花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

水気耕栽培

2014年05月27日 | 研究
こちらもオウレン栽培で用いる水耕装置。
しかし先ほどのものと違い、中に水がたまっていません。
少量の養液をポンプで吸い上げては、
容器内に噴霧するというちょっと面白い装置です。
これで栽培すると根は乾燥こそしませんがむき出し状態!
つまり酸素量からいったら、先ほどの金魚ポンプとは
比べ物にならないぐらい豊富なはずで、
このような栽培は水気耕栽培と呼ばれています。
オウレンなどの薬用植物はほとんどが中国から輸入しています。
今後も安定的に利用するにはどうしても国内栽培が必要。
チームはいろいろなタイプの水耕装置をもっていますが
早く生長させたいという思いがこの装置をチョイスさせました。
従来の土耕栽培、水耕栽培、そしてこの水気耕栽培。
どの栽培が効果的なのか気長な研究が始まりました。
コメント

薬用植物

2014年05月27日 | 研究
これはチームの2年生が取り組んでいる研究。
栽培しているのはオウレンという薬用植物です。
根茎が漢方薬になるので名前は知っていると思います。
しかしこのオウレン、根茎の育ちが遅いのか
播種から収穫まで5年もかかるといいます!
そこでこのメンバーは水耕栽培で根を早く育てようと
今年から取り組み始めました。
この水耕装置はかつて卒業されたメンバーが
使っていたもので、中には金魚を飼育する際に用いる
小型のポンプが入っています。
酸素濃度を高め生長を早めるのが目的ですが
まったくの手探り状態。
当たってくだけろ精神でチャレンジしています。
コメント

ペットボトル水耕

2014年05月27日 | 環境システム科
面白いものを見つけました。
半分に切ったペットボトルの下部の中に
上部を入れて作った水耕栽培容器です。
これは環境システム科2年生の課題研究で作ったもの!
しかし彼らはガラス温室でLEDを装備した
近代的な多段式水耕栽培装置を駆使する施設栽培チームです。
なぜこんなおもちゃを作っているのでしょうか。
尋ねてみると水耕栽培の基礎を学んでいるとのこと。
どんな仕組みで野菜が養液で育つのかという水耕装置の仕組み。
どのようになると生長が悪くなるのかという植物生理。
この簡単な装置でも確かに学ぶことができます。
いくら環境要素を制御できる装置を備えていても
植物生理を理解していないとスイッチひとつ入れられません。
まずは挑戦してみて失敗から学ぶ。
ペットボトル水耕はきっと彼らの役に立つはずです。




コメント