バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

木で鼻をくくったような安倍さんの言葉「安倍語」

2014-07-12 | Weblog

安倍さんの記者会見などでよく耳にする、常に、一言一句、全く同じ言葉で、質問に答えているのを、腹立たしく、また、記者のふがいなさを感じられてはいないだろうか。

どうしてもかみ合わない、会話。質問と応答。同じ言葉のくり返しで、本筋は隠されたまま。いたたまれない気持ちになってくる。

今回、毎日新聞 が、その事象をうまくとらえて、記事にしている。

安倍さんの質疑応答のそっけなさ、決まりきった文句を喝破しているので、紹介したい。少々長いが、読んでみてください。

記事タイトル:
特集ワイド:続報真相 集団的自衛権行使で犠牲は? なぜ解釈の変更でいいのか? 核心答えぬ「安倍語」7月11日

引用
:以下は筆者の解釈


 記者「自衛隊員が戦闘に巻き込まれ、血を流す可能性が高まるという指摘があるが、どう考えるか」
 首相「今次閣議決定を受けて、あらゆる事態に対処できる法整備を進めることによりまして、隙間(すきま)のない対応が可能となり、抑止力が強化されます。我が国の平和と安全をそのことによって、抑止力が強化されたことによって、一層確かなものにすることができると考えています」
:問題のすり替え 抽象化 答えていない

中略

外国通信社の記者も「平和を守るためには犠牲を伴う可能性もある。国民はどんな覚悟を持つ必要があるか」と尋ねたが、やはり直接の答えはなく、首相は「彼ら(自衛隊)は私の誇りであります。今後とも日本の国民を守るために、命を守るために活動していただけると確信をしております」。
:犠牲に触れる質問には正面から答えないと、決めているかのようだ。

中略

民主党の海江田万里代表。「油(石油)のために自衛隊員に命を捨てろというんですか」。少し色をなして応じた首相の言葉はこうだ。「機雷の除去は危険な任務であります(中略)自衛隊の諸君は身を危険にさらしながら日本人の命を守っているんです」「彼らに愛する家族がいることを私は知っています」。かみ合っているだろうか。
:全くすり替え 答えになっていない

中略

歴代首相の発言を分析した「政治家の日本語力」の著書がある信州大の都築勉教授(政治学)は「論点をずらすのではなく、例えば『安全保障上のさまざまな事態が想定されるから、心積もりをしてほしい』といった言い方で国民の理解を求めることが首相の役割なのでは」と言うのだ。
:国民に分かってもらおうという気持ちは全くない

中略

「私だったら、集団的自衛権による武力行使は憲法違反ではないか、と質問しますね」。そう語るのは首都大学東京の木村草太准教授(憲法学)だ。「内閣の事務を定めた憲法73条には、一般行政事務に加え、外交や条約締結はあるが、集団的自衛権が行使された場合の対外軍事活動はどこにも書かれていません」
:これこそ本当の質問 これが記者にはできない


中略

そもそも今回の憲法解釈変更は「憲法が権力を縛る立憲主義に背く」と批判されてきたが、安倍首相は「立憲主義にのっとって政治を行っていく、当然のことであります。その上で、私たち政治家はこうしたことができない現状から目を背けていいのかを皆さんに考えていただきたい」(5月15日の会見)。
">:三権分立を否定している

引用終わり :以下は筆者の解釈

どうして、記者は丸め込まれて引き下がるのか、分からない。
思い出すのは、NHKの「クローズアップ現代」

国谷さんが、やっと核心の質問をしようとした矢先、記者が割って入って、質問を封じた。

国谷さんは、
「米艦を援護すると、仮想敵国は日本の自衛艦を敵と見なして、攻撃してきませんか?」 「それは戦争ではありませんか?」という質問をしたかったに違いない。しかし担当記者が割って入った。そして、その質問が出来ないようにそらした。

記者がバカなのか、上からの指示で、安倍さんが逃げている質問には、入らせないようにしたとしか思えない。自由な発言など、出来ない世界を作り上げている安倍さんが見える。