外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

消費税引き上げ議論

2010-06-17 18:32:58 | 社会全般
菅総理が誕生して、これまで禁句になっていた消費税引上げが、いきなり活発に議論されるようになってきました。

日本の財政状況が急速に悪化しているにも関わらず、日本の国債の信頼性が市場では低下しませんでした。
その要因の一つに、消費税の引き上げによる財政建て直し余地が大きいことが挙げられていました。

財政が逼迫し、他国から支援を受けざるを得なくなったギリシャが、実質的に主権の一部を喪失してしまいました。
そんな姿を目の当たりにして、ようやく民主党政権も本腰を入れてきました。

そういう意味では、財政建て直しのために、消費税引上げが具体的に議論されるようになってきたことは、至極もっともな話です。

ただ、別の見方をすると、日本政府が消費税引上げという伝家の宝刀を抜いた結果、それでも日本の財政の建て直しが進まないようだと、日本の国債を本当に信頼して購入することができるのか、市場が迷い始める可能性があります。

伝家の宝刀を抜くからには、決して政策の間違いは許されなくなるということです。

私個人は、所得税偏重の現行税制に疑問をもっていまして、もっと消費税を活用すべきだと考えています。
頑迷な社民党が、実に良いタイミングで連立政権を離脱してくれました。

ただし、今回は、消費税引上げと、所得税の見直しのバランスを上手くとって、消費税引上げのネガティブなインパクトが日本経済に及ばないよう、十分配慮する必要がありますね。

さて、明日は週べ増刊『大学野球』春季リーグ戦決算号の発売日です。

そして、北九州で行なわれるオール早慶戦の入場券も忘れずに買わなくては!
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