外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

出雲駅伝は3位

2011-10-10 19:48:00 | 大学駅伝
大学駅伝の今シーズン最初のメジャー大会となる出雲駅伝で、早稲田は3位でした。
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優勝した東洋大学は、さすがの走りでした。
特に、勝負どころの4区、5区で連続で区間賞を獲得したあたりに、今季の東洋の充実ぶりを否応なしに感じます。
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かたや、八木くん、志方くんらを欠く早稲田は、ベストの布陣ではなかったと思います。
でも、その布陣でも3位。
かなりの戦力を早稲田は有しているとポジティブに考えることができるでしょう。

三区で走った一年生、山本修平くんの走りを初めて見ましたが、彼は良いランナーですね。
走力はもちろん、負けん気と粘り強さを感じる雰囲気が、私は気に入りました。
これから四年間、早稲田の長距離陣を牽引する選手だと確信します。
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もっとも長距離競技には故障者がつきものです。
そのような事情を含めた総合力で戦うのが大学駅伝の宿命ですから、優勝できなかったという結果は、早稲田は厳粛に受けとめなければなりませんね。

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伊勢の全日本大学駅伝、箱根駅伝では、距離も区間数も出雲とは比較になりません。

もちろん、箱根で勝つのが最終目標です。
「連続三冠」という、マスコミ受けする呪縛から早々に解放されたことを、むしろ幸いと解釈して、これからは箱根に照準を合わせてチーム力の整備に努めてもらいたいです。

頑張れワセダ!
お正月に笑うのは早稲田ですよ。
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今日の東伏見(10/9)

2011-10-09 22:36:08 | 大学野球
今日の東伏見。
準硬式グラウンドでは、朝早くから準硬の公式戦が行われていました。

早・慶・東・立の各校の準硬式野球部員、応援部員、そしてファンたちが集まり、大変な賑わいでした。


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さて、硬式野球グラウンドでは、いつも通り午前9時からメンバー練習が始まりました。
内外野ノック、投内連携、シート打撃などの練習メニューがテキパキと消化されていきます。

練習が始まって、まず気がついたことがあります。
それは、部員たちから良く声が出ていること、そして、その声が実に覇気を感じさせるトーンなのです。

私の後から登場された常連ファンの方々からも、「ふーん、いつになく今日は元気だねえ」という感想が聞かれましたから、私の思い違いではないと思います。
やはり、チームが良い勝ち方を続けたことで、様々な歯車がうまく回転し始めたのでしょう。

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全体練習は午前中いっぱいで終了し、昼食休憩後は下級生中心の紅白戦が行われました。

リーグ戦終了後の新人戦に照準を合わせているのだと思いますが、三年生数名も参加しています。

(審判)
主審:白澤(2年、神村学園)、
一塁:山口(1年、早稲田摂陵)、
二塁:木村(1年、早大本庄)、
三塁:遠藤(1年、高松一高)

(三塁側)
1森大(3年、浦和学院)-鈴木(1年、早実)-八木(3年、早実)
2梶矢(1年、呉昭和)
3森厚(2年、早実)
4西竹(2年、早大学院)
5松永(1年、福大大壕)
6中山(2年、早大本庄)
7山地(2年、丸亀)
8三倉(1年、鳴門工業)
9柿沼(1年、早実)

(一塁側)
1村山(2年、早実)-安達公(1年、早大本庄)-小林(2年、早大本庄)
2土屋(2年、早実)
3江塚(2年、掛川西)
4足立(2年、明善)
5吉澤(1年、日大三高)
6東條(2年、桐光学園)
7中野弘(2年、早実)
8大野大(2年、早実)
9中村(1年、天理)

(代打出場)
中野裕(2年、早大本庄)、磯網(1年、早実)、武藤(1年、金沢泉丘)、渡辺克(2年、鶴丸)

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紅白戦終了後、三年生の荒谷コーチの内野ノックにより、紅白戦で明らかになった課題を反復練習。
それとともに、各選手が紅白戦でのプレーの時に何を考えていたか、何に注意を払っていたかを各自申告し、それを学生コーチが適宜修正し、全員で確認し、またプレーするという、内容の濃い練習が延々と続きました。
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日が傾いてくると、ジーンズの上からでも肌寒さを感じる、今日の東伏見でした。

明治が立教に連勝しました。
早稲田としては、残るカードの法政と慶応を撃破するのみ。
岡村監督がおっしゃる通り、春季の借りを、耳を揃えて両校にきっちり返しましょう。
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明治が立教に先勝

