外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

金森栄治さん

2010-06-09 18:01:25 | 大学野球
このブログで、1975-77年の正捕手の山倉和博さん、1979年の正捕手・有賀佳弘さんという、二人のプロ入りした捕手を取り上げたことがあります。

山倉和博捕手の記事

有賀佳弘捕手の記事

今日は、その二人に挟まれた1978年の正捕手・金森栄治さんの話題です。

金森さんは、PL学園高校から1975年に早稲田大学に入学した、私の同期生です。

元々は内野手であったのですが、当時の石山建一監督の考えもあって捕手に転向。
しかし、一学年上に天才捕手・山倉選手がいましたので、レギュラーとなったのは山倉さんが卒業した後の1978年の春。彼が四年生になってからです。

巨人にドラフト一位で指名された山倉さんが卒業したので、早稲田の捕手陣はどうなることかと心配したら、ところがどっこい。
山倉さんから背番号6を引き継いだ金森選手が、その春のリーグ戦でいきなり48打数24安打、打率.500で首位打者を獲得したのです。
(写真)

中屋-岡田-金森のクリーンアップは、春も秋も猛打を振るい、早稲田はその年秋に9季ぶりのリーグ優勝を果たしたのでした。

彼のリーグ通算記録は、32試合出場、97打数39安打、打率.402、2本塁打、25打点。

金森さんは、早稲田の石山監督、同期の中屋主将、須長一塁手、永関外野手とともに、結成間もないプリンスホテル硬式野球部に進みました。

1981年の都市対抗野球大会で首位打者に輝き、社会人ベストナインに選ばれ、同年オフに広岡達朗監督率いる西武ライオンズに、ドラフト2位で外野手として入団し、その後は選手として活躍してばかりでなく、指導者としても高い評価を受けて現在に至っています。

安部球場の頃から、練習熱心で好感の持てる男でしたが、約30年間にわたってプロ野球の世界で生き抜く逞しさと野球理論の裏づけがある人物だとは、当時の私たちには分かりませんでした。

プロ球団、BCリーグを経て、現在は千葉ロッテで打撃コーチを務めています。

様々な力量の選手達を指導して、きっちり結果を出してきた実績がありますから、将来は、早稲田の指導にも是非あたってもらいたい人材の1人ですね。
Comments (2)
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