ワールドカップと戦争
ご存じのとおり、日本はコロンビアに4-1で負けました。残念な敗戦です。
思い出すのは、試合の前に日本の選手が口々に言っていた言葉、「日本の本来のサッカーをやれば、結果がついてくると思います」。
チーム・プレーが信条の、チームのメンバーの心の状態を現わしています。
そこには、どこか、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と同じ響きを感じました。
試合は、基本的には「個人が、個人で個の敵との戦いに個人で勝」たなくては、チームプレイにつなげられません。
どこか、「みんなといつもの通りやれば…」という、気持ちがにじみ出ていると思います。これでは勝てないと思います。しかし、それしか、日本の選手にはできないのです。
個人が戦う、勝ち取るという強い心が無くては、敵の心、身体的な能力との戦いにはなりません。
今、皆の目がワールドカップに行っている間に、政治の場では、「平和憲法」というみんなで守って来たものが、安倍さんの率いる自民党というグループに攻め立てられ、完全に守勢に追い込まれています。
「普通の国」とは、他国と戦争して、自己を表現する行動をとる国です。
そこには、自分が個人で敵に相対し、その敵を殺してでも勝たなくてはならない世界が広がります。まずは、「一対一の対決で、敵を倒さなくてはならない」のです。銃剣で、相手を攻め、突き刺し、殺すという行為が存在するのです。
そんなことが出来る皆さんですか?
戦争ってそんなものです。
ちょっと冷静になって、日本の大転換を企てる強い相手と、個人で向き合い、自分の、家族の覚悟を決める時かもしれません。そんな気がします。