バカ犬

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居酒屋タクシーに思う

2008-06-11 | Weblog
財務省のお役人たちが、タクシーの利用に当たって、タクシーの運転手からビールやおつまみのサービスを受けていたことが批判されている。なかには、商品券のキック・バックを受けていた人もいるというから、それは業務上の収賄に当たるんじゃないかと思う。徹底的に解明してほしい。

しかし、この件の騒ぎ方を見ていると、またしても問題の矮小化を図っているかのように見える。
それはメディアも同罪。

本当の問題は、お役人が残業になったら自宅まで自由にタクシー券を使って帰宅できる慣例にあると思う。民間の会社では考えられない。何とか最終電車に間に合わせようとするし、だめだったら、近くのビジネスホテルに、安い料金で泊まることも選択肢だ。時には自前だ。

役所では、これらのタクシー券は前もって各職場に配布され、職場の判断で自由に使っているようだ。なかには、知人や、友人にタクシー券をプレゼントしている人もいると聞く。私自身も、お役人との付き合いで、彼らが自由にタクシー券を利用しているのを目撃したことは度々ある。もとは税金なのだから、もっと厳密な利用管理をやってほしい。

これこそ根本の問題であって、しっかり問題提起をして税金の無駄使いを止めさせなければならない。
全官庁、地方の出先まで入れれば、かなりの金が浮くと思う。

メディアも、「ビール一本だったら、営業努力の範囲だ…」とか言っていないで、本質に迫ってほしい。
役人天国といわれる由縁でもある。そして片や老人たちが苦しんでいる。