銀座「久兵衛」

今日から二日間、海外からのビジターたちと過ごします。
上海、香港、シンガポールからやってきたクレジット・オフィサーたちがビジターです。

彼らが帝国ホテルに泊まっていることもあり、夕食は、ホテルから徒歩圏にある寿司屋「久兵衛」に一緒に行きました。



よくも、これほどの食い道楽ばかり集まったなあというようなメンバーでして、魚の種類、味付け方法、あるいはワサビの品質の見分け方など、矢継ぎ早に質問が私に飛んできます。

私が普段から親しんでいる英語は、例えば、担保、保証、返済能力、財務諸表、格付けなどに絡む金融用語ばかり。
ウニ、シャコ、アナゴ、〆鯖などを、スムーズに英訳できるわけではありません。
でも、私がうんうんと唸っていると、板前さんが英語やフランス語で助け船を出してくれますから、さすが外人客に慣れている久兵衛です。

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帝国ホテルから久兵衛までの往復は、過ごしやすい気温ということもあり、みんなで雑談しながら歩きました。

道すがら案内をしたのですが、宝塚劇場、資生堂などのことを、彼らは良く知っていました。

もっとも、彼らから最も反応があった建物は、「これが、あの福島の原発を保有している会社だ」と私が説明した、東京電力の本社でした。
(＞＜)
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食事を終えて、彼らを帝国ホテルまで送ったら、さすがに疲れが出てきました。


有楽町のガード下で、若いビジネスマンたちに混じってホッピーを一杯飲んで、「ああ、こっちの方が僕には向いているなあ」と思いながら、家路に着いたのでありました。

稲穂祭、そして早慶戦

いよいよ、今年度の早稲田大学野球部の最後のステージ、早慶戦が再来週に迫ってきました。

土生主将、市丸副将ら、四年生部員たちが、早稲田で培ってきた全てをぶつけてくれる晴れ舞台です。

同時に、もうすぐ学窓を去る四年生の皆さんのための、惜別の場でもあります。

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秋の早慶戦は、前夜祭の「稲穂祭」から始まります。
今年の稲穂祭は、次の日程で開催されるようです。

日時:10月25日(火)
会場:大隈講堂
開場:17:30
開会:18:00

例年どおりであれば、華やかな応援合戦が行われた後、四年生の全部員が登壇して決意表明をしてくれるはずです。

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また、本番の早慶戦は、プロ野球との調整により、試合開始時刻が、12:00に決りました。
ぜひ、お早めに神宮球場においでください。
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さて、一ファンに過ぎない私ですが、秋の早慶戦に四年生たちには、毎年、特別な気持ちになります。


春のセンバツのあたりから、翌年に早稲田に進学してきそうな高校球児の噂が、ファンの間を飛び交い始める

夏の高校生練習会で、参加した高校生たちの顔ぶれをみて、早稲田ファンは期待に胸を膨らませる。

推薦入学組の合格情報が、秋口から入り始める。

年明けから、チラホラと新人たちが東伏見の練習に参加し始め、一部の有力選手が早々にメンバー練習にも加わる。

春季キャンプを経てオープン戦が本格化する頃、一般入試を突破した新人たちが、更に練習に加わってくる

高校時代は、いっぱしのスラッガーと言われていたのに、木のバットになると弱々しい打球しか飛んでいかず、なかなか外野に届かない
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今年の四年生部員たち。
今や最上級生の貫禄を漂わせる彼らに関しても、真っ白な練習着の胸に自分の名前書いた、ニキビ顔でクリクリ坊主頭の新人時代を１人１人思い浮かべてしまいます。
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みんな、頑張れよ！
慶応を圧倒して、有終の美を飾りましょう！

週ベ今週号

週刊ベースボール今週号は、大学・社会人のドラフト候補特集です。

既に、大学生はプロ志望届の提出期限が締め切られていますので、東京六大学からは、土生・塚田の２人を含めた６名がドラフト会議を待つ立場であることが明確となっています。