2011-10-08 19:50:54 | 大学野球
本日行われた明立一回戦は、明治が7対5で先勝しました。
早稲田ファンの多くが立教を応援していたと思いますが(苦笑)、やはり他力本願というは上手くいきません。

野村投手は通算29勝目を記録し、30勝の大台に王手としました。
チームが賜杯を目指して突進していますから、余計なことを考えることもなく次回も登板することができるのではないでしょうか。

明治での30勝投手は、あの秋山登さん(岡山東商業-明治大学-大洋ホエールズ)以来というのですから、これは大変な記録ですし、ちょと意外な感じもします。
常に選手層の厚い明治ですから、下級生の頃から主力として1人の投手を起用し続けることが稀なのかも知れません。

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さて、終電を逃して真夜中に帰宅した私は、疲労困憊でゴロゴロするだけの1日でした。
もっとも、本日発売のラグビー早明戦のチケットだけは、しっかり入手しましたけれど。

「ああ、まとまった休暇を取って、今年もニューヨークに遊びに行きたいなあ」などと考えながらネット・サーフィンをしていたら、ギタリストの渡辺香津美さんが、ニューヨークの名門ジャズクラブ「イリジウム」に出演することを知りました。

iridiumへのリンク

イリジウムは、7番街の大通りに面して交通の便も良く、私の大好きなお店の1つ。
実力と現地での知名度の両方が備わっていないと出演することのできない、名門クラブです。

三年前に訪問した時、このブログにも少し書きました。
前回訪問時の記事へのリンク

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渡辺香津美さんは、私と年齢も近いので、プロデビューした頃から注目しつづけてきました。

最初は、ウエス・モンゴメリーのような正統派ジャズギターを弾いていました。
そして、いわゆるフュージョン系のサウンドでも才能を発揮するようになるとともに、ある時期はYMOに帯同していたこともあります。
卓抜した演奏技術と音楽理論、そしてギターの歌心、全てを兼ね備えているからこそできる活躍です。
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今日は、少し古い映像ですが、その渡辺香津美さんが、テレビでギターの技法について語るという番組をご紹介します。
四分割の映像ファイルと、ちょっと長いのですが、何といっても、番組の司会進行が、都立青山高校で私の二年先輩、私のジャズの師匠でもある井上鑑さん(青山高校-桐朋音大。ピアニスト、アレンジャー)!!
そういう意味でも、深く見入ってしまう私です。
(*^_^*)

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終電を逃しました

2011-10-08 00:49:43 | ビジネス
これからタクシーで帰宅します。
自腹です…
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賢者の選択

2011-10-06 21:39:17 | ビジネス
今日は、私の職場で避難訓練がありました。

エレベーターを使わないで、階段を下りて地上へ。

そして、あらかじめ決められている避難場所の皇居前まで歩いて行きました。


雨上がりの日比谷通り。
皇居のお堀越しに眺めるオフィス街は、まるで絵ハガキのような美しさです。

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この写真にある、この地点。
実は、ウルトラQの「マンモス・フラワー」で、巨大な根が水面に浮き上がって騒動になったという場所です。

避難場所に向かって歩きながら、私は考えました。
「君たち、知ってる?ここは特撮の神様・円谷監督の作品のロケ現場だったんだよ。」
そんな感じで、ウルトラQを話題にしようと一瞬考えたのです。

しかし、若いスタッフの冷やかな反応がかなりの確率で予想されたので、それは断念いたしました。
(;^_^A
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オフ会の仲間、親愛なるdawase86さんの「昭和ネタ」には、常に癒されています。
一方、私のオフィスでは、大半が平成になってから社会人となったような年代の社員。

昭和のノリで話題を展開しようとしても、どうも反応が悪い。
すなわち、否応なしに世代ギャップを感じる場面があるのです。
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例えば、私のオフィスに最近加わった2人の弁護士のうち、1人がシンゴくんと言います。

彼が、「この案件は、何が何でも今日中に片付けます。今夜が勝負です」というので、私が
「おっ、『新吾十番勝負』だね」
と合いの手を打ったところ、周囲はシーン…


ある時は、女性スタッフが似通った髪形と服装で並んでいるので、私が
「おっ、リンリン・ランランみたいだね」と声をかけたのですが、2人の反応は「???」

私としては、「例えば『ジュンとネネ』の2人よりも、ずっと若くて可憐ですよ」という気持ちでしたが、どんどん深みにはまりそうな感じだったので、話題を替えざるを得ませんでした。
(><)

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神宮球場で六大学野球を観戦していると、ビールの売り子さんたちが、こめかみに花を飾っている時があります。
もしも、あなたが「おっ、日野てる子か、仲宗根美樹みたいだね」と思ったとしても、決して口に出さないのが賢者の選択です。
(T_T)
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ユーロ危機

