理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく。
差出人不明の脅迫メール、地下に魅せられる娘、赤ん坊の瞳に映り込んだ「何か」に戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄、周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された記憶。その「家」 には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。
最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?
(公式サイトより)
「小説現代長編新人賞を受賞し、話題となった神津凛子による禁断のベストセラー小説が遂に映画化」との事です。全く知りませんでした
不動産屋さんと内見を重ねる清沢一家・・・でも、やはり自分達の意見を取り入れた家を建てる選択をする・・・この点だけは、ウチも少し似たような決断でしたね
でも、この不動産屋さんが最初からなんだか変。
甘利さんは不気味な会話をもちかけるし、本田も一見爽やかで優しそうな人だけど、ちょっとひっかかるんだよねぇ・・・
その本田の献身的な協力もあって、「理想の」マイホームを手に入れる事ができました。
でもねぇ、この家もどーも・・・
地下室にある巨大な冷暖房機を稼働させ、通風孔経由で各部屋に送風するという仕組み、それをコントロールするタブレットが設置されているのは凄い納得感あるし、セキュリティ面も強固っぽいのは分かりましたが、地下室が半地下みたいな感じでしゃがまないと入れない場所だし、そこには電灯もないし、機器操作するものもない・・・
「基本、人が入る必要がないところ」という謳い文句なのかも知れないけど、それにしても違和感はあります
このマイホームに何かがいる、何かを感じるようになっちゃってきたし、変な行動とってた甘利はなんだか殺されているし
・・・というところで、結局、俺が違和感感じた人が犯人だろうなぁ・・・と思ってたら、珍しく当たりました。
だって、彼女がこの部屋をデザインしたようなモンですもんね。
犯人がすぐに分かってしまった点は肩透かしを食らいましたが、この犯人が何でこんな事を・・・という点は、(犯人が分かるシーンの演出も込みで)不気味で怖かったですね
ラストでは、奥様まで・・・あぁ・・・悪夢は終わらない・・・
ちゅうことで、賢二の不倫ネタは、正直あまり要らなかったかなぁ・・・で、50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません