バカ犬

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2005年は日本の転換点

2005-12-28 | Weblog
アメリカにとっての9・11は、ニューヨークのWTCツイン・タワーへのテロ攻撃と、それに続く世界で唯一の超強大国家として、他を全く気にしない、傲慢な振る舞いの開始の日であった。

日本にとっての9・11は、小泉流のポピュリズムに乗って、
「政治がゲーム化」された年だった。

小泉さんは、明快に、「郵政民営化賛成か?反対か?」のみの誰にでもわかる、しかし、他のことなど全くコミットしない選挙で大勝した。
そして、若い人たちの大喝采を浴びた。

ある意味でのファシズムの底流が見えてきている。
いつの間にか、自分を誰かに委ねたいという無責任な流れの具体例が、「小泉チルドレン」であり、結果として「小泉劇場」を日本に登場させた。
これでは、今後日本は世界第二の経済大国(?)というような場所に、安穏とはしていられない時間にはいっていく。

さらに、世界をびっくりさせたのは、日本が持つと言われた美徳、まじめさ、安全、信頼が崩壊した年でもあった。
姉歯の事件が意味するところは、日本の基本的民族的特性の転換の証しでもある。

日本を、どんな国にしていくのかのビジョン構成が最初に行われなくては、このまま時間と共に流されていくことになる。
日本漂流の時代ということになるのだろうか。