2011-10-05 22:01:29 | 大学野球
ギリシャの財政破綻懸念をきっかけに勃発したユーロ危機によって、金融市場の混迷が深まるばかりです。

ユーロは、発足当時から「壮大な実験」だと言われてきました。
フランスとドイツの不戦条約が基本の欧州同盟に、後づけでユーロという通貨同盟をくっつけた。
ここにきて、その脆弱な部分が、冷徹な市場原理に痛めつけられる毎日が続いています。
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3.11大震災による円高、
アメリカ国債の格下げ、
そして、今回のユーロ危機。
私の勤務先のお客様たちも大変です。

海外への投資を手じまうプレイヤー、
むしろチャンスだと資金を投入するプレイヤー、
指値を入れたりキャンセルしたりと、判断に迷って狼狽するプレイヤー等々、

朝から晩まで、大きな波濤に翻弄されるかのような時間が延々と続きます。
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ギリシャの抱える債務が巨額なだけに、現実的に返済可能と思われる水準まで債務を免除する以外に、危機回避の選択肢はないと思います。

それで、メディアや評論家たちは「秩序を保ったデフォルトを」と言うわけですが、それが実際に可能なのかどうか、私には分かりません。

金融機関同士が疑心暗鬼となって、インターバンク市場が機能不全に陥った結果、急激な信用収縮が起きる。
リーマンブラザーズ破綻時の、あの異様なインターバンク市場だけは、金融マンとして二度と味わいたくありません。

また、学生スポーツのファンとしても、辛い秋です。
野球、ラグビー、駅伝と、大学スポーツが最も躍動する季節にもかかわらず、この落ち着かない日々…。

まったくもって、憎っくきはユーロ危機です。
(;_;)
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数日前の新聞に、思わず苦笑いしてしまうジョークが紹介されていました。

>どこの国にも全く効果のあがらない教育がある。
例えば
>中国におけるマナー教育
>米国における反戦教育
>イタリアにおける純愛教育
>日本における英語教育
>そして、ギリシャにおける金銭教育

もちろん異論をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
でも、ギリシャ国内で緊縮財政に反対する市民デモのニュース映像を眺めていると、このジョークは、なかなか鋭いものだなと思うのであります。
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投打のランキング

2011-10-04 22:17:55 | 大学野球
10月3日の明慶戦が終了した時点での、投手部門と打撃部門の個人成績が、連盟HPにアップされています。

投手部門では、引き続き立教の岡部くんが防御率0.53で1位。
早稲田からも、大野健介くんが1.07で2位、高梨くんが1.80で4位と食らいつく大健闘をみせているのが嬉しいですね。

オープン戦の様子を見ている限り、ここまで大野くんがやるとは思いませんでした。

また、個人的には、横山、小山田、丸山らの二年生投手陣にも、ランキングに名を連ねる力があると思っています。
彼らには、次のチャンスに備えて、コンディション調整に全力を注いでもらいたいです。

彼らが力を発揮してくれたならば、リーグ優勝を堂々と争う投手陣となります。
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打撃部門に目を転じると、やはり立教の岡崎くんが、打率.500でリーグ1位。
早稲田からは渡邊くんが.435で2位、市丸くんが.375で5位、杉山くんが.370で6位と、ベストテンに3人が入っています。

今年の1月、岡村さんが監督に就任されて、「貧打ならば、打てるように練習するしかない」と、練習時間に占める打撃練習の割合を一気に増やしました。

昨年、慶応打撃陣のスイング数がメディアで話題になりましたが、今年の早稲田も、それに負けないだけのスイング数をこなしてきたと私は思います。
その練習の積み重ねが、ようやく結実しつつあるように思います。

東大二回戦での23得点は、ここ数年の打撃不振のうっぷんを晴らしてくれるものでした。
そして、優勢な試合展開を踏まえて、ベンチ入りしている投手陣を全て登板させるという岡村監督の意図も、共感できるものでした。

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早稲田が最近20得点を記録したとなるといつだろう?と神宮球場のネット裏でつぶやいたら、オフ会仲間が教えてくれました。
上本くんが主将となった2008年春、東大を相手に28対0という試合がありました。

今年以上に一方的な試合展開であったわけですが、2008年のこの試合では,先発した斎藤佑樹投手が9回まで投げ切って、見事に無四球完封。

監督による投手起用の方針の違いが、実に興味深いです。
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明治が勝ち点3_ 完全優勝に向けて前進