社会人選手に目を転じると、東京六大学OBから次の選手たちがリストアップされています。
もちろん、社会人選手はプロ志望届が要りません。

中林(投手。塾高-慶大-JFE東日本)
江柄子(投手。つくば秀明-明大-東芝)
亀谷(中京大中-法大-トヨタ)

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さて、早稲田ファンの皆様に何が何でも読んでいただきたいのが、宮本賢くん(関西高-早大-日本ハム)の、２ページにわたるインタビュー記事です。

サイドスローに転向して浮上のきっかけを模索する、宮本くんの熱い言葉を受けとめてください。

宮本くんが主将を務めた年の秋。
リーグ戦で優勝して臨んだ神宮大会の決勝戦を、私は忘れることができません。
亜細亜大学の糸数投手の前に早稲田は敗れてしまったのですが、最後の最後まで投げ抜いた宮本くんの姿に、学生野球におけるエース投手の理想像を私は見ました。

亜細亜の選手たちが歓喜爆発という感じで記念撮影をする傍ら、早稲田の北崎くんは涙を堪えて空を見上げ、三年生の国府くんは、グラウンドに座り込んで膝を抱えて悔し涙を流していました。

あの時の悔しさを部員全員が全身で受けとめたからこそ、翌年、田中幸長くんが主将を務める学年が大学日本一に輝いたのだと思います。


来年こそは、宮本くんと大谷くんの対談を、週ベで再現してもらいたいです。

ガンバレ宮本くん！

早慶ともに勝ち点を落とす

ともに三回戦に突入した早法戦と慶立戦は、早慶が敗戦し、両校が勝ち点を落とすという残念な結果となりました。

オフ会仲間が神宮球場から送ってくれた速報メールによれば、先発・大野くんが苦しみながらも零封していたものの、二番手・高梨くんが痛い一発を被弾して、それが決勝点になったとか。

法政から勝ち点を獲っていれば、Ａクラス復帰が確定という感じであっただけに、実に残念です。

ともあれ、神宮に応援に行っていただいた皆様、本当にご苦労様でした。
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早法一回戦では、投手を交代しないで決勝点を奪われる。
今日の三回戦では、交代した投手が手痛い一発を食らう。

素人の私が言うのもなんなのですが、野球は難しいです。

早稲田の投手陣が、この「１球の怖さ」を教訓として肝に銘じて、明日からの練習に取り組んでくれたらと思います、

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ところで、大学野球では昔から有りがちなことですが、夏に大学ジャパンに選抜された選手たちの多くが、秋季リーグで苦しんでいます。
高いレベルの野球に接して、様々なヒントや課題を持ち帰ってきて、それを消化しきれないままリーグ戦が始まってしまったということなんでしょうか。
あるいは、チームから離れたことが裏目に出て、夏の間に本来やるべき基礎練習が不足してしまったということなのでしょうか。

早稲田から１人だけジャパンに選ばれた佐々木くんは、体重を残しながら力強く振るという春の打撃と、俊足を活かすためにセーフティバントなどの小技の両立に取り組んでいると見受けられます。

しかし結果的に、球を待ちきれずに身体が前に突っ込んでしまうという以前のクセが再発してしまったように私には思えてなりません。

一年生の中村くんが、核弾頭としての役割を果たしてくれているだけに、佐々木くんが春の打撃を思い出してくれたら、早稲田打線の得点力は見違えるほど向上することでしょう。

佐々木くん、
球を引き付けてシャープに振り抜くという、春のシンプルな打撃を再来週の早慶戦では期待していますよ。

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春の優勝校、そして大学選手権でも準優勝した慶応が、この秋は苦しんでいます。

慶立戦を終えて、勝ち点は未だ東大からの一つだけ。
江藤監督も選手たちも、まさに「天国から地獄」という心境にあるのではないでしょうか。

好敵手の苦しむ姿は、私も辛いです。

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とにもかくにも、土生主将率いる今年の早稲田は、いよいよ千秋楽を迎えます。

