あまり前置きは要りませんね
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しげの秀一の同名人気コミックについては、今まで日本でアニメ化され、映画化もされましたが、これは香港/中国映画として製作された完全実写版の作品です。
まず観て一番に思ったのが、あの長編、かつややマニアック
な作品を、2時間弱という物語、そしてエンターテイメント作品として上手くまとめあげているなあと感じます
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そりゃあ、漫画を読んでいる人、アニメを観ている人、そして車・走りが好きな人に対して100%満足させられる映画か
と言われれば、答えは「NO」です。でもそれは仕方ないですよ。冒頭の通り、ある程度一般受けするために「エンタ路線」に振ってる訳ですから
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まあ漫画を知っている人としては、突っ込み所満開で楽しいのではないでしょうか?
文太がかなり飲んだくれだったり、イツキがサモ・ハン・キンポーみたいだったり、中里がさっぱり系だったり・・・
また、アニメが脳裏に焼きついている人にとっては、やはりMOVEの曲
で始まり、バトルはEUROBEATノリノリ
でいってもらいたいものです。
でも、先ほど言ったとおり、それは「言いっこなし」です。
逆に、暗い峠を街燈や工事の赤ランプなどで見やすく、分かりやすくしている点や、実写ならではの車の迫力などは、良くできていると思います。
「藤原とうふ店」や、車などは、モノとしては原作にかなり忠実ですし。
監督がアンドリュー・ラウ(インファナル・アフェアーなど)を作ってる人ですから、エンタ映画として頑張っていると思います。これがハリウッドだと、「ワイルド・スピード」風に派手・クラッシュ多数になっちゃうんでしょうね~
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とはいえ、日本の漫画なんで、日本で製作して欲しかったという気もします
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ちゅうことで、鈴木杏チャンも頑張ってて70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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