ご存知、ソウルの帝王、レイ・チャールズ(1931~2004)の半生を描いた作品。
洋楽好きな俺ではありますが、俺が狂ってた時期は'70後半から'90前半くらいまで。なんでレイ・チャールズは、有名な曲を何曲か知っている程度の存在でした
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。ただ、その数曲は、なんかとっても心に残る曲という印象があります。
その程度の予備知識しかなかったので、この映画はその栄光の日々が綴られるものと思ってました。確かに栄光を得ているのですが、そこには大変な人生があったということをこの映画の大半で語っていました。
幼くして弟を亡くし、それがトラウマとなっている。そして自身は緑内障で光を奪われてしまう。
音楽に才能を見出したが、黒人故、盲目故にとまらないトラブル。そしてその曲にも賛否両論が・・・
少しずつ成功していくが、次第に心の光まで失っていく彼。女性とのトラブル、そして深まっていく薬への依存・・・
そこにあるのは、天才ではなく、一人の弱い人間なんですよね~。
その弱い部分を、隠すことなく語っている分、この映画とってもリアルです。
その彼を厳しく、暖かく育てた母親がフラッシュバックで出てくるシーンに涙が出てきます
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。
また、彼を演じるジェイミー・フォックスも語らずにはいられません。アカデミー主演男優賞を獲ったというのは知ってましたが、も~すごいです
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。俺が知ってるレイの仕草とか、全然違和感なく演じています。声も
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レイの曲も随所に出てくるのですが、歌詞がその当時のシーンを物語っているというのも、初めて知りました。
(英語分からないのは、こんな時にも確実に損してますね
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)
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「我が心のジョージア」。ジョージア州の州歌にまでなってるんですね~。
改めて決心
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。レイのCD買ってちゃんと聞いてみようと思います
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。
ちゅうことで、クインシー・ジョーンズも出てたよ~で、85点
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。
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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