2011-10-03 22:22:22 | 大学野球
注目の明慶三回戦は、明治が7対0で完勝。
今季三つ目の勝ち点を獲得して、完全優勝に大きく前進しました。
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月初ということもあって、ネット観戦もできなかった私ですが、連盟のHPを見る限り、今日の主役は間違いなく野村投手でしょう。

慶応打線を散発5安打・無四球で完封。
特に、山崎-伊藤-伊場の強力クリーンアップを1安打・5三振に封じ込めたのですから、早稲田ファンの私としても脱帽するしかありません。
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野村投手については、これまで『スタミナが今一つで、三回戦では勝てない』いう評判を、たびたび耳にしました。

しかし、今季は一味違います。
『立場が人を育てる』と言いますが、完全優勝に向かって突き進むチームの主戦投手という立場が、野村くんを一回りも二回りも大きくしているように感じます。
野村くんの成長ぶりは、敵ながらあっぱれ。
野村くんは、掛け値なしに大学球界のエース投手になりました。
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明治が残すカードは、立教と東大。
どちらも気の抜けない戦力を有するチームですが、今の明治からは、伝統の「猪突猛進」モードを感じます。
早稲田は、もうひと波乱を起こしたいので、特に春季二位の立教の意地に期待したいところですが…
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早スポに掲載されている、東大一回戦終了後の選手インタビューを読んでいました。
その中で、大野健くんが「疲れのために体が開いてしまい、その結果、制球に苦しんだ」というような話をしています。

各カードの一回戦に先発する
二回戦でも、勝機があればクローザーとして登板する
三回戦に突入した場合は、勝ち点を懸けて、再び先発する。

そんな大学野球の主戦投手としての重圧を背負って、大野くんは奮闘しています。
「四年生になった時は、俺がエースだ」
そう思って、これまでもトレーニングに励んできたはずです。

しかし、実際に主戦投手になってみると、彼の想像を超える重圧に出会ってしまい、自分の投球が全くできない。
大野くんは、春のリーグ戦、そして夏のオープン戦と、ずっと苦しみました。
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「実戦経験に乏しい」というのは、このような状況を指すのだと私は思うのです。

普段の自分の練習が、実戦を勝ち抜くために十分なのか。
それは、実戦を戦った者にしか、そして痛い思いをした者にしか分からないことなのだと思います。

「主戦投手として投げるだけの十分な練習を、俺は消化してきたはずだ」と思っていたのに、なかなか結果を出せない。
一学年上にドライチ三羽烏がいたゆえに、十分な経験を積むことができなかった。

下級生時代に、実戦での痛みを経験することができていたら、彼らの練習メニューも、気持ちの入れようも、きっと変わっていたはず。
でも、去年までは、そんな将来を見据えた投手起用が全くされませんでした。

そんなハンデと、大野くんをはじめとする四年生投手陣は格闘しています。
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ともあれ、学生スポーツは、最上級生たちの踏ん張りがあってこそ輝きます。

この秋の残る2カード。
土生主将率いる野球部の奮闘ぶりを、私は脳裏に刻み込みたいです。

ガンバレ早稲田!!
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早稲田が大勝、勝ち点2

2011-10-02 17:51:18 | 大学野球
早稲田打線が久しぶりに大爆発!
取りも取ったり23対0という大差で東大に連勝して、今季二つ目の勝ち点を獲得しました。

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打線の起爆剤となったのは、何といっても中村くん(1年。天理高校)でしょう。
当たりが出ないで苦しんでいた川西くんに代わって一番打者に抜擢された中村くんは、いきなり7打数5安打で7打点の大暴れ。

彼のアグレッシブな打撃が先制点につながり、力のある東大先発投手陣はを早々に引きずり降ろすことに成功。
すると、長らくタイムリー欠乏症に苛まれていた早稲田打線が、見違えるように活発になりました。

同じく、佐野くんに代わって遊撃で先発出場した松本くん(4年。千葉経大附属)も、4安打3打点と打ちまくって、監督の期待に応えました。

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投げては、先発・高梨くんが安定した投球で東大打線を封じ込めました。

継投した塚田、小山田、丸山、有原の各投手の内容も良かったと思います。

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どうやら、岡村監督の考える野球を選手たちに浸透してきて、立教戦あたりからチームが上手く機能するようになってきた、そんな感じで私は見ています。

岡村さんの選手起用、サインプレーに選手たちがきちんと対応して、それが結果につながっています。

試合終了後、岡村監督にお祝いのご挨拶をしたところ、『まだまだ、返さなくてはならない借りが、たくさん残っていますから』と、岡村さんらしく謙虚、しかし、とても力強いお返事をいただきました。

