先の週末、JR中野駅あたりをブラつきました。
中野駅前には、中野サンプラザがあります。
昔、渡米していたギタリスト増尾好秋さん(早稲田出身)がテナーサックスの大御所ソニー・ロリンズのグループの一員として来日した際に、コンサートを見に行ったのが、当時はまだ新しかった中野サンプラザでした。
先日、文庫本を読んでいたら、中野サンプラザや駅前駐輪場の建っている一帯の土地が、戦前は陸軍憲兵学校と陸軍中野学校(諜報要員の養成)が並んで建つ敷地であったと知りました。
中野駅周辺といえば、商店、飲食店などが密集するところ。
そんな中野駅前から道一本を挟んで、広大で大規模開発が可能な土地が、なぜ駅前に残っていたのだろうと昔から不思議に思っていましたが、これで謎が解けました。
東京周辺には、例えば池袋サンシャインの場所には巣鴨プリズン(東条英機・元首相らの戦争犯罪人が収容され、鉄条網で囲われていた)、あるいは神奈川県寒川の工業団地が、毒ガスも製造する海軍工廠であったり、明治大学生田キャンパスが、諜報活動機材あるいは原爆開発を研究した陸軍登戸研究所であったりしたように、大規模再開発された土地の中には、陸海軍が廃止された後に国から払い下げられた土地が数多くあります。
さて、中野ブロードウェイに行きました。
昔の記憶では、ブロードウェイの二階に飲食店が連なっているはずでした。
そのつもりで階段で二階に上がったらビックリ仰天。
ガンダムや怪獣のフィギュア、アイドルのブロマイドやテレカ、映画のポスター、プラモデルなど、マニアックな店、そして床屋や足裏マッサージなど、様々な店が所狭しと並んでいました。
せっかく来たのだからと、お店の一つをのぞいてみると、ウルトラシリーズの怪獣やギャオス(大映のガメラ・シリーズに登場)のリアルな模型が並んでいて、ギャオスの値札を見ると何と21万円!!
私の世代には懐かしい怪獣モノですが、ちょっと信じられない値段でした。
しかし、通路には若い学生さんから年輩まで、ひっきりなしに人が行き来しているのですから、全く不思議な空間だなあと感じました。
中野ブロードウェイ公式サイト
そんな店舗群の並ぶ通路を歩いていたら、一軒の焼鳥屋さんを発見し、一杯やることにしました。
そこは「加計呂麻」(かけろま)という名前で、ご主人の出身地である奄美諸島の加計呂麻島の名前からとった店名だそうです。
結論から言いますと、このお店に入ったのは大正解。
丁寧に焼かれた焼鳥、しっかり作られたお新香は、どれも美味しいですし、締めの鶏茶漬けが、これまた旨い。
そして安い。
ご主人に「怪獣のフィギュアを買ったお客さんが飲みに来たりもするんですか?」と尋ねると、「それが全然来ないんですよ。焼鳥屋で使うお金があったら、もう一品、何か買っていこうという感じみたいです」と苦笑いされていました。
それからは、釣りバカ日誌やフーテンの寅さんなど、日本映画の話題で大盛り上がり。
とても気さくなご主人でした。
今度は、ぜひ仲間を連れて来たいと思います。
加計呂麻の店舗情報
中野駅前には、中野サンプラザがあります。
昔、渡米していたギタリスト増尾好秋さん(早稲田出身)がテナーサックスの大御所ソニー・ロリンズのグループの一員として来日した際に、コンサートを見に行ったのが、当時はまだ新しかった中野サンプラザでした。
先日、文庫本を読んでいたら、中野サンプラザや駅前駐輪場の建っている一帯の土地が、戦前は陸軍憲兵学校と陸軍中野学校(諜報要員の養成)が並んで建つ敷地であったと知りました。
中野駅周辺といえば、商店、飲食店などが密集するところ。
そんな中野駅前から道一本を挟んで、広大で大規模開発が可能な土地が、なぜ駅前に残っていたのだろうと昔から不思議に思っていましたが、これで謎が解けました。
東京周辺には、例えば池袋サンシャインの場所には巣鴨プリズン(東条英機・元首相らの戦争犯罪人が収容され、鉄条網で囲われていた)、あるいは神奈川県寒川の工業団地が、毒ガスも製造する海軍工廠であったり、明治大学生田キャンパスが、諜報活動機材あるいは原爆開発を研究した陸軍登戸研究所であったりしたように、大規模再開発された土地の中には、陸海軍が廃止された後に国から払い下げられた土地が数多くあります。
さて、中野ブロードウェイに行きました。
昔の記憶では、ブロードウェイの二階に飲食店が連なっているはずでした。
そのつもりで階段で二階に上がったらビックリ仰天。
ガンダムや怪獣のフィギュア、アイドルのブロマイドやテレカ、映画のポスター、プラモデルなど、マニアックな店、そして床屋や足裏マッサージなど、様々な店が所狭しと並んでいました。
せっかく来たのだからと、お店の一つをのぞいてみると、ウルトラシリーズの怪獣やギャオス(大映のガメラ・シリーズに登場)のリアルな模型が並んでいて、ギャオスの値札を見ると何と21万円!!
私の世代には懐かしい怪獣モノですが、ちょっと信じられない値段でした。
しかし、通路には若い学生さんから年輩まで、ひっきりなしに人が行き来しているのですから、全く不思議な空間だなあと感じました。
中野ブロードウェイ公式サイト
そんな店舗群の並ぶ通路を歩いていたら、一軒の焼鳥屋さんを発見し、一杯やることにしました。
そこは「加計呂麻」(かけろま)という名前で、ご主人の出身地である奄美諸島の加計呂麻島の名前からとった店名だそうです。
結論から言いますと、このお店に入ったのは大正解。
丁寧に焼かれた焼鳥、しっかり作られたお新香は、どれも美味しいですし、締めの鶏茶漬けが、これまた旨い。
そして安い。
ご主人に「怪獣のフィギュアを買ったお客さんが飲みに来たりもするんですか?」と尋ねると、「それが全然来ないんですよ。焼鳥屋で使うお金があったら、もう一品、何か買っていこうという感じみたいです」と苦笑いされていました。
それからは、釣りバカ日誌やフーテンの寅さんなど、日本映画の話題で大盛り上がり。
とても気さくなご主人でした。
今度は、ぜひ仲間を連れて来たいと思います。
加計呂麻の店舗情報