日本の保守の黒幕の一人と言われる読売新聞の渡辺恒夫氏の「今やれば負けが少ない」との一言で始まったといわれる今回の選挙。
皆さんはどう考えているのでしょうか?
一説によると、自民党が単独で300議席を獲得して、超安定政権を作り出すとの予測がある。
こうなると、国民は、安倍さんに白紙委任状を渡したことになる。安倍さんは、自分の政治は信任されたとさらに傲慢になるだろう。
そして、どこに向かうのか?
それは、安倍さんの家系が抱える岸信介氏の名誉回復という悲願、敗戦を認めず、戦前への回帰をより強引に進めることになると思う。まずは、平和憲法の改定だろう。本人がそういっているのだから、間違いはない。日本は、間違いなく戦争のできる国になるわけだ。
でも不思議なのは、いろんな世論調査で、安倍政治に対する支持率は40%台。この事実は、何故、300議席の大勝予測に結びつくのか?
思うに、安倍さんに対する反対の受け皿がないから、仕方なく…ということだろう。
でも、ちょっと自分で考えてみてほしい。こんな図式が浮かんでくる。
代替案がない、受け皿がない ⇒投票に行くのはやめた ⇒投票所に行く人の大部分が、仕方がないと、消去法で自民に投票する ⇒自民の大勝で、安倍さんは胸を張る
アベノミクスの恩恵を受けているのは、国民のざっと20%の人だと言われている。
では、みなさんはその20%の一人だろうか?
80%の人は、アベノミクスの悪影響、円安、物価の上昇、実質賃金の低下の状況にある。僕もその一人。
百円の安売り卵を並んで買っている自分と、3、000万円もするフェラーリを買っている人がうじゃうじゃいるって、変だと思わないですか?
投票行動しか、自分を政治に結びつける方法は無い。
新しい提案として、ネガティブ投票制度 があればと思っている。
この人、この党には、マイナス(-)を投票するのだということが出来れば、受け皿がないからと、棄権することもなくなるだろう。もちろん、マイナスは、その得票数から引かれる仕組だ。
どこかの党がそうした提案を国会にしたら面白くなるのだが。
今はそんな制度は無いのだから、今は、勝たせたくない党、勝たせたくない人以外に票を入れるしかない。
昨日、この考え方で期日前投票をやって来た。結果はどうなるやら…。