BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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演劇「津軽」

2009-09-05 22:28:27 | のほほん日記
太宰治生誕百年記念公演として、金木町の特設会場で太宰の小説「津軽」のお芝居が今週行われています。
気になってたので先日美術館に行ったとき前売り券を購入し、昨日お仕事が終わってから見に行ってきました。
小説の「津軽」は読んだことはないのだけど、太宰治が津軽に帰省した折に津軽のあちこちを旅したエッセイみたいな小説らしいです。
私小説というのでしたっけ?
私の好きな地元劇団「弘前劇場」と、TVで活躍するプロの俳優さんのコラボということで楽しみにしてました。
そのプロの俳優さんとは、「渡る世間は鬼ばかり」で五月の娘婿役を演じた村田雄浩さんに川上麻衣子さんです。
生で身近で目の前でプロの役者さんの演技が見れるなんて、こっちではなかなかそんな機会がなく、非常によかったです。
私は中学生のころから「わたおに」を見てたので、後半から登場した「村田」さんもよくテレビで見てますし、そんな方が目の前で「太宰治」を演じてるのがすごく新鮮です。
また弘前劇場さんの100%津軽弁の演劇も面白いし、途中途中で登場する弘前の豊田児童センターの一輪車クラブの方々の一輪車さばきもすばらしかったです。
場所がまたよくて、野外劇で津軽鉄道の芦野公園駅の一部が舞台になっていて、本物の津軽鉄道も舞台で登場しています。
この日は雨が降ってたので野外ということもあり、お天気が心配でしたが、舞台が始まると雨もやみ、美しい満月まで出てきました。
ドライアイスのスモークと月明かりで、津軽鉄道のプラットホームがなんか幻想的な空間になってました。
こういうのを味わうとお芝居っていいなぁ(特に舞台)って思います。


劇中では太宰治たちが宴会で味わった雰囲気を観客にも味わってもらおうと、特製弁当が配られます。
これが太宰治が好んで食べたというメニューで作られているそうで、なかなかおいしかった。
中間の休憩時間に配られ、おなかが空いてたのでおいしく頂きました。
弁当がついて(お茶も)、これで前売りで2500円なら安いなぁと思います。