーツ全般
今日は津波警報が全国各地に出され、地域によっては非難命令も出るという緊迫の1日となりました。

幸い、我が家は高台に建っていますので、津波の被害を受ける心配はありません。
駅まで遠くて、普段の通勤には不便な立地なのですが、今回は初めて有り難く思いました。
今のところ、大きな被害は報じられていないようですが、このブログをご覧いただいている皆さんはご無事でしたでしょうか。

さて、冬季五輪が行われているため、既に現役を引退した名選手たちがコメンテイターとしてテレビ画面に登場して、専門家としての意見を聞かせてくれています。

プレーではなく、あくまでも話すことが仕事ですから、本職のアナウンサーと同じように、正しい発声と話し方ができる方が望ましいのは言うまでもありません。

早稲田出身のコメンテイターでは、男性ならば複合の荻原健司さん(群馬・長野原高校出身。現・参議院議員)、女性ならばフィギュアの八木沼純子さん(東京・品川女子学院出身。現スポーツ・キャスター)の発声と語り口が一番安心して見ていることができます。
二人とも、現役時代から爽やかな語り口でしたから、今の職業に就いているのも納得です。

フィギュアの村主章枝(すぐり・ふみえ)さんも、我が家に近い清泉女学院から早稲田にやってきた選手なので、私はずっと応援しています。
でも、彼女の場合、鼻にかかる発声と語尾上げする語り口が少し気になります。
トップ・スケーターとしての素晴らしい経験をいかして活躍の幅を更に拡げるために、これからは話す技術も研いてくれたらいいなと思っています。

一方、世界を見渡すと、世界の頂点を極めた後、あっさりと別の道を歩き始める選手もいます。
1980年のレークプラシッド冬季五輪の男子スピードスケートの王者、エリック・ハイデンです。

ハイデンは、過酷なトレーニングで鍛え上げた強靱な体を武器に、500m、1,000m、1,500m、5,000m、10,000mの5種目全てで金メダルを獲得するという、文字通り空前絶後の偉業を成し遂げた氷上の王者です。

ハイデンが現役引退した時、CMなどへの出演依頼が殺到しました。
しかし彼は「金メダルを金儲けに利用したくない」と全てのオファーを断り、大学に戻って外科医となりました。
こんな生き方もあるんですねぇ。

写真は2003年秋のドラフトで指名を受けた直後の早稲田の4選手(左から比嘉、由田、青木、鳥谷)。
あれから7年が経ち、比嘉くんは今年から球団の広報担当として新しい道を歩き始めました。

比嘉くんは、沖縄尚学で甲子園優勝チームの主将であり、学業でもオール5、そしてルックスも二枚目という完全無欠の秀才。
政経学部でも理工学部でも、きっと彼は合格したでしょう。

早稲田でも主将として四連覇を達成し、教職課程も修了して卒業しました。

比嘉くんは頭の回転が速くて語り口も明快ですから、新しい仕事でも必ずや活躍してくれることと思います。
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