全く岡村監督のおっしゃる通りです。
次の法政戦でも、チーム一丸となって、春の借りを倍返しいたしましょう。
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帰宅したところ、Amazonに予約していた本『早稲田大学競走部の_おいしい寮めし』(1200円。主婦の友社)が届いていました。


競走部のウェブページには、寮めしのメニュー、写真、そして選手たちの感想が常に掲載されていて、以前から密かに評判になっていました。

調理担当の管理栄養士・福本さんは、毎朝四時半に起床して午後九時半を過ぎてから自分の夕ごはんを食べるまで、全く頭の下がる仕事ぶりで競走部員たちを支えてくださっています。

グラタンを例にとれば、部員80名分を大量に作りだめしておくのではありません。
約3時間の夕食時間に、三々五々部員たちが食堂に入ってくる。
彼らの姿を見計らって、福本さんは下ごしらえしてあるグラタンを手際よく焼き上げて、熱々の状態でグラタンを配膳してくださるというのです。

部員たちは言います。
『お店で食べる料理より美味しい』
『メニューを見ると、練習中から夕食が楽しみでならない』
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調理だけでなく、部員たちに対して栄養に関する勉強会をやったり、個々の身体づくりに関する相談にも応じたりされているそうです。
部員たちは、外食する際にも、寮めしを思い浮べて栄養バランスを考えながらメニューを決めるとか。

福本さんは、料理を通して、もはや専属トレーナーの領域に達していらっしゃるのだと私は思いました。
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『陸上競技』という言葉がまだ生まれていない時代からの長い歴史を誇る、早大競走部。
福本さんの作る美味しい料理とアドバイスに支えられて、これからも素晴らしいレースでファンを魅了してくれることでしょう。
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東大戦、早稲田が渋く先勝

2011-10-01 17:25:01 | 大学野球
神宮球場名物のカレーライスを食べてから応援に臨んだ早東一回戦は、大野-有原の継投で僅差のゲームをしのぎ切り、2対1で早稲田が渋く先勝してくれました。

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早稲田打線が放ったのが5安打・3四球。
かたや東大打線は、3安打・5四球。
出塁数が全く同じ8であることからも分かるように、全く互角の試合展開でした。

今日の早稲田は、大野くんが四球を与えてピンチを招き、そして早稲田内野陣の好守でピンチをしのぐ。
いわば、自作自演で試合を盛り上げたという感があり、早稲田を応援する者には少々疲れる展開でした。
(;_;)
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かたや、今季の東大は投手力が充実していますし、守備も堅い、良いチームです。
四死球と失策から大量失点する、かつてのチームではありません。

球場に足を運ぶことのできない早稲田ファンの皆様の中には、『東大に苦戦するなんて』と思っていらっしゃる方もいるかも知れません。

しかし、今季の東大は鍛えられた、とても良いチーム。
早稲田が気を抜くことのできる相手ではありません。

明日もチーム一丸となって戦い、一気に連勝して二つ目の勝ち点を奪取しましょう。
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慶応にも明治からの勝ち点を期待したいところです。

優勝ラインが勝ち点4に下がってくれば、早稲田にも可能性が芽生えてきますから。

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今日は、 二年生投手の小山田くん(古河三高)が、久しぶりにベンチ入りするという嬉しいニュースがありました。

チーム最速のストレートを誇る小山田くんの右腕は、リーグの後半戦を戦う早稲田にとって強力な武器となります。
試合展開次第では、明日の二回戦で彼に登板の機会が巡ってくるかも知れません。

ネット裏には、彼のご家族が応援に来ていらっしゃいました。

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かたや、明治戦で苦杯を味わい、立教戦には登板しなかった有原投手。

今日は、走者なしでもセットポジションで投げるという安全運転で、八回アタマから登板し、余裕綽々で三者凡退に抑えました。

ただ、キテいるように見えたストレートの球速表示は、有原くんとしては物足りない最速140キロ。
スライダーと大差ない球速が、ちょっと意外でした。

続く九回の有原くんは、ワインド・アップで投げて、いきなり150キロに迫る速球を連発。
さすがは有原くんだと思った途端に、東大・田中くんに左中間への一発を喫しました。

有原くんが一皮剥けるためには、
セットからのストレートの球速を増すこと、
あるいは、
ワインド・アップからのストレートを低めにコントロールすること。

そんな課題を浮き彫りにする今日のピッチングでした。
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今日は、京都からおいでになった校友と上手く連絡がとれず、結果的にすれ違いになってしまいました。


神奈川の地酒『天青』(てんせい)を飲みながら、反省しております。
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