大学四年間で得た全てを早慶戦で発揮してもらいたいと思います。

ガンバレ早稲田！

早法戦は三回戦へ

今日は、両校が小刻みに加点する試合展開となりました。
ハラハラする場面の連続でしたが、早稲田の二番手投手・有原くんが法政の反撃を力で封じ込めて、逃げ切りました。

明日も勝って、法政から勝ち点を取りましょう。
腰を据えて戦えば、早稲田は大丈夫です。
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今日は、神宮球場から早大キャンパスに移動して、稲門祭と年次稲門会に参加しました。



野球部や応援部のOBの皆さん、そして懐かしのクラスメートの皆さんとの歓談は、夜遅くまで続きました。

早法一回戦は逆転負け

早法一回戦は、序盤のリードを投手陣が守り切れず、悔しい逆転負けでした。

不用意な四死球が、試合の流れを失う原因となってしまいました。
二番手の丸山投手の替え時も難しかったです。

法政が何度も隙を見せる試合展開であっただけに、残念な結果でした。
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試合終了後、オフィスに移動して午後11時近くまで仕事をしました。
これで、明日は神宮球場～稲門祭と、どっぷりワセダに浸かることができます。

プチ同窓会

外国為替が大荒れの１週間でしたが、何とか週末に辿り着きました。

今夜は、先にご案内した青山高校の同級生・坂田くんの講演の日。
過去記事へのリンク

彼の講演には間に合いませんでしたが、講演後のプチ同窓会に参加しました。

午後６時半から午後11時過ぎまで、青山高校の仲間たちと大いに飲みました。

坂田くん(京大-建築家)を中心に、Sさん(早大)の召集で、Nさん(津田塾大)、Mくん(東大)、Kくん(早大)、いずれも早稲田で教鞭をとる３人が集まって、あれやこれやと約５時間にわたって盛り上がりました。

源兵衛の皆様、
何時間にも渡ってお騒がせしてしまい、すみませんでした。

そして、ビールを差し入れしてくださった野球部OBのKさん、
ごちそうさまでした！

プロ志望届

10月13日をもってプロ志望届の受付が終了となりました。
東京六大学からは次の7名が提出しています。

慶応:伊藤隼太
明治:野村祐輔、柴田章吾、島内宏明
立教:岡崎啓介
早稲田:土生翔平、塚田晃平

土生くんは当然として、塚田くんの志望届には、驚いたファンの方々がいらっしゃるでしょう。

しかし、アスリートとしての力量が、体格・体力・技術・経験・気力といった要素に分解できるとするならば、塚田くんは少なくとも最初の２項目で高得点を獲得することのできる選手です。

育成枠でも独立リーグでもいいから、やれるところまで野球選手としての自分自身の可能性に懸けてみたい。
塚田くん本人は、そんな心境と聞いています。
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もちろん、これまでの彼の競技実績を振り返った時に、疑問符をつける方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ここは塚田くんの挑戦を温かく見守ってあげようではありませんか。

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個人的には、マックス佐藤さんが監督をされている城西国際大学からも、二名がプロ志望届を提出していることにも注目しています。

マックスさん、道方さんが手塩にかけて鍛えてきたいらっしゃった選手たちなのですから、言ってみれば早稲田の親類みたいなものです。
彼らにも、ぜひ夢を叶えてもらいたいです。

My Favorite Things

"My Favorite Things"といえば、不朽の名作「サウンド・オブ・ミュージック」で、ジュリー・アンドリュースが歌った曲。

この映画でのジュリー・アンドリュースの清廉な美しさは、あまりにも印象的でした。

それゆえ、ヒッチコックの「引き裂かれたカーテン」で、ポール・ニューマンとのベッド・シーンが始まった時、「やめてくれ！」と心で叫んだ男性ファンは、私を含めて少なくなかっただろうと思います。
(;_;)

