早稲田大学で奨学金の受付が始まります。
このブログは受験生やご家族の訪問もいただいているようなので、これを記事にすることにしました。
もちろん、地方から東京にやってくる学生さんの生活コストを奨学金で全て賄うことは難しいと思います。
でも、少々の自助努力で大きな希望が叶うならば、これは挑戦する価値があると思います。
複数の外資系金融機関で働いた経験でいえば、旧帝大を除く地方国公立大学出身者と、職場で 滅多に同僚になりませんでした。
一方、私大の中でも、同志社や関西学院の出身者はいます。
これは入試の偏差値の問題ではなく、やはりキャンパスで日々接する人間の多様性だと思います。
多様な価値観、多様な将来像を抱く友と接して見識を広めるには、やはり全国区の大学で学ぶのが一番だと思います。
いまや早稲田の授業料は高い部類ですが、奨学金制度が、その一助となれば……
========
昨夜、NHK クローズアップ現代+では、サービス業のあり方がテーマとなりました。
三越伊勢丹やホテルオークラなど、最上級のおもてなしを誇る名門企業における、労働環境改善の苦労・工夫が紹介されました。
現役のビジネスパーソンとして都心で猛烈に働いていた時分は、深夜営業をしているコンビニや飲食店に大いに助けられました。
しかし、ビジネスの世界を卒業して、大学院や家庭で過ごすようになると、ずいぶん見方も変わりました。
ちなみに大学院では民法分野を深堀りしたのですが、そこではドイツに留学経験のある人々と数多く出会いました。
学問以外の日常生活の事柄で よく話題となったのは、ドイツの小売店舗の閉店時間の早さ、休業日の多さでした。
これは有名な「閉店法」が大きく影響してきます。
もちろん、日本の「おもてなし」は世界に誇るものだと思いますけれど、元旦からデパートの初売りが始まり、中堅スーパーマーケットはコンビニ並みに深夜営業し定休日も廃止などと耳にすると、そこまで消費者は求めていないはずだと思ってしまいます。
番組で伊藤元重教授は、「長引くデフレの中で、従業員の労働環境を大切にするよりも、安い人件費で長時間働かせる、いわば使い捨ての方が合理的と考える企業が増えてしまった」とコメントしていました。
面白い話題としては、故 三波春夫さんの名言「お客様は神様です」は、「神様に相対しているという研ぎ澄まされた覚悟で精一杯唄うこと」を意図した言葉で、サービス業界においてお客様の無理難題にも誠心誠意対応するという意味ではないと。
また、銀行の融資業務では、昔から「銀行業務の5原則」という判断基準が語り継がれてきました。
公共性、安全性、収益性、流動性、成長性、の5つです。
このうち収益性の原則は、一時の業績を追求するあまり、不十分な収益性を甘んじて受け入れても、結局 その取引は長続きしないという戒めです。
ブラック企業問題、働き方改革が これほど国政の主要テーマとなったことは かつてありませんでした。
出血サービスも厭わない「おもてなし」は、やはり長続きしないはずです。
どの顧客ニーズを優先し、機械化し、あるいは、あえて非対応とするか、各業界、各業態が本気で考えなくてはならない時代です。
=====
安美錦関のブログが更新されました。
故障に苦しむ心境が 率直に綴られています。
それでも、1日でも長く、安美錦関の相撲が見たい私です。
2017年度 奨学金申請の手続き 「春の奨学金登録」が始ります【2月1日(水)~3月15日(水)】 – 早稲田ウィークリー
このブログは受験生やご家族の訪問もいただいているようなので、これを記事にすることにしました。
もちろん、地方から東京にやってくる学生さんの生活コストを奨学金で全て賄うことは難しいと思います。
でも、少々の自助努力で大きな希望が叶うならば、これは挑戦する価値があると思います。
複数の外資系金融機関で働いた経験でいえば、旧帝大を除く地方国公立大学出身者と、職場で 滅多に同僚になりませんでした。
一方、私大の中でも、同志社や関西学院の出身者はいます。
これは入試の偏差値の問題ではなく、やはりキャンパスで日々接する人間の多様性だと思います。
多様な価値観、多様な将来像を抱く友と接して見識を広めるには、やはり全国区の大学で学ぶのが一番だと思います。
いまや早稲田の授業料は高い部類ですが、奨学金制度が、その一助となれば……
========
昨夜、NHK クローズアップ現代+では、サービス業のあり方がテーマとなりました。
三越伊勢丹やホテルオークラなど、最上級のおもてなしを誇る名門企業における、労働環境改善の苦労・工夫が紹介されました。
これって“過剰”? ニッポンのサービスが変わる - NHK クローズアップ現代+
現役のビジネスパーソンとして都心で猛烈に働いていた時分は、深夜営業をしているコンビニや飲食店に大いに助けられました。
しかし、ビジネスの世界を卒業して、大学院や家庭で過ごすようになると、ずいぶん見方も変わりました。
ちなみに大学院では民法分野を深堀りしたのですが、そこではドイツに留学経験のある人々と数多く出会いました。
学問以外の日常生活の事柄で よく話題となったのは、ドイツの小売店舗の閉店時間の早さ、休業日の多さでした。
これは有名な「閉店法」が大きく影響してきます。
なぜドイツはサービス砂漠なのか? | The Huffington Post
もちろん、日本の「おもてなし」は世界に誇るものだと思いますけれど、元旦からデパートの初売りが始まり、中堅スーパーマーケットはコンビニ並みに深夜営業し定休日も廃止などと耳にすると、そこまで消費者は求めていないはずだと思ってしまいます。
番組で伊藤元重教授は、「長引くデフレの中で、従業員の労働環境を大切にするよりも、安い人件費で長時間働かせる、いわば使い捨ての方が合理的と考える企業が増えてしまった」とコメントしていました。
面白い話題としては、故 三波春夫さんの名言「お客様は神様です」は、「神様に相対しているという研ぎ澄まされた覚悟で精一杯唄うこと」を意図した言葉で、サービス業界においてお客様の無理難題にも誠心誠意対応するという意味ではないと。
また、銀行の融資業務では、昔から「銀行業務の5原則」という判断基準が語り継がれてきました。
公共性、安全性、収益性、流動性、成長性、の5つです。
http://www.mn-con.jp/article/13176530.html
このうち収益性の原則は、一時の業績を追求するあまり、不十分な収益性を甘んじて受け入れても、結局 その取引は長続きしないという戒めです。
ブラック企業問題、働き方改革が これほど国政の主要テーマとなったことは かつてありませんでした。
出血サービスも厭わない「おもてなし」は、やはり長続きしないはずです。
どの顧客ニーズを優先し、機械化し、あるいは、あえて非対応とするか、各業界、各業態が本気で考えなくてはならない時代です。
=====
安美錦関のブログが更新されました。
初場所 | 安美錦竜児のオフィシャルブログ「けっぱれ安美錦」Powered by Ameba
故障に苦しむ心境が 率直に綴られています。
それでも、1日でも長く、安美錦関の相撲が見たい私です。