客観的にみれば、男の身勝手というか、いじましい願望ではありますが…。
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さて、このところ私は、アンドリュースならぬ、アンドロイド端末にハマっていると、数日前に話題にいたしました。
過去記事へのリンク

今日は、「私のお気に入り」であるアンドロイド版アプリケーションをいくつかご紹介したいと思います。

TuneIn Radio
世界各国のラジオ局を、地域別、言語別、ジャンル別に検索して聴くことのできるアプリケーション。
例えば、同じ英語のラジオ局でも、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどのラジオ局から、ニュースやスポーツなどのジャンル別に選ぶことができます。

Jazz Radio
ハードバップ、ラテン、ボーカル、ボサノバ、ブルースなど、様々なジャンルの音楽専門局を自由に選んで聴くことができます。

Country Music Radio
いわゆるカントリーミュージック専門のラジオ局をずらりと取り揃えたアプリケーションです。


JazzTube
ジャズに関する映像を、アメリカから日本のミュージシャンまで、徹底的に検索できるようにしたアプリケーション。
マイルス・デイビス、デューク・エリントン、山下洋輔など、何でもござれという感じです。

日経電子版
パソコン向けの日経電子版よりも、サクサク動いて、かつ、余計な広告がない。
紙の日経を読むのと、ほぼ同じ感覚で一面から社会面まで目を通すことができます。
パソコン版では、まだ懐疑的なところがありましたが、アンドロイド版を見て、「ああ、もう紙の新聞は要らないなあ」と私は初めて思いました。

World Newspapers
大陸別、国別に、様々な新聞を読むことができます。
Wall Street Journal, Financial Times, USA Today,Chicago Tribuneなど、読んでいると自分が日本にいるとは思えないぐらい。
Wi-Fi環境ならば、CNNやNBCなどの画像を観ることもできます。

MLB.com At Bat
メジャー球団の試合結果、選手名鑑、インタビュー、その他もろもろの情報をテンコ盛りにしたアプリケーション。

週べ今週号

週刊ベースボール今週号では、ホークスの先発投手陣の１人として、2年連続15勝を記録した和田毅くんの会心の笑顔に、真っ先に私は拍手を送りました。

投手ローテーションが確立し、かたや相手チームにはパワフルな外人助っ人が主軸を打つ。
そんな現代のプロ野球で、2年連続15勝というのは素晴らしい記録です。

加えて、和田くんは、決して恵まれているとは思えない体格のハンデ、そして度重なる故障をも克服して、このような快挙を達成しているのですから、全く頭が下がります。
社会貢献への高い意識も素晴らしいの一語に尽きます。

既にプロ入りしている早稲田OBにも、現役の野球部員諸君にも、ぜひともお手本にしてもらいたい投手が和田くんです。

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和田くんをお手本に頑張ってほしい１人が、トップアスリート入試で合格した、吉永くん(日大三高)です。

週べ今週号では、３ページに渡って吉永くんの特集記事が載っています。

東京・日野市で育ち、調布シニア出身でもある吉永くんは言います。
「東京六大学でプレーしている先輩が多く、特に早慶戦で早稲田のユニフォームを着て投げたいと思いました」
嬉しいことを言ってくれます。
(*^_^*)

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来春に早稲田の練習に参加した時、「甲子園に全く縁のない高校にも、こんな凄い選手がいるんだな」と、吉永くんは驚くかも知れません。
十分に鍛えてきたつもりだったのに、いきなり足腰がパンパンになってしまうこともあるでしょう。

それでも、決して焦ることなく、着実に前進して欲しいです。
技量においても、人柄においても、「早稲田に進学して良かった」と思う素晴らしいチームメイトに、きっと恵まれるはずですから。

野球、学業、恋愛…
素晴らしい仲間たちと共に、充実の四年間を早稲田で過ごしてもらいたいと思います。